無精子症夫と挑む不妊治療~妻記~

無精子症であることが発覚した夫と私の不妊治療記録です。ほぼ私の記録です

次への希望

2018/7/31 判定日

この日が判定日でした、が結局今回もダメでした

今回は100%ダメだな、と思っていたのでもうガッカリもしません。

以下は移植後からの記録です

 

7/17移植当日

処置後「血液をサラサラにするお薬・バファリンが出ます」と言われ

バファリンってあのバファリンですか?と思わず聞いてしまう私

「確かにあのバファリンなんですが成分が違います」

成分が違うのにあのバファリンなの?よくわからない

とにかく、血栓ができないようにその薬を飲まないといけないらしく

「ケガ等には十分注意してください」と言われました

…どう注意すれば??

すると隣の控室でも「バファリンってあの薬ですか?」?と聞いている人がいました

みんな同じこと聞いてる(笑)

当日はすぐ家に帰りましたが、だんだんお腹が痛くなってきました

前回もこんな痛みだったかな?

 

7/18移植2日目

お腹が痛い。すこぶる痛い

着床痛というものがある人もいる、と聞いたことがあるので

まさかその痛みか?と思ったものの

チクチクする痛みだったりなのでどうやら違う様子

採卵前後の張ったような痛みに似ていて、どんどん痛くなってくる

と、思って調べてみたら移植後に打ったhCGのせいらしいです

確かに採卵2日前に筋肉注射で打ったアレ。アレがお腹をパンパンにさせていた気がする

結局ホルモンのせいかーしかしお腹痛い

胚盤胞まで育ったものを移植しているので、今日中には結果がもう出てるはず

しかし連日35度を超す猛暑が続き、ハラマキなんてしてられないし

とにかく暑さよりも冷やすことに徹した日々でした

お腹だけは冷やさないようにしたけど、冷たいお茶だってガブガブ飲むし

やっぱ夏の移植は向いてないなぁとガッカリしながら過ごしました

 

7/19移植3日目

お昼にトイレに行った際、オリモノが尋常じゃない量出て驚きました

実はトイレに行って出たわけではなく、座っている時にもドバっと出て

まるで生理2日目にドバっと出たのがわかるような感覚

でも生理でもないし、漏らしたのか?と思ってしまうほど何かが出ました

で、トイレに行ってみると大量のオリモノが

多分胚を移植する時一緒に入れたヒアルロン酸溶液だと思います

ものすごく驚きました

パンティーライナーがびしょびしょになってしまい、

替えを持って来ればよかったと後悔

と、同時に「着床してなかったらコレと一緒に胚も流れたのかな」

と思いたくなるようなオリモノの量でした

なんか固形物っぽいのも見えたし

固形っぽいのは多分膣錠だと思いますが

 

7/20移植4日目

この日はパンティーライナー「2枚重ね」をつけていましたが

2枚重ねってお尻の割れ目に挟まれて剥がれてしまいます

まだ1枚目は十分キレイなのに、私のお尻がはがしてしまいました

悔しい…2枚重ね意味ない!これのために買ったのに!

もう2度と使わないと思います。勿体ない

お腹が痛かったのはこの日までで、

この日はトイレに行った時オシッコとは別に膣から何かの液体がピュッと出ました

オリモノたちでした。

流す前に診たらドロっとしていて、

この中に着床しなかった胚が…と思ったら「さようなら40万円強」という気持ちに

着床しなかった胚がオリモノと一緒に出るのか、

はたまた生理と一緒に流れるのか。そこは調べてないですが

この時には着床しているかしていないか、半々かな?という気分

 

7/23移植7日目

トイレに行ったらパンティーライナーに赤っぽいオリモノがついていました

これってもしや…ウワサに聞く「おしるし」というものでは?

着床した後1週間ほどでおしるしが出る人もいる、とネットで見たことがあります

もしやもしや、今回いけたのでは?

と思う反面、生理前3日くらいにこういった症状が出て来たことは度々あったので

生理前の兆候の可能性が高いのでは…とも思っていました

胸も張ってずっと痛いし、なんとなく生理前の腹痛もあるし

一応帰宅して夫に「こんなことがあったよ」と伝えましたが

「俺は期待しないよ!変に期待したらショックが大きいから

ダメだと思っていたけどできてた!のほうが良いでしょ?」

そりゃ私だって同じ気持ちですけど

生理前の痛みみたいなのがきてるんだよね、と言ったら

前もそんなこと言ってたしそれじゃない?と

前も同じこと言ってたんだ…じゃあダメじゃん

 

7/25移植9日目

もう完全に生理前の腹痛の症状が出ました

これ妊娠判定前に生理来ちゃうのでは?と思うくらいの生理前症候群

胸が張ってとても痛い、生理が近づく頃快便に向かう

生理の時みたいな腹痛

この時点で今回の移植もダメだな、と確信しました

本当に明日にでも生理が来そうな痛みたち

自分の中では確信ができてるのに、判定日まで待たなければならない辛さ

万が一、とは思ってみるものの

自分の体に起きているのは生理前の症状でしかなく

判定前に生理きちゃった人とかいるのかな?ということばかり考えます

走れなくてストレス溜まってるし

連日熱帯夜で睡眠不足でストレス溜まってるし

ただでさえ生理前は食欲が増して太るのに

運動できないことでさらに太り、体が重い

 

7/28移植12日目

血目になりました。生理が来ることが確定されました

血目というのは(本当にこんな言い方をするのか不明ですが)

目の白目のところに血がついたようにベターっと真っ赤に染まること

充血とは違い、完全に血管が切れているので真っ赤な血が白目のところに現れます

白い部分に出る血なので見た目にはすごくホラー

よく「痛くないの?」と聞かれますが血目になる瞬間、目が少しピリピリっと痒くなるだけで

(多分この時血管から血が溢れてる時だと思います)

この血は膜の下にある血管から破れて出た血なので、目薬さしても意味はなく

吸収されるまではずっとベッタリ血がついたままです

痛みは全くありませんが、見た目がとても痛そうで

すれ違う人にもギョッとされるのでけっこう困ります

1週間ほどで吸収されてキレイに治りますが

1週間ほどは視線をずっと伏せた状態で過ごさないといけないので大変です

私は年に1、2回生理前になるとこの症状が起こります

色々調べてみると「原因不明」「生理前に出ることがある」というもの

職場の人(男性)には「血圧が高くなってるから気をつけたほうがいいよ」

とも言われました

これが出だしてから3年目くらいですが

よくよく考えてみると、生理前且つ食べ過ぎた時とかに出る気がします

これが出ると3、4日で生理が来ることは経験上知っているので

移植がダメだったことは歴然なのですが

生理前には食欲がアホみたいに増殖して、

お腹が痛くなって吐くまで食べてしまうことが度々あります

(いい年して自分の限界がわからないんです…)

そういった時によく出るような気が…

と、今回血目になる自分なりのルールがわかった気がするので収穫でした

食欲が増した時は要注意ですね

 

そして迎えた7/31判定日

私の予想通り反応はなく、先生から尿検査の数値を見せられて

「残念ながら…」と渡された時も大してショックはありませんでした

やっぱりね、という感じ

内診の時もエコーには何も映らず、

先生も「う~ん」と言いながら子宮内膜の厚みを測っただけで終了

ただ先生から「子宮の中もキレイですし、ホルモン値も全く問題ないし

こうなってくると卵の質の問題ですね」

え、卵?卵子?と驚いて「卵子の問題ですか?胚ではなく?」と聞くと

「ああ、胚です。もちろん移植する胚の話ですよ」

なのでこればっかりは胚の遺伝子の問題としか言えないんだとか

卵子は採取してみないとその健康状態はわからないけど

採取した後で問題点の報告は受けていないので、受精した胚自身の問題でしょうね、と

100%卵子は健康です、なんてもちろん目視じゃわかりませんけどね

とも言われました

やっぱり受精後の問題か…もうこればっかりはどうしようもないかな

そして「薬を飲むのをやめたら、もうすぐ生理がきますよ。週末くらいには」

なーんだ。やっぱり薬を飲んでたから生理がこなかったのね

内膜の厚みも十分なので生理でリセットされるだけの状態

「もう凍結胚がないので、次回に進む場合はまた採卵から始まります」

と説明がありました

ふと「病院を変えることはできますか?」と聞いてみました

実は今回の移植前に姉と話したところ

姉の知り合いも同じ病院で2人目妊娠に向けて治療をしていたそうなのですが

結局何度やってもここではダメで

病院を変えてみたら一発で妊娠したとのこと

その時姉から「病院変えてみたら?合わないのかもよ」と言われていました

その可能性もあるか…と思っての質問でした

先生は「もちろんできますよ。

ただ病院を変えるとなると紹介状があったほうが便利かと思いますので

もし転院される場合は早めに連絡くださいね。用意に1週間くらいかかりますから」と

とりあえず、生理が来たら次回の採卵に進むという方向で話をして

転院の場合は早めに連絡(そうなると今期は採卵見送り)することに

正直迷っていました。夫が先日精子の凍結に行ったばかりだし

今の病院が家から近くて注射にも通いやすかったり

日・祝日は休診日だけど連休があれば日曜以外は開けている点とか

何かと便利だったので

しかも着床しないのは「胚の質が問題」と言われてしまうと

もう自分たちではどうにもできない

受精させてくれる培養士さん次第では?

そうなると、培養士さんは結局経験値がモノを言うので

ベテラン培養士さんがいるところのほうが…と色々考えてしまいます

ちなみに培養士さんは「培養士」という資格がありますが

基本的には誰でもなれます

というか、病院によっては「培養士」の資格なんてなくても

胚培養を行うことができます。

お医者さんじゃなくても、生物学に精通した人とか

技師さんがなることが多いです

姉は薬剤師ですが、出産から復帰する際仕事を探していたところ

培養士はどうですか?という案件を多くもらったそうです

もともと生物学の細胞研究をしていた人なので、そういう関係もあるのかもしれません

要はそこで働きながら胚培養の仕事をすることで「培養士になるための資格を得」ます

仕事に従事したことで培養士の試験を受る資格をもらえるということですね

なので、基本的に誰でもなれる。資格がなくてもなれる

結局は経験がモノをいう。と私は思っています

転院…難しいです。実際次の病院をどこにするか決まってないし。

年齢的にも急がないといけないし

病院を移ったところで、今のところみたいに「まずセミナーを受けてください」

とか言われたら、治療が始まるのはいつになるのか

夫と要相談です

 

ちなみに着床してませんでした、という話を聞いた時も全くショックはなかったのですが

夫に「やっぱりダメでした。次回どうする?採卵に進む?」

とメールしたところ

「ダメではありません。次への希望です」

と返事が来て、うかつにもそのメールに泣きました

全然悲しくなかったのに!なんかエライ人みたいなこと言っちゃって泣けました

さすがに待合室で泣くわけにはいかなかったので、トイレに走ってしまいました

溢れそうになる涙を必死にこらえる、という状態でしたが

泣いちゃうってことは、やっぱり自分でも実はショックだったのかな?

 

ちなみに、薬を飲むのをこの日からやめたら

まさに先生が言った通り、週末の8/3に生理がきました

人間の体って不思議です。すべてはホルモン次第なんですね