読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

無精子症夫と挑む不妊治療~妻記~

無精子症であることが発覚した夫と私の不妊治療記録です。ほぼ私の記録です

不妊治療で初めて相談できた日

2017/2/24 夫婦で泌尿器科に行ってきました。

先生からは現状の説明後、

今後の方針について話し合いがありました。

先日の夫からの報告で

手術ミスという言葉がかなり深く残っていたのですが

先生からはもちろんミスという文言は一切出ず。

精液検査を行っても出ないという現状で、

何が考えられるかを説明してもらいました。

もともと数が少なく、改善を見越して静脈瘤手術をしたのに

全く改善が見られなかったこと

改めて精液検査をしてみても、

やはり死んでいるものさえ見つからなかったこと

これを総括すると、

作られた精子が通る道(精管)に何か問題があるのではないか

何らかの影響で手術の際に傷が入ってしまったのか

若しくは炎症によって精管が狭まれてしまった場合でも、

精子は出なくなるそうです。

精管というのはとても細い管で、

少しの狭まりでも出なくなってしまうのだとか

ヘルニアの手術なんかでは

稀に精管を傷つけてしまうことがあるそうです。

しかし、静脈瘤手術では滅多にないのだとか。

あるにはあるけど、まず考えられない

というようなことを言っていました。

この辺に関してはわかりません。

本当に滅多にないことなのか、それとも何件かはあるけど

泌尿器科業界(?)としては問題にしたくないのでそういう風に言うのか

それはもう専門家のみぞ知るところです。

 

もう一つ、精巣の上のほうにある精子を作る部分が細菌に感染して炎症した場合でも

精管が通らなくなってしまうそうです。

まず考えられるのがクラミジア等の性病ですが

「ご主人の名誉のためにも断言しますが、性病はありません」

とハッキリ言っていたのが面白かったです。

もちろん検査で異常ナシだったので

性病持ってないことも知ってますし、

疑ってもいないので大丈夫なんですが、

やっぱり性病で炎症を起こして精子が出ない

というパターンは結構あるそうです。

そう考えると、検査結果を告げないといけないお医者さんて

なかなか大変だなと。

心中お察しします、という感じになりました(笑)

その次に幼少期の病気(高熱)など

これは大きな病歴がないので除外できます。

そして結核大腸菌などからも

精巣が炎症してしまうこともあるそうです。

結核はかかったことがないんですが、

何らかの原因で炎症を起こしている場合もあり

この可能性もまず考えられるので、次回の検査までに

一つずつ考えられる原因を潰していきましょう、

という先生の言葉にホッとしました。

今さら炎症が原因とは思えないのが本心ですが

やはりタマを切るとなると納得した上で挑みたいので

とにかく「タマを切れ!」というよりは

現実的なアプローチだなと思いました。

多分その不信感を夫が懇々と訴えていたんでしょうね。

他にもリンパが滞っていたりすると精管が詰まる原因になるそうです。

また、たとえ精管が詰まっていたとしても

通常の人であれば左右双方で精子が作られるため、発見されないことも多く

もともと数の少ない人だと精管に問題があればすぐ出なくなるので

それで少ない人で見つかりやすいという結果になるそうです。

とにかく次の検査までには

今の状態よりも良い状態で検査を行いたいので

一週間(だったと思います)抗生物質を服用し、ビタミン剤も服用し

万全な状態で精液検査を行い、その上でまた方針を決めましょうと。

 

診察室に入って、夫の状態について軽く説明があった後

私の方針はどうなのか?と確認がありました。

現在不妊治療を受けているセンターの院長と

泌尿器科の先生は旧知の中らしく

センターの状況などもよくご存知だったので、

色々な説明が省けて簡単でした。

年齢的なこともあり、卵子の劣化を恐れているので

できれば今のうちにストックをたくさん作っておきたいこと

前回の採卵では胚凍結に進んだものが1個だけだったこと

採卵までの過程(その後も)がかなりしんどかったので

少しでも年齢が若いうちに採卵を終えてしまいたいこと

などを先生に説明しました。

さすが不妊治療で受診される方が多いらしく

採卵の痛みや辛さも先生はよくわかっていたので

卵は一つでも無駄にできない、ということを強調して言っていました。

そうなんです。あんなに痛い・パニックで死にそうな目にあったのに

結局1つだけしか実らなかったことがかなり私には堪えていました。

それでも1つできたので御の字なんですが…

そこで先生に「グレードはどのくらいですか?」と聞かれ驚きました。

胚にもグレードがあるので、センターに直接確認してみたほうが良いと

知らなかった!グレードなんてあるのね。

ただ単に5日目まで順調に進んだので凍結しました、

という事しか知らなかったのですが

実は凍結の際そこまで教えてくれる病院もかなりあるのだとか

そう考えると、グレードの高さは期待できないなと覚悟しました。

電話して聞いてみなきゃ…

そして、

「ストックをできるだけ多く作っておきたいという奥さんの意見は

非常に理に適ってる」

と繰り返し言われました。

まあそれしか考えてないので他の選択肢はないんですけど

改めて先生に肯定されると「これでいいんだ」と自信が持てました。

あの一つを早く移植したほうが良いのではと色々悩みましたが

やっぱりストックをたくさん作っておきたいのが希望なんですよね。

採卵までに夫の精子が取れるのを待たなきゃいけない、とか

そういったことを考えながら予定を組むのはけっこう心理的負担が大きいし

あまり言うとストレスになってさらに精子が出なくなる可能性もあるし

何より夫の傷が深くなるのも困りますし

やっぱりタマを直接切って精子採取するのが最短の道なのかな…

 

もちろんタマを切ることになったとしても

精子が取れた、それで終わり。では意味がない

一つずつ健康状態をチェックして、

その上で自信を持って送り出せる精子のみを凍結(受精用)に使う

ただ数を取るんじゃなく、質をきちんと厳選することが重要だと

先生が繰り返し言っていたのが印象的でした。

そうか…ここまで精子が発見できない私達には

とにかく精子が取れれば万々歳で、

その中からうまくいってくれれば。くらいに思っていたのですが

そりゃそうですよね。

直接採取するならできたてのもの(?)が選別できるんですから

なのでチェックしながらの採取だと60分ほどかかるそうです。

採取しては顕微鏡でチェック、という作業が必要になるので。

命を授かるってつくづく大変。。。

 

色々な可能性と、その対策、結果によっての今後の方針

それをしっかり説明してもらえてよかったです。

あとは、手術をしたのに精子の採取状態が改善されなかったことについて

先生がしつこいくらい「ショックが大きかったと思いますが」

と繰り返していたのですが

正直、私はミスか?という夫の言葉も聞いていたし

今後はタマを切るしかないんだろうなと覚悟していたので

そこまで改善しなかったことにはショックはなかったです。

やっぱり当初その結果を聞かされた時の夫のショックが大きかったようで

言葉を失くすくらいのショック、という事を言っていたので

夫はかなり先生の言葉に衝撃を受けたみたいですね。

ミスだと言い張ってましたしね。。。

先生も最大限配慮して、私や夫を気遣う言葉が多かったです。

夫はまだそのショックを引きずっていると思いますが

私としてはケロリとしています。

実際タマを切るのは夫なので負担が大きいけど

直接採取すれば良質な精子が取れるかも!!

採卵もあと2回、若しくは1回で終わるかも!と

明るいことばかりを考えています。お気楽すぎ?

 

先生が精管の状態について説明した際リンパという言葉が出て来たので

何か質問ありますか?と聞かれた際

「リンパの流れが原因なら、

足の付け根をぐりぐりマッサージすれば改善する可能性があるのでは?」

と聞いたところ、先生が答えにくそうに

そのリンパとは違って…と説明していたのが笑えました。

夫が「もっと内部のリンパだから、リンパマッサージとはわけが違うよ!」

と恥ずかしそうに言っていたところで、先生が朗らかに笑い

あれ、リンパなのに違うんだーと思いました。

足の付け根のリンパなんかは下半身・主に足に対して効果があるので

残念ながら精管なんかとは違う箇所なんですよ、と説明があり

なんだかすごーくすごーく恥ずかしくなりました

結局みんなで大爆笑(笑)

薬を一定期間服用後、次回の精液検査の予約をして終了。

この日のお会計は確か2,000円くらい?だったと思います。

私が到着するまでに確か夫が精液検査してたと思うんですが

それはいつ支払ったのか?1万くらいすると前回聞いていたので

前回支払ってたのかな?謎です

とにかくここにきてすごく気分が晴れました。

今まで誰にも相談できず、専門機関でも相談に乗ってくれなかったので

ネットなんかの情報に頼るしかなかったのですが

初めて相談できたのがこの泌尿器科でした。

それもあって、すごく今後の治療が明るく思えてきました。

夫は手術するかもしれないので、彼の心情は不明ですけど…(笑)

 

 

余談ですが、こちらの泌尿器科ではEDの治療も行っているそうで

若い人から中年男性まで、幅広い方が受診されていました。

街中にあるし、多くの病院(クリニック)がテナントとして入っているビルなので

受診しやすいという点もあるんでしょうね。

ちなみに私のお尻の病院もこちらと同じビルでした…

またここに来ることになるとは。。。

 

さて、次回までに夫にはガンガン薬を飲んで備えてもらいましょう。

耐性ができてしまうので抗生物質をあまり飲まないでと、

先日薬剤師会から通達が出されるとかニュースで見た気がしますけど

炎症のため、ここは頑張って飲んでもらいます。

ちなみに私は抗生物質飲むとモノによってはお腹を壊すので、できれば飲みたくない派です。