無精子症夫と挑む不妊治療~妻記~

無精子症であることが発覚した夫と私の不妊治療記録です。ほぼ私の記録です

手術ミス?

ちょっと気持ちの整理ができず、しばらく控えていました。

我々夫婦の不妊治療、少しずつ別の方向へ進んでおります。

 

 

2017/2/21 夫が前回の検査結果を聞きに病院を受診

右のタマに逆流が認められるため、やはりこちらにも静脈瘤アリとの結果

そして、精子は検査しても発見できませんでした。

静脈瘤の手術を受けたのに症状が改善されていないという結果に

夫はかなりのショックを受けたようでした。

泌尿器科の医師が言うには、

静脈瘤手術の際精管を傷つけた可能性も考えられるとのこと

それって…手術ミス?

手術したのに悪化したとかある?

難しい手術とは聞いていましたが、この先生の見解に私も衝撃を受けました。

医師ははっきりとミスとは言わなかったものの

状況から考えて、精管を傷つけた可能性もなくはないと言っていたそうです。

(手術したのは以前通っていた泌尿器科なので、今回の病院とは違うところです)

術前契約書みたいなのにはそんな文言はなかった覚えがあるのですが

HPにはしっかり記載あったそうです。

なので医療ミスとは言えない…?

どういうことなのかよくわかりませんでした。

とにかくこういった可能性があるものの、

訴訟に進んだり原因を解明することに労力を使うのは現実的ではないと

キッパリ医師に言われたそうです

それよりも、子供を授かるための道を選択するほうが賢明だと

 

夫は泣いていました。

無駄な手術だったこと

原因はわからないものの泌尿器科をその後何度も受診していたのだから、

その可能性も考えられたこと

それを医師が説明しなかったことが悔しいと言っていました。

既に静脈瘤の手術を終えて1年半経過しています。

仮に精管に傷がついていた場合、もっと早く処置していれば

精路復元の方法もあったのではないか

しかしこれだけ時間が経ってしまった今、癒着が進んでいるため不可能だろうと

静脈瘤の手術をした場合80%の確率で改善が見られます。

もしかすると、夫の場合は残り20%に該当していたのかもしれません。

でもどちらにしても、術後の経過が良くないのであれば

その可能性を説明する義務もあったと思うんです。

そんな説明がないままとにかく「タマを切れ」と言い続けたそこの医師

夫の不信感はMAXでした

精管の可能性も考えられたのでやたらとタマ切りを勧めてきたのだろうと

夫は悔しくてたまらないみたいです。

実際傷跡も痛いようですし、ただただかわいそうで仕方ない。

その涙の理由が、手術に対してということではなく

私(妻)へ普通の幸せを与えられない。ごめん、と繰り返し泣いていました。

やるせなかったです。

 

唯一の救いは新しい病院の先生が、こちらの気持ちを最大限考慮してくれて

とにかく新しいステップへ進むために色々手を尽くしてくださったことです。

夫はその結果を聞いた時、ショックで言葉を失っていたようです。

(これは後日2人で病院に行き、今後の治療方針を相談している時にわかったことです)

とにかく、今後の治療方針を決めるに当たり

奥様と一緒に受診して欲しい、夫婦双方の考えをきちんと確認しておきたい、と

次回は夫と2人で病院へ行くことになりました。

 

こうなった以上、恐らく私達夫婦には

精子を睾丸から直接採取する方法しか残されていないのだと思います。

夫には再度手術を受けてもらうことになりますが

とにかくすべての可能性を試したいという夫婦の意見は一致していましたので

次回方針を決め、またスケジュールが組まれていくことになりそうです。

 

思ってもみなかった結果だったので、悲しいというよりは呆然という状態です。

静脈瘤手術の結果こうなっていることから、右のタマの手術は不要となりました。

それよりも最短で最善の方法をというのが先生のアドバイスです。

確かにこの状態でさらに30万かけて手術するのは意味がないですしね。

実際睾丸から精子を直接採取する手術はかなり高額のようです。

いくら補助が15万出ると言っても…

つくづく無精子症が難病と認定されないか、考える日々です

 

 

 

※ブログを始める際に決めたことですが

不妊治療に関して横文字は使わないようにしています。

実際不妊治療の過程で医師から横文字の説明をされたことはないですし

不妊治療に進もうと思った人にとって横文字は混乱するだけだと思ったからです。

実際私が不妊治療について調べていた際、横文字だらけで

その意味を調べる手間がかかり辟易した覚えがあります

現在治療進行中で勉強中の人だったらわかると思うのですが、

あくまで将来的に悩んでいる方の一例になればと始めたブログですので

ネットでよく見かける横文字の治療法は今後も使用しません。

実際皆さん病院で横文字の説明されてるのかな?

混乱するだけだと思うんだけど…

なので私は今後も「タマ切り」とか「睾丸から直接採取」とかの表現が多くなりそうです。

唯一OHSSについては書きましたが、病院からはこの言葉で説明はありませんでした。

血液濃度が~という説明だったので。

まわりくどくてスミマセン…