無精子症夫と挑む不妊治療~妻記~

無精子症であることが発覚した夫と私の不妊治療記録です。ほぼ私の記録です

3回目の失敗と治療方法見直し

2018/9/21(金)いよいよ移植日

この日は14:50の予定だったので、センターには14:20までに行けばよかったけど

今までと同じように面倒なので1日お休みを取りました。

相変わらず暑い毎日でクーラーをかけたくてたまらなかったけど

体が冷えた状態で移植してもうまくいかないんじゃないか、とか

採卵の時の点滴の恐怖があるので「体が冷える」ことにものすごく神経質になっていました

もちろん採卵後~移植前日まではガンガンかけていましたし

扇風機と仲良しこよしな毎日でした。

前日から夫は所要で実家に戻っていました。

のんびりと起きて、穏やかな気持ちで臨もうと思っていたら

同意書に夫のサインをもらうのをすっかり忘れていた…

しまったーーーーーーーー!!!!!!!!

それに気づいたのは当日の10時頃

どうしたって間に合わない距離。

どうにか夫の筆跡を思い出しながら頑張って書いてみました。

が、字のクセが一緒…

これはヤバイ…と思ったけど仕方ない。同意書なくて移植できないよりマシ

念のため夫にサインもらい損ねた旨と、私の力作を添付しておきました

 

トイレは13時頃から我慢して、一応センターに着いてからも水を2杯がぶ飲み

中で着替えられるのは分かっていたので、

ズボンで到着して待合室でスカートに履き替えました。

予定は14:50だったけど10分くらい早く呼ばれて処置室へ

オシッコはそんなに溜まってる感覚なくて

エコーを押し当てられても漏れそうな感じもなくて

これって大丈夫なのかしら?と心配していましたが問題なく終了

「きちんとお腹の中に戻ったこと確認できましたので、大丈夫です」と

さ、帰ろう~と思ったのも束の間。最後の地獄が…

お尻への激痛注射です

毎回そうですが、移植後の注射についてあらかじめ説明がないので

毎回移植が終わったあと絶望的な気分になります。

何回も採卵~移植を経験している人だから説明端折られてるんだと思います

思い出すためにも、一応言っておいてほしい…

腕とは違ってお尻は見えないので、本当に緊張がMAX!

刺されてから自分でも驚くぐらいビクッとして

薬を注入されている間声が漏れるくらいの痛み!!!!!

で、毎回看護師さんに表情を確認されて「大丈夫ですか?」と言われてしまう

ちっとも大丈夫じゃないし痛さのあまり何も反応できない

とりあえずお礼を言ってすぐさまトイレへ

よく揉んでくださいと言われるけど、

移植が終わったら早く膀胱を解放したいのでトイレしか頭になく

スッキリしたら下着をつけてしまうので、あまり揉む時間が足りないような…

そして、この初期段階で揉みが足りないと痛さも延びる気がします(気がするだけ?)

この後は連休だし、移植から2日はあまり動かず過ごしたかったので

いい日に移植が決まったな、とほくそ笑んでいました。

帰ってから少しお腹が痛くて、またまたhCGの副作用にやられました。

着床痛がある方、一体どんなものなの?

毎回この痛みが来るので、一瞬「今度こそ着床痛か?」と期待してしまうのが悲しい

結局移植4日目くらいまでずーっとお腹が痛くて…

なんとなく今回もダメだろうなと漠然と思っていました。

10月に実家に長期で帰らないといけない用事があり

正直、今回着床していたら予定がパーになるな…と少し考えたりしました。

(新幹線に長時間揺られることや、滞在時の行動に制限がかかるので)

あと、やっぱり「激しい運動は避けねばならない」という呪縛にとらわれて

動けないことがものすごいストレスになりました。

小走りも気をつけないといけない、とか

さすがに3日目からは着床したか否かは体内で結果は出てるだろうけど

運よく着床していたら、それを流さないために気をつけなきゃいけないし

と考えたらどんどんストレスが溜まり

定期的に行っていたランニングもできないのでさらにストレスが溜まり

私の場合、溜まったストレスはお菓子に向かってしまうので本当に困る

判定に2週間かかるのは心理的ストレスが大きい

結果はわかってるんだから、もっと早く判明する方法があればいいのに!

 

イライラしながらお菓子を食べ続けた2週間

10/5(金)やっと判定日が来ました。

仕事帰りにセンターへ行きましたが、(わかっていたのに)

オシッコ採ってくださいねと言われ慌てる

仕事終わってうっかりトイレに行ってしまっていた私!

なんか今回うっかりが多い。焦る

遅いとわかりつつもセンター内で水を2杯飲み

ちょっとしてからトイレへ。なんとか絞り出しました。

少ししか出なかったけど、検査には十分だろうと祈りを込めて

しばらくしてから呼ばれ内診台へ

モニターに映った画面には、いつもの見慣れたツルンとした子宮内が…

やっぱり今回もダメだったか…

先生も「ふんふん」と言いながら簡単に診察しておしまい

ガッカリして診察室へ入ると「残念ながら今回は着床せず、ですね」と

早速次のスケジュール確認に入りましたが

そこで先生から新たな提案が

「採卵をして受精させて凍結して、次の周期を待って移植という形をとっているけど

もしかしたらこの方法があなたに合っていないのかも」

でも、夫は精子が少ないので顕微授精するしか方法がないんですが…

「毎回卵は12個以上取れるけど、受精するのが5個とかで

移植につながるのは1個、ということを考えると

注射をしてたくさん卵を増やして…というのも合ってない可能性がある」と

要は凍結の時にも胚には負荷がかかるし、

卵をたくさん作って卵巣をパンパンに腫らしても毎回胚になるのは1個

それを考えると、卵をたくさん作るという方法をやめて

完全に自然周期で排卵される卵子を採卵したほうがいいんじゃないかと

注射しない分普段の卵の数だけ採卵にまわせるし

卵巣が腫れていないのでその周期に移植ができる、という説明

注射を打って卵をたくさん作って、という方法しかないのかと思っていたので

正直この話は寝耳に水でした

と、同時に「今さら?」という気持ちにもなりました。

今回で3回目の顕微授精。もっと前に切り替えるタイミングあったのでは?

いや、3回やったからこそ合ってないと証明されたのか?

と色々考えてしまいます。

でも、単純に注射をしなくて同周期で移植できるなら断然そっちで!と

俄然やる気が出てきました。

すぐにでも次回の周期から始めましょうか、という話になったので

10月中旬から実家に帰らないといけない用事がある、と伝えると

「都合の良い時でいいですよ。生理のタイミングにもよりますし

次の採卵に進む予定だったら、生理始まって14日目くらいにまた来てください」

で終了

 

着床はしてなかったけど、体の負担が少ない方法もわかったし

本当は卵をいっぱい作って、受精卵をたくさんストックして、

という方法が理想的なんだろうけど

現状では絶対数が少ないので、その方法では限度があり

多分今回OHSSの心配とか色々あったので切り替えようってなったんだと思います

何より薬が合わないのが困る。私だってしんどいし

今になって?という疑問は出て来るけど、とにかく我々は前進するしかない

センターを出たら夫から返信があり、字体が同じだ!と書いてありました(笑)

あの同意書はカルテに毎回貼り付けられるので

前回の同意書と見比べればどっちも私の筆跡なのはバレバレ

まあ…仕方ない(笑)

帰ってきた夫に治療方法変更の旨を伝えると

「今になって?」と同じことを言っていました

病院変える?とも聞かれたけど、とりあえず10月は見送りになると思うので

1ヶ月期間が空いたし、それも検討してまた考えよう。ということになりました

 

次から病院を変えるのか、それとも治療方法を変えるのか

どっちになるかこの時点ではまだ決められませんでした。