OHSSの恐怖
11/3 採卵3日目
祝日なのでお休みでよかった。ずっと横になっていました。
とにかくお腹が張って痛いのもありますが、この日から胃痛がひどくて。
食べなくても少し痛い、食べると激痛で、さらに右下あたりのお腹が痛くて体を曲げていられない程です。
ご飯を食べると激痛になるので、食べた後は体をまっすぐ(若しくは反らせる形)にした状態でソファで伸びていました。
ネットで調べると、「採卵 胃痛」と結構あったので、採卵の後って胃痛が普通なのかな?
しかし右下腹部が痛いのが気になり、夫に盲腸かもと告げると
「盲腸だったらお前はもう死んでいる」とケンシロウのように言われ、それもそうだと納得
明日仕事できるかなーと思いながら、便秘で内臓が押されてるのかな?とも考えながら就寝
11/4 採卵4日目
相変わらずお腹はパンパンで何をしても痛い。とにかく胃がずっと痛い。
あまりの痛さにデスクに常備しているバファリンを飲みました。
が、胃痛には効かないようで。むしろ鎮痛剤って胃に悪かった気がする…というくらい改善なしでした。
この日もちょこちょこ会社のソファで横になり、を繰り返してようやく業務終了。
同僚に胃痛が…と言うと「若いと胃ガンの可能性もあるみたいだし、病院行ったほうがいいんじゃない?」と
会社の人には不妊治療について伝えていないので、明日も痛ければ病院に行こうと思いました。
11/5 採卵5日目。お腹が痛くて目が覚めるほどです。しんどい。
お昼前にセンターに行こうと決意。
ふと、便秘の可能性も捨てきれず「爽快乳糖」を飲むことにしました。
かつて友人が妊娠中これにだいぶ助けられたそうで、要は下剤ではなく乳酸菌飲料なんですね。
なので妊婦さんも授乳中の人でも飲んで害がなく、薬と違って耐性がつきにくいそうです。
友人は授乳卒業した後もコレが手放せない、と定期的に使用しているとのこと。
私は一度使った後激しい腹痛に見舞われ(お腹が痛くなりにくいと聞いたのですが)
確かにスッキリ出ますが、その後再び便秘生活に戻ってしまったので緊急の時以外は使わないようにしていました。
しかし今まさに緊急の時。一週間ほど出てないので、恐らく腸からの圧迫もあるのだろうと考えました。
牛乳に溶かして飲む粉末タイプで、味は色々ありますが私はヨーグルト味を箱買いしています。
状況にもよりますが私はこれを飲んで大体3~4時間ほどでお腹が痛くなります。
その後はスルッと出るのではなく、完全に下痢です。
でもこのお腹の痛みが解消されるならば!と耐えました。
出たらちょっと腹痛がマシになったような。
とりあえずその日は受診するのを控えました。
翌日は日曜日なのでセンターがお休みなのですが、
とりあえず週末は横になればなんとかなるので、この週末で治らないかなーとも期待していました。
張りは少しマシになったような気もしますが、胃痛は変わらず。
夕食の後はやっぱり悶え苦しんでいました。
11/6 採卵6日目
なんだか下腹部全体が痛いです。生理痛のような痛み
ずっと胃も痛いし、食事をすると右下(ここは卵巣では?)もとても痛い。
11/8に受診予約がありますが、翌日も動けないほど痛ければ早めに受診しようと誓いました。
11/7 採卵7日目
胃痛のピークです。生理痛と胃痛の激しいのが一緒に来た感じ。
胃薬を持っていたので(市販のセルベール)もしかすると胃腸の動きが悪くなっていることから起こる胃痛かと思い、毎食後飲んでいました。
いよいよ同僚に「それ飲んでもダメなら絶対病院だよ!」と言われながら。
それでも採卵翌日ほどの耐えられない痛みではなかったので、なんとか仕事をこなし
ただ座っているとお腹が圧迫されるので、デスクワークには厳しい状況です。
その日は昼食も取らず、休憩室で横になっていました。
セルベールで若干良くなった気もするし、歩けることは歩けるので病院は先延ばしに。
今日の夕食はうどんにしようと思って帰宅。
しかし立っているとお腹がキツイので横になっていました。
するといつの間にか眠っていたようで、ご飯だよーと夫に起こされて初めて目が覚めました。
その日の夕食はあろうことかパスタ。しかもペペロンチーノ…地獄です。
これ大丈夫かな?と言いながら食事
胃痛なのに食欲だけは一人前にあるのが悲しいところです。
おいしく頂きました。が、やはり激痛に見舞われました。
どうせ明日受診日だし…もう仕事帰りでいいや。とセルベールを飲んで就寝
11/8 採卵8日目、採卵後初の受診日
この日は受精卵の状態確認でセンターへ電話するよう言われていたので連絡
受精卵1個が無事5日目まで育ち、凍結されたとのこと。
よかったー!!この1個がダメだったら希望は絶たれていました。
以前培養士さんの説明で「凍結できた受精卵は生命力が強い傾向があります。
これは凍結できたので強いということではなく、凍結できるほど強い受精卵だということです」
と言われていたので、移植もうまく行くんではないかと一気にルンルンになりました。
その際体調について再度確認があったため胃痛がひどいことと、卵巣に当たる部分がとても痛いことを告げました。
受診します?と聞かれたたため、今日がもともと受診日なのでと告げて終話。
その後なんとか仕事を終えてセンターへ。
ネットで色々調べると、やはりOHSSの影響で腹水が溜まったりするそうで。
あまりに腫れが酷ければ内診の時に先生がわかるだろう、と説明なしで内診。
今日の先生はあろうことかあのテキパキ女医でした。失敗した
「右の卵巣腫れてますねー。ちょっと腹水もあるかな」との言葉
てっきり何か処置されるのかと思ったら、これが普通ですとの冷たい一言。
こんな痛みが普通だったんだ…みんなこんな痛みに耐えてるの?
しかも「あと2~3日がお腹の痛みピークです。それを過ぎれば治まります」と
そんなに長く続くの?この腹痛10日くらい続くわけ?
やっぱり人工的に卵を育てるって、こんな弊害があるんだ。。。
あまりにも私が痛い痛いと繰り返すと、「念のため血液の濃さを確認しましょうか」と
え…それって。。。
採血です。再度採血。また血を抜かれました。
もう慣れましたけどね(痛みには慣れないけど)。ここに来たら血を抜かれると思っておけばいいんですよね←ヤケクソ
血液検査の結果は15分ほどで出るので、と中待合で再び待機
濃度を調べるって?血の濃度が濃かったらどうなるんだろう?
10分強で早々に呼ばれ、再度診察室へ。
濃度に問題はなかったので、大丈夫です。と
あと2~3日もしたら痛みも治まるし、そのころ生理が始まりますから。と説明
え、もう生理来るの?と思ったら、採卵後は生理が来るのが早いらしく。
通常採卵から10日前後で生理がきて、
私のように卵巣が腫れている場合はその生理を待って、移植する日スケジュールを決めていくそうです。
生理開始12日目くらいに受診してください。スケジュールを決めましょう。と言われました。
早い人だと採卵翌日や翌々日に生理がくる人もいるそうです。すごい
胃がすごく痛くて、食後さらに痛くなって背中を丸めていられないと告げると
「一応胃薬出しておきましょうか。もし心配なら胃の検査しておかれたらどうですか?
いいことですよー妊娠前に身体の検査しておくってことはね」ととってもコワイ作り笑顔で言われました。
さらに「若い方だと胃ガンの心配もありますからね」とサラッと言われてもっと恐怖
先生が言うには食後卵巣あたりが痛くなるのは胃が膨らんで臓器が押され、腫れた卵巣を圧迫するため痛くなるんだろうと。
卵巣・子宮に異常はないのであとは胃の問題じゃないですか?と
ついでに先生に痔が悪化したのでそれを治してから次の段階に進みたい、と言うと
「どこか通ってる病院あります?もしまだなら、隣の産婦人科にも3人ほど先生いますので
受け付けで聞いてみてください」
とすごく怖い作り笑顔でニッコリ営業をされ、この女医に対しての不信感MAXでした。
お尻の治療するなら、名医のところでしたいし!!
結局その日は胃薬だけ処方。
この日胚の凍結代金も一緒に支払わないといけなかったのですが、
凍結の技術料+保管料+ストロー代金
このストローを何本使うかで金額が変わってくるのですが、
我々は1個だけ受精卵になったので合計25,000円ほどでした。
ストローに何個乗るのかわかりませんが、多くできれば2本使う方もいらっしゃるそうで。
そしたらもう1本を次回の移植に、なんてこともできるんでしょうか。
ストックがあるのは羨ましいですね。。。
帰宅途中ふと思ったのですが、要はこのお腹の痛みは生理がくれば治まると。
確かに先生にもらった「OHSSとは」という紙にも「月経が来ると治ります」とありました。
卵子が増えるとエストロゲンが大量に分泌され、腫れや腹水がひどくなり
それによって血管内の血液が凝縮されて血栓が起こりやすい状態になるそうです。
だから血液検査をしたんですね…
でも待って。生理がくれば治まるけれども、その次には新たな痛み(生理痛)が起こるということで…
しばらく腹痛には悩まされそうです。
卵巣に異常なしということが分かったので早くお尻の病院行かなきゃ。。。