無精子症夫と挑む不妊治療~妻記~

無精子症であることが発覚した夫と私の不妊治療記録です。ほぼ私の記録です

子宮鏡検査

2018/4/26 子宮鏡検査当日

子宮口を広げるための前準備があるので9:00にセンター受診

朝イチだし車なのですっぴんでいいや、と日焼け止めだけで出発

が、食事は9:00までに済ませるよう指摘があったので

とりあえず朝食だけ取る時間を残して慌てて出発

そろそろ排卵始まった頃かな?生理遅かったと言っても

32日周期だったら生理後16日くらいでくるはずだよね。と思っていたけど

エコーしてみても何の痕跡もなし

先生も「周期の計算でいえばそろそろなんですが…

排卵されたばっかりなのかな?

でも内膜もずいぶん薄い状態なので、まだ排卵されてない可能性が高いです」

オリモノは2日くらい前に白く量が増えていたので、

昨日か今日頃には排卵されてるかと思っていたのですが

相変わらず自分のカラダが全く分かりません。ホルモン剤のせい?

子宮鏡検査に何の障害もないのでこのまま入口広げていきますね、と説明

さっそく作業に入る

…が!!!!!!

この入り口を広げる作業というのがとっっっっっっっっっても痛い!!

あらかじめ先生からも「生理痛に似たような痛みがあります」とか言われたけど

生理痛くらいなら、と思っていた私。甘い

人工的にぐいぐい広げられるので生理痛よりももっと痛い!!

あまりの痛みに「うぅ…」とうめき声が出るほど

スポンジのようなもので広げていきます、

マッチ棒くらいの〇〇で(←痛くて聞こえない)△△します…と言われるけど

めちゃくちゃ痛い!!

生理痛ってもしかして子宮口が広がる痛みなのか?

そりゃお産が痛いの納得です(ちょっと違う?)

とにかくあまりにも痛くてうーとかぐーとか言っていたら

看護師さんがカーテンの向こうからチラッとこちらを見て

「大丈夫ですか?」と一言。全然大丈夫じゃないけど

「…はひ…」と言わなきゃいけない辛さ。痛い。痛い。痛い。とにかく痛い

まだまだこれは序の口で、これを入れたまま

子宮口を時間かけてゆっくりと広げていくんだそうです。

つまり生理痛の痛いやつがずっと続くということ??

今になってそのメカニズムがわかり憔悴

「じゃあこれで処置は一旦終わりました。

立ち上がる時立ち眩みする人とかもいるのでゆっくり起き上がってね」

エ…それは痛みによる後遺症?幸い私は立ち眩みはなかったです

作業が終わり隣の診察室へ

この後看護師さんから15:00検査についての注意事項説明があること

抗生物質と痛み止めを処方するので、薬局でもらったらすぐ服用すること

等説明がありました。

今は痛みどうですか?と聞かれ、そういえば処置されてた時程じゃない

むしろ痛みはさほどない。気がします。最初だけなのかな?

で、検査に関して疑問点があったのでここでようやく質問

今回一度移植がうまくいかなかったので検査を薦められましたが

その他に何か移植前にしておくべき検査等はありますか?

凍結胚があと1つしかなくて無駄にしたくないんです、と切実に

すると「検査という意味ではこの子宮鏡検査で最後です

この検査後子宮内を生食で洗い流すことで着床率アップの効果があるため

検査前にいくつかストックを作っておかれる方もいますけど」

それ…早く言ってよ!!!!

確かに着床率アップするんだったら、

可能性にかけてストック作っておくほうが賢い

それをどうして検査当日の今言うの?なぜ今?

休みを取っている以上「じゃあ検査やめます」とはもう言えず。勇気もなく

本当にガッカリ。確かに採卵するにはまた30万くらいかかるから

負担が大きいのはわかるけど

私みたいにストック少ない人は1個の移植にかけるしかないんだから

そこは事前に説明しとくべきでしょ?

…多分このセンターは近隣で一番の実績がある病院でもあり

あらゆるトラブルを避けるために、

あえて言う必要のないことは言わない主義なんでしょう。

恐らく大きいが故色々なトラブルを同時に抱えていると思いますし

でも検査自体は保険適用で高くないんだから

選ぶ・選ばないは別として薦めてもいいのでは?

人によってはストックがあるのに再度採卵しろと高額治療を薦められた、

とかのクレームになるのかな?

なんだか色々モヤモヤします。

その私の考えを察知したのか、先生が

「胚っていうのは見た目じゃ健康度はわかりません

グレードがつけられているけど、これはあくまで見た目での状態

実際移植してみないとその胚が染色体異常があるのかはわからないし

実際健康な胚でも着床する確率は半分(50%)だから

前回のほうがグレード的にはよかったけど、着床しなかったということは

胚に遺伝子的な問題があって着床しなかったのかもしれない

それは誰にもわかりません」うーむ…

でもだからこそ、数をたくさん作って挑んでおきたかったんだけどな

朝の段階で子宮を広げる作業でかかった治療費は420円でした。拍子抜け

薬局では感染症予防の抗生物質と痛み止めが処方

こちらは570円でした。なーんだ安いな

 

帰宅したら軽く何か食べて準備しようと思っていましたが

帰宅したのは10:30頃

さすがに麻酔をかけることを考えたらリスクは避けたい

おかげで朝軽く食べた状態のままで断食突入です

水分は13:00までOKだそう

軽くメイクするつもりでしたが案内に大きな赤文字で

当日メイクは禁止!と書いてありました。危ない危ない

採卵とほぼ同じと思っておけばいいのね。

多分筋腫があると思うので麻酔をかけて色々することになりそうだから

検査後5時間くらいは病院から動けないことを想定

でも、移動手段がないので結局自転車で行くことにしました。

もし麻酔の影響で気分悪くても押して帰ればいいや

麻酔に備えてパニック防止のためにセニランを飲むべきか迷いましたが

麻酔が入る前から目をつぶれば回避できるかな?と思い今回は服用せず

14:30~14:45までに同敷地内にある産婦人科へ行くよう言われていたので

することもないだろうし14:40くらいを目安に出発したら

意外と早く14:30前に着いてしまいました

スカートで来るよう指示がありましたが、自転車だったのでズボンをはいて

スカートはトイレで着替ればいいや、と持っていきました

(検査の時は必ずスカートじゃないとダメなので)

産婦人科での検査は不妊治療してる人にはなかなか厳しい環境だと思います

実際出産後タクシーで退院するお母さんが2組いて

病院の前で記念撮影していました。

私はそこまで(気持ち的に)切羽詰まってるほうではないので

あ~退院か~天気よくてよかったね、くらいにしか思わなかったけど

不妊治療回数を重ねた人には厳しいかも

私もそのうち辛くなってくるんだろうな…

検査するのは手術室(と名前があった!)の近くの待機室で

カーテンで仕切られた2つのベッドのうち1つをあてがわれました。

さすが産婦人科になると点滴台が天井に刺さってるのね

 

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センターはあくまでも応急処置の場所なんだな、と実感。

案内してもらった看護師さんから

「ナプキンの準備だけしといてください」と言われてハイと言いましたが

ナプキンの準備って何??

とりあえずスカートに着替えて、ナプキンは装着するのかどうか考える。

と、ここで今日履いてるパンツがロングだったことに思い当たる

出て来る前に普通のパンツに履き替えようと思ってたのに…!!

まさかの失態

いや、行きはロングのパンツでも

替えのパンツ持って行けばいいやと思ってたのに…

替えのパンツを忘れるという失態

名前確認にきた看護師さん(ベテランぽかった。50代くらい?)に

ナプキンの準備って具体的にどうすれば良いのか聞いたら

「ナプキンとショーツをお預かりします」と

今履いてるパンツは脱いで行くんですか?

「替えのショーツはお持ちですか?」いえ…今履いてるのだけです

「では処置室に行く前に今履いているショーツは脱いで

それとナプキンを一緒にこちらでお預かりします」え!預かるの?

まさか人様にパンツを預けるなんて。脱ぎたてホカホカなのに

しょーがないのでパンツを脱いで、とりあえず綺麗に畳み

ナプキンを間に隠すように挟んで準備

15:00からの予定でしたが少し早めの14:52頃に処置室に呼ばれました。

処置室に入ってすぐのところにカゴがあり

「ここにショーツを入れてください」と。

よかった。手渡しで預けるんじゃないんだ(笑)

名前を確認され、スカートをまくりあげてお尻から処置台に昇ります。

右手に心拍数。左腕に血圧計(?)を設置されて処置を待つ

心拍数の音が無駄に緊張を誘って困りました。

深呼吸すればすごーくゆっくりになるんですが、

あまりにゆっくりすぎるとエラー音が出るようで

それにビビッて心拍数がすごく早くなってさらに焦ったり

無駄に体力使った気がします

ようやく医師が来て検査担当の挨拶、検査準備に入りました

膣に器具を入れて一旦洗浄した後

「これからカメラが入ります。

抵抗なければ右手にあるモニター一緒にご覧ください」と

見る気もなかったんですが看護師さんがこっちですよ、と指で合図

が…カメラが入る前にものすごく痛い!!!

胃カメラみたいなもんで、これも痛いのか?

え、待ってすごく痛いんだけど!!麻酔入れてくれー!!

と言いたくなるほどの痛み

モニターには一向に臓器っぽいものは映っておらず、

カメラが今現在どこを通過中かも全くわからない

先生が何かゴソゴソしてる間中ずっと痛くて

胃カメラだって違和感はあったけど痛くなかったのに!

あ、胃カメラの時は喉に麻酔効果のある水を飲むよう言われたからかな?

だったらなおさら今この段階で麻酔をかけて欲しい!と痛みに悶絶

どうすることもできずモニターを見ていたら一瞬暗くなった後

私の股の映像が…え、終わり?

「どうやら子宮口広げる作業がうまくいってないみたいで

全然子宮口が広がってないんですね。ちょっとカメラが入らないので

これから広げながら作業していきます。少ーし痛いけど我慢してね」

ええええええ!!!!!!!マジ?????

あの今朝の痛みは何だったの?

時間をかけて広げるはずの肉が人工的に広げられているわけなので

とにかく今朝の作業の10倍くらい痛い!!!

うめき声だって出まくるし、あまりの痛みに身体も動きます

が、そこは看護師さん動くと器具が外れるので膝をガシッと固定

ギャー!!!!足を固定しないで!!痛いんだってばーーーーー!!!!

悶絶

今朝の作業の後、診察室に入った当時痛みが治まっていたのは

恐らくスポンジが外れたのではないかと(私の想像)

なのであれ以降全く痛くなかったんだと思われます。痛み止めも飲んだし

もう全てを呪いました。下手くそめーーーーー!!!!!!

記憶にありませんが、心拍数は最高潮だったはずです

早く終わって…早く…もうムリムリーーーーーーー!!!!!!!!!!!

ようやくカメラが入る分だけ入口が広がったのか、先生が

「じゃあこれからカメラ入れていきますねー」と

こっちは疲労困憊でもうモニターを見る気力もありません

膣には器具が入ってるしカメラ入ってくるのもわかるし

ただただ脱力感。されるがまま

カメラが入る瞬間も痛かったし、奥に行こうとしたところで角度が悪いのか

先生が「ちょっとお尻だけ少しこちら側に動いてこれます?」

え…器具もカメラも入ってるこの状態で?

この下半身成すがまま状態の私に腰を浮かせて移動しろと?

力が入らず動けずにいたら看護師さんが急かします

「はい、お尻あげてー」…ううう…「はい、すこーし下に下がりますよー」

ぐぐぐ…

モニターに臓器が映りましたが胃カメラみたいにピンクではなく

ちょっと白っぽい臓器でした。

頭の向きを変える気力もないので本当にされるがまま状態

少し角度を変えながら先生が診たあと「うん、とってもきれいですね。

ポリープや筋腫等もありませんし」

え、筋腫ないの?あ、ポリープもないの?

「こっちが右の卵巣の入り口で、こっちが左の卵巣ですよ」とモニターで説明

どちらの入り口も(臓器なので)ぽっかり通路みたいに空いているわけではなく

お尻の穴みたいに臓器がキュッと閉まっているような状態が見えました

子宮の中もざっと見せてくれましたが確かにポリープや筋腫なんて何もない

拍子抜けしました。絶対何かあると思ったのに

じゃあ、なおさら着床しなかったのは運なのか?

「とってもキレイな子宮でしたね。問題ありません

じゃあ今日はこのまま中を洗浄して終わりですからね

この中を洗浄することによって着床率がアップすることが証明されています

検査は何も見つからなかったけど、無駄には終わらないですからね」

とジャージャー洗浄しながら説明あり

とりあえずポリープなくてよかった、ということかな?

股の所とかを看護師さんに拭いてもらって、心拍数や血圧計が外され終了

「じゃああとはナプキンだけつけてお部屋に戻ります」

入口近くにあるパンツを取りに…行ったけど

まだ診察台の向こうで次の人の準備をしてる看護師さんがいる前で

ベリベリナプキンを剥いで設置するのは躊躇われて

パンツとナプキンのセットを手にしたままドアに手を…

かけたけどドアが開かない!!

もうパンツ履きましたよ(履いてないけど)アピールして

ドアを開けてもらおうとしたのに、パンツ履く時間たっぷり待ってくれてるのか

誰もこっちを見てくれない

仕方ないのでナプキンだけ手に持ってパンツだけ装着。

そこで看護師さんが来たので終わりましたアピール

忘れてました。手術室って手でドアを開けるんじゃないんですよね

下のセンサーに足を入れて開けるシステムでした

手術室なんて入らないから知らないよ!!と思ったけど

必死にドアを手で横に開けようとしていた自分がとても滑稽で笑えました

部屋に戻りナプキンをセットしようかと思ったけど

内部の血が降りてくるのには時間がかかることは分かっていたので

(切除もしてないし)パンティーライナーだけつけて完了

ズボンに履き替えたところで看護師さんが登場

次回の診察は切除等何も処置がなかったので1週間後に来てください、と

食事もこの後何も制限はなく

本日は入浴不可、シャワーのみ。湯船には明日から入れます

夫婦生活は翌日から可

その他は普段通りの生活で結構です、と

運動について確認してみると

一応子宮の入り口を器具が入って傷つけているので出血があるはずです

普段通りで良いとは言ったものの、本日は運動不可とクギを刺されました

終了して受付で今回の検査費の明細を見たら2,450円でした

5,000円もかからなかった。保険適用検査ってすごい

普段不妊治療で高額な費用を支払っている私には

とても保険のありがたみが分かる金額でした。

帰宅したのは16:00頃。とにかくお腹が空いていたので遅めのお昼

そしてやっぱり緊張して寝不足だったようなので夜までぐっすり眠りました

22:00頃トイレに行ったらパンティライナーに血がついていたので

そこからナプキンに変更しました。やっぱり降りてくるのに時間がかかる

次は1週間後の検診だけか…と思いましたが

1週間後は既にGWに突入しているためセンターはお休み

え、どうすんの?何で何も説明がないの?

検査までの間に生理が来れば、生理12日目くらいの受診で可と言われたけど

6日目の5/2は水曜で夜診がないから行けないし

GW開けだったら多分人がいっぱいで診察できないだろうし

とりあえず異常がなければGW中に生理が来るはずなので

様子をみよう…と予約はしないことにしました。

多分生理のほうが先にくると思うし

と、いうことで現状は次の生理待ちになりました

これから再び高額な不妊治療の再開です…やれやれ

 

※ 余談ですが、帰宅して調べてみたら生理痛の原因の一つに

子宮口が広がることに伴う痛みがあるそうです

今まで生理とは子宮内膜が剥がれ落ちる痛みだと思っていた私

勉強不足でした。すみません。。。

他には子宮を収縮して血を押し出すことに伴う痛みだそうです

(プロスタグランジンというそうです)

血液がドロドロになればなるほど生理痛が悪化するそうです

ドロドロな血…自信あります

でも30代以降は血小板の影響で血が粘質になるそうなので、

少なからずみんな粘着質かと…