無精子症夫と挑む不妊治療~妻記~

無精子症であることが発覚した夫と私の不妊治療記録です。ほぼ私の記録です

初・移植日

薬が…全く合わないようです。

そりゃホルモン剤だから体に何らかの影響があるのは理解してますけど

(夫で経験済み)

まず体全体がものすごくダルいのと、下痢をします。

この下痢のせいで完治したはずの痔が再発しました。

なぜ痔が発覚したかというと併用している坐薬のせいです

坐薬を「大体人差し指の第一関節付近まで入るくらい押し込む」と説明され

毎回ぐぐーっと押し込んでいるのですが

押し込んで肛門の奥の広いところに薬が入った!

と感じる辺りに指が降れるとめちゃくちゃ痛いのです。

人差し指の感覚からすると、イボがある様子…

私は今まで痔というものは便秘でできるのかと思っていましたが

頻繁な下痢でもできるんですね。初めて知りました。

あまりにも体がダルので姉(薬剤師)に薬の写真を添付して聞いてみると

やっぱりルトラールは5%以上の人で発疹と下痢の症状が出るそうです

5%?そんな少ないの?ホルモン剤だから影響は出やすいよ。って

頭や心臓・手足が痛ければ要注意らしいですがそれはナシ

以前飲んでいたデュファストンよりもルトラールのほうが強いそうです

それでか…ニキビもどんどんできるし、

とうとうニキビの親玉みたいなのもできました。もうオデキ

とりあえず5日だけだし、ちょっとだけ我慢するか…

 

 

2018/3/19 移植日当日

この日はお休みを勝ち取ったので家でゴロゴロ

15:10には尿を溜めた状態にしないといけないので

トイレをいつから我慢すれば良いのかの戦い

が、二度寝したせいで起きたのは12:30!!ヤバイ!!トイレが!!

慌ててご飯を食べ、超特急でトイレを済ませる

13:10の予定通りにセンターに電話をして融解状態の確認

「順調に解凍できてますので、予定通りお越しください」

希望通り孵化補助法とヒアルロン液の準備しております。とも言われました。

センターには14:50までに行けば良いので、

その間に水分取れば溜まるだろうと思っていましたが

全然トイレに行きたい気配がない。。。

トイレをどうしようかと思っている間にあっという間に出発時間

この日は天気が良ければ自転車で行こうと思っていたけど雨で断念

センターの提携駐車場まで行くとどこも満車で焦る。

3周目でようやく目の前の夫婦が駐車場を出て行きなんとかスペースを確保

やっぱ雨だからみんな車で来るよね。。。

ちょっとだけ待って即採血。痛い…

トイレは行かないでくださいね、と再確認

実はこの時点で尿意がキンキンでした。移植の時出たらどうしよう

と心配するレベルのキンキン具合です

その後カルテを持って上階へ移動

インターホンを押して名乗るとすぐ看護師さん(培養士さんかな?)が出て来て

尿は溜まってる状態ですか?とまず真っ先に確認されました

はい、とは答えたものの

トイレのタイミングを明らかに間違えたことで頭がいっぱい

移植の時どれくらい衝撃があるのか?まさか途中で出ることは…ないよね?

当日は着替えるところがないので絶対スカートで!と念押しされていましたが

採卵した時と同じ控室(今回はちゃんと壁がある場所です。簡易ではなく)

に通され「ショーツを脱いでそのままお待ちください」と言われ待機

こんな部屋があるなら、ズボンで来て当日ここで履き替えても良かったなぁと

ちなみに靴箱に入らないのでブーツは絶対ダメと言われていましたが

この日は雨だったせいでとりあえず長靴で来て、

車の中で履き替えました。ショートタイプの長靴なら入るかも?の高さでした

でもきちんとみんな言いつけを守っていて、

ショートタイプのレインシューズや通常のスニーカーで来てる人が多かったです

この日はそんなに寒くなかったのですが一応タイツを履いてきてて

移植時裸足だと冷えたりしてよくないかな?と思い靴下も持ってきました。

最初はそんなに寒くもないし別に裸足でいいか、とも思いましたが結局装着

隣の控室では、まさに今移植を終えた方が培養士さんから説明を受けていて

その時に「次回診察に来てもらうのは2週間後です。ご予定大丈夫ですか?」

と聞くと、その方は「多分大丈夫と思いますが…もしいっぱいだったら?」

「もう日にちは決まってますので、今すぐ予約入れてもらってもいいですよ

今すぐのほうが希望のお時間取れるかもしれません」と言っていました。

ナニ?2週間後は絶対なのか?とそれを聞いて即予約を入れました

運よく2週間後の4/2は相性が良いO医師の診察の日でしたラッキー♪予約完了

少しして培養士さんが移植の説明で入ってきました

「こちらが今回移植予定の胚の様子です。順調に解凍できています

凍結前とほぼ同じ状態まで戻ってきています。

この辺がじわじわと細胞が出てきてる状態です」

と写真と一緒に見せてくれました。

「この写真は後ほどお渡ししますので」え、これもらうの?と思いました。

それよりも「細胞が出てきてる」って表現すごい(笑)

つまりは細胞分裂が進んでるってことかな?

移植予定の胚の個数(私たちは数が少ないので1個)とグレードの説明の後

「こちらの胚はヒアルロン酸と一緒にお腹の中に戻す処置をしますね」

と言われたところで事前説明は終了。

培養士さんが出ていって5分くらいしたら「じゃ、行きましょう」

と採卵した時と同じ処置室へ誘導

 

名前と生年月日、移植予定の胚の数を念入りに確認されたところで台の上へ

「スカートをしっかりあげてお尻をここ(白いシートの上)に乗せてください」

と言われ、下半身丸出しの状態で処置台(?)へ

ライトを下半身のところにがっつり当てているので

そのライトの台に反射して寝転がってる自分の姿が見えます。

手術の時も恐らくこんな気持ちなんでしょう。

麻酔してるから見えないだろうけど

肝心の処置する部分は結構な光の強さなので真っ白になって何も見えません

おかげでお腹の辺りがポカポカしていました。

実際処置台の上はヒーターで温められているので、

下半身丸出しでも全く寒くなかったです。

処置室全体も適温で(薄着なので少し暖かめにしてくれてるのかも?)

寒く感じることは一切ありませんでした。

「まず最初に周りをキレイにしますねー」と消毒?が開始

膣の中ではなく、性器の周りや足の付け根、お尻のあたりをぬるいお湯で

(ただのお湯ではなく医療用の精製水?かと思いますが)軽く流してふき取り

続いて暖かいジェルと共に下腹部にエコーが当てられました

「この機械でお腹の中の様子を確認しながらやっていきますね」と説明され

押しあてられるエコー…これがけっこうな力で押されます

あんまり当てないで!!尿意が…もう限界なの!!と耐える

尿がきちんと溜まってるかの確認だったようで、隣の培養士さんに

「大丈夫です」と報告していました。

次に「少し広げる機械入りますね」と何かで膣内?僅かに広げられる感覚

別に痛くはなかったんですが、少し違和感

これが人によっては痛かったりするみたいです。その後膣内洗浄

ずっとエコーがかなりのパワーで当たってます

あちこち角度を変えないと見えないので

場所を変えながら動いています。これがかなりくすぐったい

一歩間違えば大爆笑だと思います。くすぐったがりの人には試練かも

しかもただ表面で動くだけならまだマシだったと思うんですが

内部までしっかり見えないといけないので、

違う場所に移動した後ギューッ!という作業が毎回闘い

あまり押されるとオシッコのことが心配でたまらなかったので

その度にたぶん無意識に腹筋でギュッと反発してしまいます。

そうするとエコーが奥まで見えないので、

エコーする人もさらにギュギュッと押してきて、もう毎回彼女との戦いでした

移植自体は採卵とは違い、培養士さんの仕事のようで

エコーと戦っていたせいか一体いつ移植されたのかが全く不明です

エコーを気にしながらも、培養士さんの姿を(ライトの反射で)見ながら

今?今かな?(培養士さんの体が離れたので)あれ、終わった?

と全然わからない

「これでお腹の中に戻りました」と言われ

全く何も感覚がなかったのですごいなーと思いました。

「ちゃんとお腹の中に入ってるか確認しますね」と言われ、

何を確認したのか不明ですが「ちゃんと入ってますね」で終了

それもエコー見てたのかな?

お腹のジェルを拭き取り股のところを軽く拭いた後、これで終了かと思ったら

「じゃあ次お注射しますので私のほうに身体を横向きにしてください」

とエコー担当の方に言われて思わず「え!ち注射ですか?」と思わず声に出る

だって聞いてないし!今日は採血だけだったはずだし!!

とよっぽど私が悲壮に満ちた眼差しで彼女を見たせいか

「大丈夫ですよ、今までにも何回か打ったことある注射ですから

お顔こちら(左側)に向けて左を下にして横向きになってくださいね」

ここまで来たらなすすべもない。言われたまま横向きに

え、待って横向きで注射とは…

お尻の右側・クボミの上あたりを押しながら「ここに注射しますね」と

待って、それって…もしや筋肉注射では?

と思ったとたん「〇〇ですね」と言われた後ブッスー!!!!と

痛い…どっち?やっぱり筋肉のほう?

「ちょっと痛いですよーごめんなさいね」やっぱり筋肉注射だったー!!!!!

声が出そうになるのを必死にこらえて

処置台のフチを採卵時以来、思いっきり掴んでいました。

痛い…痛い。ひどい。筋肉注射の説明なかった…

お尻にペタっと注射用のシールを貼られ「よく揉んでくださいね」で終了

その後もう一度股の所を拭いてもらって処置完了

〇〇ですね、の部分よく聞き取れなかったんですが(注射の恐怖で)

多分「HCGですね」と言っていたかと思われます。筋肉注射はあれしかない(怒)

「この後培養士から説明がありますので、お部屋でお待ちください。

すぐトイレに行って頂いても大丈夫ですよ」の言葉で即トイレへGO!

やっと尿意との闘いが終わった…

拭いてみたところ血は全く出ていませんでした。ナプキンは不要

本当に万が一のために、の用意だったみたいです。

 

部屋に戻って待機していたら培養士さんが登場し

今後の注意点をいくつか説明

今日は感染症予防のため入浴は不可。シャワーだけにすること

食事については麻酔もないので特に制限なし

薬が処方されていて、その薬も説明あり

その時にてっきり今度は別の薬になるかと思っていましたが

前回同様「ルトラール」の名前が

これは下痢をするので、もし変えられるなら別のものに変えて欲しいと依頼

これ以上痔が悪化すると困る。無事着床したらもう治療できないし

先生に確認してみますね、と。

その他何か聞いておきたいことはありますか?と言われたので

運動について確認。

走るのは絶対にダメ。ストレッチなら良いですか?と聞くと

「ストレッチも種類によります。腹筋を使うのはダメです

運動もウォーキング程度ならOKだけど、

ヨガは内部の筋肉を使うので避けてください

お風呂は今日以降なら入浴はOKですが、長湯はダメです。

血行が良くなると子宮が収縮して流産に繋がる可能性があるので

体があったまった程度で上がってください」

その他重い荷物は持たないように。2時間以上同じ振動を受ける様な乗り物

例えば車や新幹線とか飛行機とか、それも避けるように

もし2時間以上そういった乗り物に乗る場合は、途中15分休憩を取るように

「その他何か日常的に行っていることとかありますか?」

う~ん…お酒も飲めないしタバコなんて吸わないし…

あ、緑茶を毎日飲んでます。500mlのペットボトル+急須に3杯くらい

カフェインはどのくらいなら大丈夫ですか?

「コーヒーは?」飲みません(飲めないんです)

「お薬とお茶については先生に確認しますね」

と、一旦培養士さん退出。他に何かあったかな?

とりあえず日課(と言っても2日に1回だけど)のジョギングは今後ダメ

ストレス溜まりそう…

私は別に運動が好きなタイプではないのですが(デブだし)

やっぱり運動するとストレス発散になるし、定期的に走ってると

体重が少しでも増えたら体が重くていつものペースで走れなくなるので

それなりに食べ過ぎとか調整するのに役立っていました。

汗かくとスッキリするのと、その後お風呂に2時間くらい入るのが好きなので

運動とお風呂ダメだとなかなかキツイな…

培養士さんが戻ってきて「お薬は以前のデュファストンに変更しますね

あと、お茶についてはその量でも問題ないそうです」

そして最後に2週間後の予約について説明され、

最初に見せてもらった胚の写真をもらって終了。

胚の写真…いるのかな?(笑)でも貴重だからもらっておくか

コレが今回もらった胚の写真です

 

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右側にぶわぶわっと飛び出てるのがじわじわ出て来た細胞かなと思います

これが孵化補助によるものなんではないかと思うのですが…

孵化補助とは「着床しやすくお手伝いする」と聞いたので

殻をやぶいてあげる、というような説明だったような

もし融解した胚全てこんな状態だったらすみません

(もしかすると移植する時に何か手を加える方法かもしれないし)

とりあえず2週間分薬が出てるので、

これから毎晩坐薬を入れないといけないかというのがとっても負担です

新たにできたイボ痔に毎回指が降れるのが悔しい…

薬を変えたことでどんな変化があるのか。

下痢はあの薬だけじゃなく別の要因もあるのか?要経過観察です…