無精子症夫と挑む不妊治療~妻記~

無精子症であることが発覚した夫と私の不妊治療記録です。ほぼ私の記録です

4ヶ月ぶりの採卵

2019年8月28日(水) 採卵当日

食欲はないけど7時に起きて食パンをむしゃむしゃ。

やっぱり卵が育ちすぎているのでは?すごくお腹痛い

薬飲んでるし坐薬入れてるし、まさか排卵されるってことはないと思うけど

正直センターに行って診察したら「あれ、排卵されてるね」

とか言われて今回終了だけは絶対に避けたい!あーお腹痛い。

7:30頃職場にお休みの連絡をして、そのまま寝たいところだけど

8時の坐薬が待っている。

そして坐薬後また寝たいところだけど水分補給に追われる。

採卵当日は相変わらずこんな感じです。そして9:30までにセンターへ。

夫は仕事だったので自宅で採精頑張ってもらい、

私はタクシーで向かいました。

タクシーだと楽でいい。スッピンでいいし。

でも間に合わなかったら困るのでお茶を8:50ギリギリまでがぶがぶ飲んでから

9:10頃センター着。診察で卵がちゃんと2つあることを確認。

右のほうに22.8mmと23mmのビッグサイズに成長した卵がありました。

そりゃ痛いはずよね。やっぱり月曜採卵でも大丈夫だったのでは?

排卵されていないか今回はそれだけが心配だったので

変わらず卵巣の中にいてくれてよかった。一安心。

 

そのままカルテを持って上階へ進みます。

9:50頃には控室に入っていたと思います。今回の控室はトイレのそばでした。

どうせ直前にトイレ行かされるんだからラッキーかな?

10時少し前に看護師さんが「手が暖かいかみますね」と来ました。

ちょっと触ってから「暖かいですね」ですぐ退室。点滴前チェックだな

一応培養士さんの説明の時にも点滴入りにくいって伝えておいたからかな?

それからさらに10分くらい待ちますが、

自分で腕を見ても血管が出てないのがわかります。不安

2日前の採血の時に2回失敗されているのでその部分は使えないため

今日はどれだけ穴があくのかそれがとても不安。

いつも通りチクッとしますよ~のやり取りがあるけど相変わらず痛い。

激痛ではないのでガマンします。大人ですし。

ぐっと押し込まれた時痛くないですか?と聞かれちょっと痛いですと返答

少し針を戻されて「どうですか?」と聞かれたけど

ここで痛いと言ってまた別の場所に刺されてもイヤなので、

若干の痛みは我慢することにします。

今回は珍しく1発で入った!少し痛いけど…

この時の看護師さんは新人さん?のようで何をするにも2回声出し確認していました。

この点滴は1回で入ったけど針の先も痛いし、なんだか不安になってきました。

今回は右腕でした。点滴が入ってる箇所が少し痛いのもあり

右手は一切動かさずにただ棒のように伸ばしたままです。

今までスマホは枕の下なんかに隠してちょこちょこ使っていましたが

(スマホは使用禁止と大きく注意書きがあるため)

今回は左手でうまくスマホ操作できないので堂々と出していました。

時間つぶせないし。

通路を挟んだ前の控室に入っている人が、もともと呼吸に問題があるようで

採卵後点滴とは別に何か機械をつけているのが聞こえました。

心拍の音が静かな控室に鳴り響き、いかにも病院ぽくて一気に緊張感が高まります。

控室は壁はあるものの天井は筒抜けで、入口はカーテンなので

他の控室で看護師さんと話している声とか結構聞こえます。

そうこうしているうちに隣の人がトイレに呼ばれ、

戻ってきてすぐ採卵に出発していました。

ああ、そろそろか~と思っていたら私もトイレに呼ばれました。

前回の採卵からどんなに「さっき行きました」と言っても

トイレに送り込まれることがわかっていたので点滴に耐えながらトイレに行きます。

最初の頃は点滴台をどうやって押すのかもわからず

ただただ「針が入った腕なんて曲げられない!」と恐怖の瞬間でしたが

慣れたものです。人の成長(って言うのか?)スバラシイ。

左手での動作は時間がかかるし、

手を洗ったりする時はやっぱり右を使わなきゃいけないし

それでも少しでも手を動かすとやっぱり痛い。点滴本当に嫌い。

控室に戻って少し横になったらすぐ採卵に呼ばれました。

点滴台を左手で押すせいで動きがだいぶぎこちなく、

上のほうを支えてしまったせいで途中台が倒れそうになり死にかけました。

こんな状態で点滴台倒れたら痛い右腕は激痛になるとこでした。危ない危ない

処置室に入って台に横たわり、看護師さんたちの準備を待ちます。

台に横になった後「もう少しお尻下のほうに下がれますか」と言われます。

毎回それを見越して少し下のほうに横になるようにしているのですが

今回も漏れなくいわれました。まだまだ修行が足りないようです。

血圧計を左腕に巻かれ、右手に心拍数や酸素濃度を測れる機器を装着されます。

この血圧計を採卵後にきつく巻かれるせいで、スジ状のアザができます。

デブのせいなのかな?

最初にこの内出血を見た時は薬の副作用かと思ってかなりビビりました。

ああ、いよいよかーと思っていると足を台の上にかけ、膣内洗浄が始まります。

お腹が張って痛い上に今回の洗浄はいつもより長く、強くてけっこう痛かったです。

布がかかりまーすと言われ、採卵に必要な部分以外何かで覆われます。

これは下半身剥き出しの人にとっては足が冷えなくて非常に良いと思います。

そして布がかかった段階で「痛み止め入りまーす」と言われ

え、これ麻酔?痛み止めって麻酔じゃないの?この声かけは麻酔と思っていいの?

わかるように声掛けして欲しいと培養士さんにお願いしたんだけど…

と焦りながら慌てて目を閉じます。

でも麻酔の感覚がないので、違ったかな?とうっすら目を開けると

「これから眠くなるお薬入りますね。今みたいに目を閉じててくださいねー」

と言われ、な、なんだ今からか!とドキドキ。痛み止めは麻酔じゃないの?

しかし麻酔を入れた直後に先生が「じゃあこれから採卵しますね」と言い

間髪入れずに器具が入りました。

ま、待って!絶対まだ麻酔効いてないと思うんですが!!!

と思ったらどんどん手足が重―くなってきて、

卵子の場所を探している感覚がわかります。

先生が「これだね」と言って何かが奥まで入って、その後激痛!!

ほら!!だからまだ麻酔効いてないって思ったんだよー!!と悶絶

助手?か看護師さんがその激痛の直後「吸いまーす。1、2、3」と掛け声?をして

その声の後先生が「はい取れましたー」と看護師さんに言っているのが聞こえました。

はーはー…い、今ので採れたのね?

今回は2個だからあと1回この激痛があるのね?

あと1回我慢しなきゃいけないのね!?と無駄に力が入ります。

いや、実際は麻酔がだんだん効いてきてるので力は入ってないと思いますが。

その後やっぱり激痛の後さっきと同様の声かけがあり終了

麻酔全然効いてない…手足が重いだけの麻酔の意味とはいかに?

痛みになんとか耐えた自分。無駄に呼吸が早くなり

心拍がピッピいってるのがすごく聞こえました。

終わり?これで終わりだよね?と思った瞬間左の視界の隅に何か器具が見えて

え、待って!2個でしょ?今ので終わりでしょ?とフワフワした頭で思っていると

再び激痛が訪れる!!!ちょっと待ってーーーーーー!!!!!!!!

すると先生が「これは小さいかな」と言ってやめたようでした。

刺され損!!!!!!!!さっき診察の時確認したし!!!!

でも実際採卵する時見えて採ることももちろんあります。過去何回かありました。

やっぱりエコーとは違う(採卵の時もエコーですけど)みたいです。

痛みで変なところに力が入った状態でハーハー言ってたら先生が

「じゃあ終わりましたよーこれから止血のガーゼ入れますね」と

今回の先生はO医師だったので、ガーゼの入れ方は要注意!と身構えました。

診察の時はすごく良い先生で敢えてこのO医師を選んで予約しますが

この先生、採卵後のガーゼの詰め方がとても乱暴(言い方悪い?)

私の場合は痔だか内膜症だかに当たってその後ずっと苦しむことになるので

採卵はできればO医師じゃないほうが良いんです。

今回も肛門付近へのダメージを考えて恐怖でしたが、この時は大丈夫でした。

よかった…冷や汗でそうです。

ゆっくり起き上がりまーすと言われ、目を閉じたまま(目眩が怖くてずっと閉じてる)

手すりを持って起き上がります。

少しフラッとしたものの今回も麻酔は大丈夫でした。

身体がバキバキになりながら看護師さんたちにお礼を言い、ギシギシ控室に戻ります。

お腹が痛い。

採卵まで育てた卵のせいもあるし、さっきの無駄に刺されたショックもある。

今回も麻酔は効かなかったので大して気分悪くはなりませんでした。

もう慣れたものよ。

眠かったので少し寝て、途中何回か看護師さんが点滴の確認に来ましたが

頭痛もないしこのままトイレに行って終了っぽいです。

少しウトウトしてからは目が覚めてゲームしてました。

トイレに呼ばれて腕に気をつけながら用を足し、ガーゼを抜きます。

O医師はけっこうガーゼ長めに入れるので、前回より抜くのが大変でした。

そろそろ抜いてもまだまだ終わりが見えず、結局後半は一気に抜くことに。

この無駄に多く入れるガーゼのせいで肛門付近に負担がかかる気がする。

かつて14個とか採卵してた時、よく耐えたと自分で感心します。

今回もちょっとしか血はついていませんでした。まあ針刺しは3回だし

トイレの近くだったのでそんなに体を動かすこともなく控室へ

大体この後少し麻酔がまわって気持ち悪くなりますが、今回は大丈夫でした。

持参したポカリを飲んで、看護師さんからもOKが出たので点滴1つで終了。

横になっている時に培養士さんが来て、本日は2個採れたと言われました。

どちらもサイズはちょうど良いので受精にまわすそうです。

残り1つも採れるかな?と思ったそうですが小さかったので採卵せず

(知ってるよ!まさに聞こえたよ!)

持参した精子も運動してるのがいたので、

凍結は使わず持参したものを使用するそうです。

凍結精子、出番あるのかな?いつまで凍結しとくんだろう?

私が通っているこのセンターの規定で凍結できる期間は3年と決まっているので

あと1年半くらいしか残せないが…

2つのうちどちらか受精してればいいな~

孵化補助法とヒアルロン培養をお願いしていたためその確認もあり

結果は明日8/29の10:50~電話して聞くことに。

やっと点滴から解放されて、二の腕に血圧計のスジが残っているのを確認して

着替えてから階下に降りてお会計。

26日に産婦人科で打った最後の注射代が3,000円くらい

今回の採卵金額は11万弱でした。抗生物質とか薬代が2,000円くらい。

大金をあまり持ち歩いた経験がないので、採卵の時はいつもドキドキです。

ようやく解放された!

歩き出すと少し残っていた麻酔がまわって気持ち悪くなるかと心配でしたが

この日はすこぶる調子がよく、暑かったけど気分もよかったので

途中お買い物しながら(スッピン)歩いて帰りました。

もしうまく胚盤胞まで育ってたら移植は9/2(月)になる。

そうすると翌日の電話次第ではすぐさま休暇申告しないと

採卵前診察~移植までは言い訳を考えることで常に頭がいっぱいです。