無精子症夫と挑む不妊治療~妻記~

無精子症であることが発覚した夫と私の不妊治療記録です。ほぼ私の記録です

採卵より痛い!

翌日になっても痛みは治まらず、むしろどんどんお尻が痛くなってきた…

前日のものとは比べ物にならないほどの痛み

やはりゴム部分が降下してきたに違いない。

座り仕事なのでずっとお尻の位置や体勢に悩まされ、激痛ではないにしろずっと同じ姿勢はさすがにつらい

ツラすぎで何度も席を立って歩いていました

(立ち止まったり座ったりは痛いけど、なぜか歩き続けていると緩和される)

そういえば前日帰り際に「軟膏はまだある?それ使って」と言われたので

こういった事態に備えて軟膏が処方されているのか!と職場でぬりぬり

が、一向に痛みは治まらず。

翌日まで痛いものなんだろうか?

どうやらよっぽど変な座り方をしていたようで、同僚から腰が痛いの?と聞かれ

後でこっそり痔の治療について説明しました。

女性というものは8割方痔に悩んでいると思っていたのですが

この同僚は痔とは全くお付き合いがないらしく、

昨日受けた治療方法について説明している時も「未知の世界!」と目を丸くしていました。

そうなの?身内にもいないの?

どっちかというと、自分のほうがメジャーだと思っていたのですが

意外と痔について知らない人もいるんだと、痔の認知度について偏りを感じました。

 

翌日――病院はお休みの日

昨日よりも痛い。

トイレ行きたいな。と思うものの痛みのほうが強く、悶え苦しんだ挙句全く出ない

そんな前日を過ごしていたせいで、トイレに行くことが怖くなってきました。

前日は寝る際にもとっても痛くて、お尻がずっとじんじんした様子。

ネットで横向きになると痛みが緩和する。と書いてあったので足を曲げて横向きに寝ていたのですが

ちっとも痛みは治まらず。うんうん唸りながら寝ました。

普通にトイレ(小)に行っても痛い。。。

お尻を締めれば締めるほど痛いです。

引き上げるイメージのトレーニングを昨日まではやっていましたが、

どんどん痛みが増すのでやめました。

原因が何かわからない限り、何をしても痛いみたいです。

どんなに頑張っても明日しか病院行けないし。

とりあえず今は耐えるしかない。

こんな耐えるしかない状況つい最近も体験したな…と思ったら

採卵後の腹痛に悩まされた時と同じ状況でした。

2016年後半は痛みに悩まされ続けています。

帰宅してもずっと痛い痛いと繰り返していると、夫に病院へ行くよう言われました。

行けるもんなら行ってるわい!!休みなんじゃ!!

ただ、のたうち回るほどの痛みじゃないことが災いな気がします。

もっと激痛であれば別の病院に駆け込むこともできたんでしょうが

なんとか日常生活をこなす程の痛みだったので、

翌日までガマンしようという心理が働いてしまったのですね

どうしたってしょうがない。結局この日も辛い夜を迎えました。

家のトイレで少し頑張ってみたものの、やっぱり痛すぎて耐えられませんでした。

痛すぎて出せないなんて、こんなツライことあるんだろうか。

ゴムの施術についてこんなに痛いケースがあるのかネットで調べると、やっぱり痛くないのが通常のようで

先生は「2、3日でイボが小さくなって便と一緒に出る」と言っていましたが

ネットでは「1~2週間ほどでイボが欠落する。落ちる際少量の出血を伴う」と書いてありました。

え…出血があるの?そんなこと聞いてない!

ていうか先生、2、3日なんて本当なの?

募る不信感…

 

翌日。午前中休んで受診することも考えましたが、前週に急遽帰省のため休暇をとったこともあり

なかなか休むには厳しい状況でした。私の心理的

どうにか痛みを飛ばす座り方をマスターし(適応能力とは素晴らしい)仕事を続けました。

昼食後。どうにもトイレが我慢できなくなり。

お腹が痛くなってきたので恐怖だったんですが、お尻と戦うことに決めました。

激痛は必須なので(声が出るであろう程の痛み)普段は誰も使わないフロアまで移動。

お腹が痛くて出したくてたまらないのに、お尻が痛すぎて出せない。

でも今日病院に行こうとしてるのに、先生が診た途端ガスが出て恥をかくという事態だけは避けたかった。

なんとかできるところまでやってみよう、とチャレンジ

…予想以上の痛みでした。

この日は少し暖かかったこともあり、トイレの中で大量の汗をかき

痛みのあまりうめき声が漏れ、涙が出てきました。

トイレで痛すぎて泣くなんで、生まれて初めての経験です。

しかも職場で…

30分ほど格闘したのですが、これだけ頑張っても少ししか出ませんでした。

ゴム部分が外に出ることを恐れたせいだと思います。

泣きながら、もうこれは無理だと悟り、トイレを脱出

トイレで頑張ったせいで悪化したお尻を抱えたまま、

残り3時間ほどの就業時間を指折り数えて待っていたのでした。

 

エレベータに乗っている際、病院の名前が「消化器科」となっているのを見て

もしかしたら胃も診てもらえるかも、と期待。

消化器内科じゃないからダメかな?とりあえず診察終わったら質問してみよう。

いくつも病院増やすより、一つで済めばラクだし。

病院の受付締め時間は18時。かなり早歩きでギリギリ間に合う時間です。(勤務路線から少し外れているため)

病院に着くなり受付の女性が「こんにちは」の挨拶もなく、いきなり後ろにある時計を確認したのを見逃しませんでした。

18時数秒前なのを確認してこちらに向き直り「こんにちは」と言ったあの受付嬢。許せん

お尻が痛い中早歩きで耐えて(既に歩くのも痛い状態)ギリギリ間に合うように来たのに

時間くらい見てるわ!失礼極まりないなボケ!

と叫びたい気分MAX

正直お尻以外のことに神経を使いたくなかったこともあり、グッと我慢して待合室へ

この日は金曜日だったこともあり、いつもの倍。つまり2時間待たされました。

やっと自分の番になり、先生に「あれからどうですか?」と聞かれ

普段ならこのまま荷物を置いて診察台に進むのですが、先生から聞かれたので説明しようと思い

先生の前にある椅子に座って「この前施術された後から違和感があって、帰宅してトイレに行ったら痛くなって…」

と話した途端、その医師が

「うん、だから診るから」と一言。手で診察台を示す

いや、聞いたのアンタでしょうよ。先に診るなら聞かないでよ!とあらゆるものに怒りを感じていました。

下着を脱ぐ間看護師さんが「痛みはどんな感じですか?今も痛いですか?」と聞くので

今も痛いです。ずっと痛いです。痛くない時間なんてないです。と答えると

「え、今も痛いんですか?」と聞かれました。

今も痛いから病院に来たんですけど…痛いはずないんですか?とは聞けなかった。

いつもだったらなるべく看護師さんに見えないようにゆっくりお尻からソロソロ移動していくんですが

もうお尻の痛みがひどすぎて羞恥心なんてどこへやら

下半身が見えようがどうなろうが気にせず痛みの緩和優先で移動していました。

すぐ先生が来て内診を始めますが、

「どれどれ?ああ~キレイなもんじゃないですか。うんうん順調だしね」の言葉に絶句

こんなに痛いのに?どこ見てるの?この痛みは一体何?の嵐

「あ~もうこんなに小さくなってるよ。ゴムももう外れてるしね」

え!ゴム外れてるの?じゃあますますこの痛みって何?

と同時にネットで1、2週間というものより明らかに早い経過に驚きました。

が、先生が内診する間ずっと痛いんです。声が出ないほどの痛み。

こんなに痛いのに、そんな呑気な声で結果伝えられても…

内診しながら先生が「今で2日目でしたっけ?」と聞いてきましたが

痛すぎて本当に声も出ませんでした。激痛で声が出ないなんて。

ていうか先生、2日目のワケないじゃん!と心で精一杯ツッコミを入れる。

すると先生「もう小さいからね、〇〇しましょう。ちょっと痛いよ、ガマンしてね」

え…何?

するとお尻の内部に走る激痛!!!!!

今までの痛みなんて比じゃないほどの痛みが襲ってきました。

これはさすがに声が出ました。「痛い!!いったたたたたた!!」

恐らくこの声は待合室に響き渡ったかと思われます。

しかもこの痛み一瞬じゃなく少し続きました。「もうちょっとだね」とか何とか言って。

果たして何をしていたのかは分かりません。

とにかく生まれて初めての痛みだということはわかりました。

採卵とどっちが痛いか考えてみましたが、瞬間的な痛みはこちらのほうが痛かったです。

まさか短期間でこんな激痛を再び味わうなんて思ってもみませんでした。

痛みのあまりこちらは抜け殻のようになっています。ピクリとも動けず

診察された姿のまま横たわっていると、先生がこちらにまわってきて

「イボもすごく小さくなってますよ。前の時は親指くらいだったのに今は小指ほどもないよ」と

そのイボをどうにかしたみたいです。

「今回のは痛かったけど、次のはもうこんなに痛くないからね。痛い思いさせてごめんなさいね」

と心にもないセリフを吐く医師

おいオヤジ!本当だろうな?こんな痛み二度とゴメンだぞ!

ていうか何で今回こんなに痛かったんだ?オヤジ!

と心の中でずっと叫んでいました。

先生が去った後看護師さんが「今回処置した際出血がありましたのでガーゼ当ててますけど

帰宅したら取ってもらって大丈夫ですからね」と

ガーゼ?どうやって?ガーゼ部分を触ることもできず。

とりあえずズボンを下ろした姿のまま診察台に座り、羞恥心は相変わらず飛んだままの状態で

「このままパンツ履いていいんですか?」と不思議な質問をしてしまったほど放心状態でした。

隣の部屋へ戻ると相変わらず早口でまくし立てる医師。

次回からはこんなに痛くないから、と繰り返し「この痛みもどんどんよくなります」とさえ言う

再び「本当だろうなオヤジ!?」と言いたくなりましたが我慢して「本当ですか?」とだけ言いました。

「ええ、ええ。もうどんどん良くなります」胡散臭い…

トイレをするのも痛いんですけ…「じゃあ便を柔らかくするお薬出しとくしね」

すごく痛くて…「痛み止めも出しとけばいい?」と全て食い気味で答える医師

いや、こっちに聞くんじゃなくてよ。ていうか痛み止めってこの痛みにも効くのか?

とにかく激痛に呆然とした状態が続き、痛みがこれ以上続かないことを確認して

戦い終えた兵士のように待合室へ。

しかしお尻の激痛は変わらず。座れません。

呼ばれるまで立った状態でコートを着て、お財布を出して待っていました。

一体「痛みはどんどん良くなる」のはいつのタイミングなのか。

信じられないほど痛いです。ずっと痛いです。このまま痛みが消えないのではというくらい痛い。

薬局で薬を待つ間もずっと立ちっぱなしでした。

人と話すのも辛いほど意識がお尻に持っていかれて、とにかく早く薬を受け取って帰りたかった。

処方されたのはマグミット錠でした。確か姉が妊娠中これを飲んでいたような…

下痢をするようなら減らしてくださいと言われましたが、

とにかく今はどんなに緩くても出ればいい。下痢だろうが何だろうが1回目は出て欲しい。

駅までの距離は通常の速さで約20分ほど。

お尻が相変わらず痛いのでそちらに神経を注ぐと、必然的に下を向いたような恰好になります。

でも早く家に帰りたい。もう歩き方とかどうでもいい。

倍くらいの時間をかけてなんとか駅までたどり着き、電車に乗りました。

椅子に座れないのでガラガラの車内でも立ったまま最寄り駅を待ちます。

ガラスに映った自分の姿を見て唖然としました。

診察台から降りた時の状態のまま髪の毛を整えていなかったので頭はぐしゃぐしゃ

お尻が痛いのでお尻を少し突き出した状態で、肩を丸めてガニ股で下を向いた状態の自分

あまりにもゴリラそっくりで衝撃でした。電車にゴリラが乗っている…

でもお尻は痛いし、背筋を伸ばすことも無理。

結局ゴリラの格好で家まで帰り着きました。

帰り着いた頃には少しお尻の痛みはマシになっていましたが、それでもまだ痛い。

医師の言う通り、明日・明後日と良くなることを信じて食後に痛み止めとマグミット錠を飲みました。

 

ゴム処置の当日、こんなに簡単なら不妊治療と平行してできるとか考えていた自分、甘い。

ゴムのせいでこんなに痛い思いをするなら、やっぱりイボを全部取ってからしか不妊治療再開できない…

ちなみにあの激痛の間、医師が何をしていたのかサッパリわかりません。

あの後処置の説明がなかったからです。この後は痛くないよと言うばかり

一体何が行われていたのでしょうか?

私が思うに、小さくなったイボを潰したが切ったのではないかと思うんですが…

どちらもとても痛そうな想像はできます。

すごく気になります。というか、この地域の医師は説明不足すぎます。不信感募ります