無精子症夫と挑む不妊治療~妻記~

無精子症であることが発覚した夫と私の不妊治療記録です。ほぼ私の記録です

ホルモン治療スタート

 

2017年5月6日

術後の消毒と今後の方針説明のため夫が病院を受診

結局このまま精子を出す努力をしていこうということになり

精子を作るための様々な療法を試みることになりました。

まずはホルモン治療から

夫はもともと女性ホルモンが少し多めで

検査のたびにそれは指摘されていたのですが

特出して多いわけではないので、特に処置はされませんでした。

多いといっても常識の範囲内、という程度で

しかし少しの原因でも解明して挑むことが重要、となり

女性ホルモンを抑える薬を一定期間服用することに。

男性が女性になるために、毎日注射を打ちに行く…という類のものではありません(笑)

夫の場合はクロミッド錠を毎日半錠ずつ服用し、それを3週間続ける

その後1週間服用を止め、さらに3週間服用…

ということを受診しながら繰り返していくそうです。

その間に精液検査を行い経過を見て行くことに。

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ちなみにこの半錠の薬、薬剤師さんが裏で半分に砕いてるそうです

どうりで割れ目が「割りました!」という形なんですね

これ以上服用してしまうと女性ホルモン消えちゃうのかも?

薬剤師さんたちも大変だ…

砕いている姿を想像すると、心中お察しします。という気分になります(笑)

 

でもここで心配なのが

女性ホルモンで髪の毛に重要なんじゃなかったでしたっけ??

夫は額が少し気になってきているのですが

女性ホルモンを減らして頭髪に影響はないんでしょうか?

それが(本人も)心配でした。

それで健康な精子が取れるなら、ハゲがなんだ!と胸を張って言いますけど。

しかし先生からは特にそういった心配もなく

これを服用して抑えられるホルモンはわずからしいので

夫のようにやや多めの人には良いのだそうです。

95%の人に副作用が出ない方法なんだとか

ならいいけれども。本人も気にしてましたので(笑)

ちなみに余談ですが、私は20代の時に受けた検査で

女性ホルモン(別のホルモン?)が少し少ないと言われていました。

それでも生理はちゃんと来るし、

問題ないと言われたので特に気にしてませんでした。

友人なんかには「女ぽさが少し欠けてるんじゃない」と言われたりもしました。

(全く関係ないし!!!!多分)

なので初めて夫が検査した際女性ホルモンが多いと言われ

足りない人と少し多い人同士、合わせればプラマイゼロだね!

みたいなことを話していたんですが

やっぱり個人でフラットにしないとよくないんですね。当然だけど

私はそれ以降ホルモンについて指摘されたことはないので

多分正常値内か、多少少なくても許容内なんだと思います。

多分…

 

今回のGWは実家に帰っていました。

父に現在の治療の内容、夫の手術結果などを報告

その時はまだ細胞内の精子を探している段階だったので、

そこまでしか言ってませんが

父は当初特に何も言わず、ただ経過を聞いていただけでした。

しかし連休最後のほうに私と二人きりになった際

唐突に「子供がいることだけが幸せの姿じゃない」ということを話し出しました。

実際、ごく近しい親戚に子供がいない夫婦(70代)がいます。

どういった理由で子供がいないのか、

大人になった今でも正確な理由はわかりませんが

そこの夫婦のように、子供がいない生活もあるんだからと。

よくお世話になっている親戚だし、

自分たちも子供ができなければあの夫婦みたいな生活なんだろうな

と考えたこともあります。

その時は「まあ、とりあえずやれることは全て試したい」と話しました。

父としては特に戒めるとか、深い意味があって言ったんじゃないんだろうけど

それでも父には子供が3人(私たち)いるしなぁと思ったりしました。

親としては色々思うのかもしれません。

私たちも、どうしても欲しいんだ!!と血眼になっているわけではないし

なんとなく難しいんだろうなという薄々とした覚悟はあるわけです。

実際、夫の兄弟なんかから精子提供を受ける治療法も存在しますが

夫には他に男兄弟がいないし

そうなると夫の父(義父)になるわけですが

夫がそれだけは絶対に嫌だと言っています。

正直、万が一の時は…と私も考えてはいたんですが

義母の心中を想うと、とても提供して下さいとは言えないし。

夫が倫理的・生理的に無理だと思っていることを推進するわけにもいかないし

そこまでしなくても…(古い言い方ですが)ウチは分家だしねぇ、と(笑)

やっぱり不妊治療に終わりがないということを

父の立場からはよくわかるのかもしれません。

なんとなく私の話を聞いているだけだと思っていたのですが

父なりにきちんと考えてくれているんだなぁと

ちょっと別のことで父を見直しました。

 

そして!夫の治療費が今後半年間原則無料になるそうです。

詳しい理由はよくわからないのですが

(夫が色々言っていましたが、イマイチよくわからず)

多分高い手術費用払って取れなかったからアフターケアが無料なんじゃない?と

この後できることは薬の服用くらいですしね。

もちろん薬代は薬局で別途かかりますが

診察に関しては無料なんだそうです。これが普通なのか?

夫がその後受診するたびに精子カップをもらってくるので

我が家では部屋のあちこち精子カップが転がっています(笑)

精子の内容を検査するのであれば泌尿器科に持ち込み

その場合は時間をかけて隅々まで探してくれます。

凍結に出す場合は不妊治療センターへそのまま持ち込み

精子がいなければ「凍結不可でした」と、それで終了。

検査した精子は凍結にまわせないし

経過を見るなら泌尿器科でじっくり、なんでしょうが

何しろあれからまだ一度も検査にいってくれていないので

果たして抗ホルモン剤が効いているのか不明です

顕微鏡下精巣内精子採取術(MD-TESE)・結果

夫が受けた手術は専門用語で顕微鏡下精巣内精子採取術(MD-TESE)というそうです

その他病院によってはMicro-TESEと言ったり

要は睾丸に直接メスを入れて採取する方法なんですが

これに関しては先生から「専門用語でこんな言い方もします」

とサラッと説明があったそうです。

最近は勉強して不妊治療に挑む方が多いので

なるべくわかりやすく説明しよう、

と先生たちは専門用語を使わないそうですが

来院した方のほうから言われることも多いんだとか

私も夫も色々ネットで調べてるので聞いたことはありますが

医師からそんな専門用語言われたら怖くなっちゃうかも(笑)

なので先生方には今後も

あまりそういう略語等使わず説明してもらいたいものです。

夫の場合は部分麻酔で手術を行いました。

なので、培養士さんと意思疎通をしながら細胞を採取していったみたいです。

私だったらそんなのイヤだ…

全身麻酔をかけて、気づかないうちに終わっていて欲しいです。

全身麻酔だと、後々入院が必要なのかな?

でも今まさに自分の体にメスを入れられ、細胞を取られ

その内容を逐一報告されるという拷問

夫はエライかも、と思いました。。。

 

 

 

 

 

手術翌日、夫が消毒で来院

帰宅した夫は表情も暗く、やっぱり見つからなかったのか…と悟りました

じわじわと「子供を持つ」という道がないんだなぁと感じてきて

今まで「ダメかも」と思っていたことが

「事実」として明確になると、少なからずショックを受けました。

さてさて、正確な先生の判断は…?

と思いながら、実はどこかにまだ望みはないかと

必要であれば私にも説明してもらおうと、夫の言葉を待ちました。

しかし夫は「ちょっと待って」と無表情のまま自室へ籠り

どこかへ電話をしているようでした

しばらく話したのち

「なんだ~そういうことなんですね!!」と明るい声が…

???

さっきとは少し違い、笑顔で自室から出て来た夫

どうだった?と聞くと病院の説明では

今回採取した精子2匹はやっぱり凍結にまわせないこと

まだ細胞の中をチーム一丸となって探してるので、

どこかに精子がいるかもしれないこと

等々の説明だったようです。

精子が細胞から育つまでに10段階あって

(例えなのか、現実の段階かは不明)

夫の場合はそのどこかの過程で育たなくなっているらしいです。

そのどこの段階か、は今の医学ではわからず

まぁそれがわかれば不妊の原因が解明されることに繋がりますしね。

なので細胞のどこかに成長が止まった、

あるいは成長過程の精子がいる可能性もあるそうで

それを一生懸命探してくれているらしいです。

う~ん…果たしてそれで採取した精子は健康なのか?とやや疑問

成長過程の精子を搾取して育てることができるんでしょうか?

実際に説明を聞いていないのでわからないことだらけです。。。

やはり年齢を重ねるにつれて取れる精子の絶対数が少なくなっているので

もう少し不妊治療を始めるのが早ければ、まだ採れた精子があったかも

というのが数字を見ても明らかでした。

後の祭りですけどね。

先生の判断としては、精子が全くいないわけではないので

とにかく精子を作るところから始めましょう、と

ストレスのない生活が大事です。と念押しされたらしく

今までしてもらっていたマッサージが週4から週2に減りました。。。

私は肩こりがひどく、これが「めまい症」の一因にもなっているようなので

頭位めまい症が勃発して以降、夫に肩のマッサージをしてもらっていました。

素人ながら、だいぶラクになるので助かっていたのですが

夫にとってはこれがかなりのストレスだったらしいです。

(実際これで数え切れないほどケンカをしています)

だって肩こるんだもん。。。ううどうしよう

しかしこれが精子製造に一役買うのであれば、従いましょう。

夫はとっても嬉しそうでした。悔しい

 

ただこの結果を以て我々夫婦に厳しい現実が

全くのゼロであれば、我々の不妊治療はこれで終了していたと思います。

しかし全くのゼロではないこと

どの工程で成長が止まっているか不明なので、

あらゆる手段を試してみながら精子を作っていく過程を見ること

タマを開いてみてわかったのがこの2点でした。

現在凍結している精子は(数が不明ですが、複数あるらしいです)

貴重なので当分使わないと断言されたそうです。

それを最終的にキープしたまま、

現段階で精子の数を増やすためにできる限りのことをして

最終手段として取っておこう、と

卵子も年々状態は悪くなると思うんですけど…

その過程で、現在凍結してある胚を移植するのも良いのでは?と

正直凍結胚を今の段階で使うのは怖いです

もし今後夫の精子が回復しなかったら、

この凍結胚にかかるプレッシャーはすさまじいものがある。。。

しかし精子がもうできない!とわかった段階で使うのも怖い

ていうか、卵子どんどん年とっちゃう

年齢が高くなると流産の可能性も高くなるので、そっちのリスクもあります。

どうしようかな~

精子が作られる過程を見守るって文字にすれば簡単ですけど

恐らく長い時間かかるんですよね

その結果を待つぐらいなら、移植したほうがいいのかな?

ちなみに細胞さえ取れれば

それを顕微授精に使う方法もあるそうです。

北九州のセントマザーが有名ですね。

どうしても、の場合はそちらも検討しています。

しかし、そうなると通院が必要になるかもしれず

その場合は九州への引っ越しも必要になるかな?と

まだ検討の段階なのでどうなるかわかりませんが

最終的に望むのであれば、その可能性もあります。

私は九州出身なので全く抵抗ありませんけどね(笑)

夫の場合は細胞があることはわかっているので、それもアリかな?と

 

夫が何の質問をしたのかよく覚えていませんが

帰宅した際表情が暗かったのは、

その説明がよくわからなかったからみたいです。

帰宅してすぐ先生に電話して、説明をもう一度聞いて納得したので

晴れやかな表情に戻っていました。

こっちとしてはショックだったんだな~と思っていたので

紛らわしいからやめてもらいたい。

 

今回は術後すぐなので病院で消毒してもらいましたが

今後は自分で消毒が必要になります

連休に入ることもあり、大量の消毒グッズを持たされていました。

要は赤チンと呼ばれるあの液体ですね

あれと、傷口に塗るためのデカイ綿棒です

確か術後2日目の風呂上りから消毒生活が始まったと思います

私は傷口がどんなものか気になったので見せてもらいました

左側のタマ(今回手術をしたのは左なので)の下のほうに

2cmくらいの傷跡(もっと小さいかも?)があり、紺色の糸で塗ってあります。

手術直後なのでだいぶ腫れていました

その色やシワの具合で、なんとなくローストビーフを想像してしまい(笑)

だって似てるんですもん

貴重な経験なので、傷に赤チンを塗るところも見せてもらいました。

糸の付近をチョンチョンチョン…と塗っていくんですが

触るとやっぱり多少痛いみたいでした

もっと丁寧に塗った方が良いのでは、とも思いましたが

私がチョンチョンするわけにもいかず

というか、痛いので絶対綿棒渡してくれなかったと思います。

鏡見ながらすればいいのにな~と思いながら見ていました。

消毒が終わったらデッカイ絆創膏を貼っておしまい。

糸は体内に吸収される?自然に溶けるものなので抜糸は不要

絆創膏が意外と傷跡をガードしてくれるので日常生活に支障はなさそうです。

 

今後のことは、また一週間後の受診で徐々に決めていくらしく

その治療方法次第で移植するかどうか決めようと思います。

タマ切り(TESE)挑戦

ピ(RAIN)とキム・テヒ夫妻のオメデタが話題ですね。

お二人が結婚したのは今年の1月ですし、

かなりきちんと手順を踏んだうえでのスピード懐妊だと思いました。

「やっぱりすぐできるもんなんだなぁ」というのが感想です。

私は妊娠の経験がなく、姉もなかなかできなかったので

特に実感がなかったんですが

やっぱり特に問題がない男女であればすぐできるもんなんですね。

単純に「そうなんだ!」と実感しました。

特に嫉妬などの感情は一切なく、

不思議~やっぱりそうだったんだ~と納得した感じ。

そういえば友達でも子供を作ろう!と挑戦して

1回でできた、という人も多いですし

世の中ではこのタイプの人が多いんだろうなぁなんて

お二人のオメデタを聞いてふむふむと思いました。

 

 

 

 

さて、閑話休題

2017/4/28 夫がタマ切り手術に行ってきました

(俗にいうTESEという手術です)

この日の手術開始は13時から

平日だったので、私が出社する時間には夫はまだごろごろ寝ていました。

 

お昼頃までは気になっていたのですが、特に何の連絡もなく

気づけば仕事も終わり、結局「終わった」とも何の報告もないまま私は帰宅。

連絡がないということは。。。ダメだったんだろうな、と思いました。

手術自体は大体長くても80分くらい

その後は完全に痛みが治まるまで(要は痛み止めがしっかり効くまで?)

病院で横になっていないといけないと説明を受けていたのですが

帰宅時間は18時過ぎ。

まさかそんな時間まで病院にいるはずもなく

…ということは。という推測です

 

帰宅すると夫の靴があり

自分の部屋で横になっている足が見えました。

ただいま、と声をかけても何の返事もなし

やっぱりダメだったんだな。と納得

開いたところで精子が見つけられないかもしれない、とは言っていたので

(先生からではなく夫から聞かされた言葉ですが)

開いてもいない確率が高いのかもしれない、とは思っていました。

実際にいないとなると。。。特に大きなショックはなかったです。

そっか、子供できないんだなぁとじわじわ思えてきた。という具合

でも夫に確認しないと確実な答えがわからないので

(彼しか聞いてないわけですから)

傷ついているであろう彼に最大限配慮して

痛かった?まだ痛む?等、なにげな~く聞いてみたんですが

ボソボソッと「痛い」みたいな声がしてそれで終了

前の手術の時もそうでしたが

手術に耐性がない(ある人なんているんだろうか?)夫にとって

手術の傷跡というのはだいぶダメージが大きいらしく

3日くらいは痛い痛いと不機嫌でした。

なので、今回もまた意味不明な不機嫌が続くんだろうな、と。

彼にしてみれば痛い思いをして傷跡をつけたのに

精子が見つからなかった、という深いショックを受けたわけですから

せめてそっとしておいてあげようと。

 

けれどもお腹は空きますし

この日は母がタケノコご飯を送ってくれていたのでそれを夕食とし

夫のぶんもきちんと用意して声をかけましたが

「…今動けないからおいといて」と不機嫌そうに言うだけ

気持ちはわかるんですが、結果も教えてくれないし

不機嫌な返しをされてこっちもだんだん不機嫌になってきて

夫の分まで多めに食べてやりました。

しばらくして夫がのそのそ起きてきて

「…少ない」と文句を言っていましたが、

どうせ痛みが気になってそんなに食べれないんだから、無視しました。

テレビを見て少し笑っていたので、どうだったの?と聞いたら

「まだわからん」との返事

え!手術しといて、いるかいないかわからないとかあるの?

テレビを見る気力はある夫のそばに行き、最低限のことを確認してみると

手術中「いませんねぇ…」と何回も言われたみたいです。

全身麻酔じゃなくて部分麻酔で

培養士さんたちとやりとりしながら手術を行ったそうです

結局手術中に2匹だけ精子が見つかり、

細胞をとりあえず取り出しているので、

それをセンターに持ち帰って他に精子がいないか探すとのこと。

2匹だけ見つかった精子は運動率が良いとは言えず

状態も良いとは言えず

これを凍結にまわすのは恐らく厳しいだろう、という結果だったそうです。

とりあえず翌日も消毒のため来院しないといけないので

その時に再度詳細を聞くことに。

 

で、すごく傷跡が痛いんだろうと最大限のやさしさで聞いてみると

傷はもう全く痛くない。ただ女にはわからないタマの痛みがずっとある

そうです。

女にはわからない痛み…そりゃわかりませんわ(笑)

夫曰く、タマをずっとギュッとされているような感覚らしいです

う~ん…わからない

 

手術の結果は微妙でした。

でも多分いないんじゃないかな?と思っています。

2匹いたけど凍結に耐えられないって

全くいないわけじゃないから微妙中の微妙

この後細胞を探してもいなかったらどうするんだろう?

色々な疑問は残りますが、これは翌日以降の先生の言葉次第ですね

とりあえず夫はこの日はお風呂に入れないので

ノロノロと下着を履き替え(その間声にならない何かを呟いていました)

身体を濡れタオルでせっせと拭いて、早々に眠りにつきました。

今回の分は凍結にまわせないと判断が下ったので

お支払いは50万弱くらい?

それでもなかなかの高額です。

今年は絶対に確定申告して医療費少しでも取り戻そうと思います。

タマ切り・術前検査

2017/4/20 夫が術前検査に行ってきました。

以前精索静脈瘤の手術をした時と同じで

術前検査といってもパッチテストみたいなもん

(夫はそんな簡単なもんじゃない!けど似たようなもんだ笑。と言っていた)

要は麻酔にアレルギーがないか、等を問診されて

あとは手術当日必要なものの確認だったそうです。

精索静脈瘤の時と違うのは、今回は完全にタマの手術なので

ブラブラするパンツはダメみたいです

前回は締めつけないトランクスで、と指定がありましたが

今回は「ホールドするブリーフが良」とのこと

しかしこの時代、30代の男性がブリーフを履いているのは

なかなかお見掛けしないのでは。。。

夫は「この際だから白ブリーフにしようか」と言っていましたが

今後もパンツは使うもの。ブリーフなんて絶対履かないでしょ

という私の言葉に従い、ボクサーパンツを買うことになりました。

某大手スーパーに見に行ったのですが、どうせ手術の時しか履かないなら

(夫は断然ゆるゆるトランクス派なので、

ボクサータイプはプレゼントしても履きません)

一枚カッコ良いのを持っておくという意味でBODYWILDの派手なやつ

とか薦めてみたんですが(一枚2,500円ほど)

如何せん「履く可能性が低いものにお金をかける意味がわからない」

という夫は、2枚で1,200円くらいのボクサーを買っていました。

履かないと言いながら、柄はしっかり吟味していた夫…ナニソレ

 

あと術前で大事なことを一つ

タマを切る手術になるため、

後遺症として勃起障害が起こる可能性があるそうな

え!そんなの初耳!!

というか、タマ切りしか方法がないと話している人には

まず最初にその可能性説明しておくべきでは?

まさか術前検査で初めて告げられるとは…

そんなこと言われても、みんなやっぱり精子のためには手術するから

いつ説明しても一緒ってことかな??

で、その説明の後に

「どうしますか?その辺は奥様としっかり話し合ってください」と。。。

えーだってそれしないと精子取れないんだし

話し合ったところで、困ります!やめます!

は、我々夫婦の選択肢にはないわけで

というか、最後の最後でそれズルくない?というのが本音でした。

これを聞いて手術を諦める夫婦もいるんでしょうか?

我が家は夫が恐ろしく性欲がないので、まず困らないけど(笑)

夫婦生活はなくても自習の時はどうなんだろう?とか心配してます。

ま、将来的に(まずないけど)浮気の心配が一つ減るからいいかも

なんて思ってしまった私でした。

ただ、男の人って「勃たない」ということは

かなりプライドの問題に関わることなのでは、と思うワケです。

女性にはわからない男の尊厳みたいな?テレビ見すぎですか?

さすがにそこまで夫に確認はしていませんが

夫はやはり「それでも精子が採取できるなら」と

手術を断念するという選択はないみたいでした。

 

この日の診療代は1万円ほど

その後薬が処方された気もしますが覚えてません。

手術日は4/25の13:00と決まりました。

思いっきり平日だし、半休取れるかと思っていたのですが

午後の手術は13:00がラストだそうです。

夫の職場では半休時14:00まで会社にいないといけないらしいので

この日は強制的に一日休みとなりました。

しかし翌日も平日。休めない…

夫は精索静脈瘤の手術の際かなり身悶えて痛みがひどかったようなので

またあんな感じだったら仕事どころじゃないな、とそこが心配でした。

 

以前手術の際の注意書きに

「できるだけフレッシュな精子を受精に使うため

原則凍結はしない。奥様の採卵と日程を合わせて…云々」

みたいな文言があったのですが

あれは我々夫婦には関係なかったみたいです。

なぜなら私の意見を最大限尊重した「胚のストックを多く作る」

ことを目標として行うため、精子が採取できれば無条件凍結です。

つまり凍結代12万円必須です。

私の採卵関係ないんなら、金曜手術にしてもらえばよかったのに

でも、手術チームとのスケジュール調整にだいぶ時間がかかったらしく

一度それで術前検査も流れてるので

夫としては「もう早くして」という感じで二つ返事だったそうです。

こういう所がね~辛いのは自分なのに…

まあ、この手術を躊躇なく受けようとしてくれるだけで感謝せねば。

 

勃起障害の話があったので

「じゃあ手術前にラスト夫婦生活しとく?」と冗談で言ったのに

「いや、もう術前一週間切ってるから禁欲生活入ってるし」と言われました。

仮に禁欲に入ってなくても、手術前でナイーブなので

多分夫はしたがらなかったと思います。

後はやっぱり「開いたところで精子が見つからない可能性もある」

という説明がだいぶプレッシャーになっているようでした。

口には出さないけど

人生2回目の手術を控え、夫の心はとてもナイーブで

思春期の少女のようにピリピリしています。

何かにつけて「俺、もうすぐ手術だから!」が口癖になっていました(笑)

 

手術して、精子が少しでも見つかってくれればいいんですけどね~

イボ、再発

早すぎる再会です。。。

 

 

事の起こりは2月下旬

11月~1月にかけて内痔の治療を終え、

豊かなトイレライフを送るはずだった時期

術後しばらくは夢にまで見た快便生活だったのですが

3月の生理を目前にしたこの時期、あの痛みが襲ってきました。

仕事中立っていた時のこと

しばらくは起こらないであろうはずのあの痛み

肛門からおヘソの高さくらいまでを一気に走る

あの鈍いような鋭いような痛み

術前では1年に2、3回ほど経験していたあの痛み

採卵時以来の激痛と再びコンニチワしてしまいました。

この痛みが襲ってくると、もう何をしても痛い

とにかく痛すぎて体勢を変えてもダメ

歩いてみてもダメ(痛すぎて歩けない)

お尻付近に力を入れないよう、手で上半身を支えてみてもダメ

とにかく声にならない叫び

「!!!!!!!!!っっっっ!!!!!!!!」

に痛みが治まるまで耐えるしかないんです。

この痛み、わかってくれる人どれくらいいるんだろう?

この痛みの最中に私が思ったことはただ一つ

「あのヤブ医者ーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

恐らく時間にして2分くらいこの痛みに顔を歪めまくり

(倉庫の整理中だったので誰もいなくて良かった…)

アブラ汗が出そうなほどの痛みに耐え続け、

息も絶え絶え生還しました。

 

この日を境に、既に合計3回この痛みが襲ってきました。

つまり、生理前に毎月です。

欠かさず毎月コンスタントにやってきます。

明らかに術前より回数増えてます!

 

もう、何なのコレ??

何のために手術したの?

あんなに時間かけて、お尻に無駄な外痔まで作られて

おかげでトイレの時いっつも後処理困るし

そろそろ次の採卵に向けて外痔を取りに行こうかな~と思ってたのに

再発によってまた延びたし

もう怒りが収まりません。

 

ちなみに再発するまでのわずか1ヶ月ほどの間

特に激しいダイエットも不規則な生活もしてないし

2日に1回はマグミットを飲むようにしてたし

食生活は多少偏っていたものの(コレが原因かも)

水だっていっぱい摂るようにしてたのに

もう脱力感でいっぱいです。

本当に病院は医師を選ばないと大変なことになります。

 

もうしばらくしたら、絶対別の病院に行って

今度はちゃんと医師の疎通ができる先生に見てもらうんだ…!

 

で、結局のところこの痛みの原因がよくわかってないんですよね。

あのヤブ医者は「内痔が下がってきたから」と言ってたけど

こんな短期間でそれだけ大きくなったってこと?

じゃあやっぱり失敗だったんだよね、アレ(確信)

とにかくあの痛みが襲ってきたら

どうやって緩和できるかを考える日々です

そろそろあの時期がまたやって来る。。。

戦々恐々としています。

知らなかった!タマは何度でも切れるという事実

2017/3/12 夫と再度泌尿器科を受診

処方されていた薬の効果がどうなっているのか、

再度精液検査を行いました。

この日は日曜で予約診察のみでした。

11:00予約で2分前くらいに到着

予約診察のみの日なので、遅くなることはないと思っていたのですが

さすが街中にあるクリニック

たくさんの人が来ていて、軽く40分ほど待ちました。

60代くらいのご夫婦が一組、20代くらいの男性が2人

20代、30代くらいの夫婦がそれぞれ1組待っていました。

年長カップルはわかりませんが、

やはり皆不妊治療やそれを目的とした診療のようでした。

 

少し前の30代くらいの夫婦が診察室を出て来て、

次かな?と待っていましたが一向に呼ばれません。

10分くらいでようやく名前を呼ばれて診察室へ

精液検査の結果を見せてもらいました。

結果は…やはりゼロ

抗生物質を所定の期間飲んでいましたが、改善は見られませんでした。

「提出してもらったものを何度も場所を変えながら探しているんですが

やはり確認できませんでした」

という先生の言葉通り、白血球などの大きな細胞ばかり良く見えて

精子は死骸(と言うのか?)すらも見つからず

この結果をもって、炎症が原因ではないことが立証されました。

この可能性は低いと、我々夫婦も覚悟はしていましたが。

でもしっかり検査し、自分の目で確認したことで

これはタマ切りしかないのだと、改めて覚悟が決まりました。

 

先生からは再度手術結果が改善しなかったことへの

フォローの言葉がたっぷり与えられ

その上で今後手術に進むためへのスケジュールや流れ説明がありました。

まずは術前検査、その後手術には一つ一つ精子状態の確認があるので

60~70分くらいかかること等の説明がもう一度あり。

仕事の関係上土日の手術は可能かという夫の質問に対し

「緊急時などの場合には日曜手術を行ってはいますが…」

と言葉を濁したため、あくまで緊急時であって予約を取っての手術は

なるべく平日にしてくださいとやんわり言われたようなもんでした。

まあ日曜手術なんて無理だろうとは思ってましたけど

結局、当日は麻酔など使っているので仕事を休まざるを得ないけど

翌日からは仕事できます。との回答

実際昨日手術をした男性が2人、本日術後の検査で来院していたそうで

お二人とも日常生活は難なくこなせるとのこと

手術も最小限の傷なので、人にもよるが痛くて動けないほどではないそうです

夫としては金曜の午後から手術をしたい意向でした。

また術前検査の日程を先に決めないといけないので

その後手術チームと調整しながら手術日を決めましょう、となりました。

 

一通り説明の後「奥様から何か質問やご不明点ありますか?」

と聞かれたため、どうしても気になっていた質問を…

「タマは一度切ると、もう二度と精液が採取できないのでは?」

しかし先生は「丁寧に手術すればそんなことは全くありません」とキッパリ

えええええ!!!!!

今この瞬間まで夫と私は「タマ切り一度説」を信じていたので

夫婦で「えぇっ!」と声をそろえてしまいました(笑)

先生がお医者さんになった当時は、とにかく睾丸から精子

搾り取れるだけ搾り取る、という方法だったため

採取した後の睾丸が小さくなってしまうような状況だったそうですが

現在はきちんと「睾丸としての機能を残す」「機能を損なわずに手術を行う」

ことが前提なので、丁寧に手術すれば必ず何度でも精液採取はできるんだそう

ここが一番の心配だったので、私は大喜び!

そのぶん難しい手術なんですが、この方法を推奨しているので

取れなくなることはありません。とキッパリ

よかった…

ちなみに睾丸は男性ホルモンを作るのに大切な器官なので

睾丸昨日を失ってしまう=男性ホルモンが減退することにつながる

そのため、後遺症が出るのだとか

睾丸ってやっぱり大事なんですね。。。

先生の計画としては術前検査~あまり間を空けずに手術

という流れにしようと思うので、早ければ4月頃には手術しましょう、と

 

 

会計時に手術費用の説明がありました。

費用一覧表を見てびっくり…

 

顕微鏡下 精巣内精子採取手術 … 398,000円

精子凍結保存

  1. 凍結料+処理保存料(2年間) … 120,000円
  2. 使用可能な精子がない場合は処理料のみ … 30,000円

凍結可能精子があった場合は上記(1)、(2)合計 150,000円

別途 事務・運搬手数料 5,000円

 

つまり、手術して精子凍結までうまくいけば

合計 553,000円 かかるわけです。(もちろん税別)

税込み計算で60万くらいですね。

受付で我々は絶句してしまいました。

こんなにかかるんだ…凍結料120,000万もするの?

確か不妊治療しているセンターでは10,000か30,000だった気が…

それだけ良い精子を選んで凍結にまわすからなんでしょうね

子供を授かるって本当に大変だなぁ。。。

夫の場合はこれに静脈瘤手術していますから、既に90万近くかかっています。

うーむ

ま、これで授かればそれにこしたことないですよ…ね?

まあこれに私の採卵費用もろもろかかるので、

+30万ほどくらいかかりますけど

 

帰宅してからもらった書類を見て気づいたんですが

手術の際の注意点という文書を読んでびっくり

どうやら精子はフレッシュなものを使うため

できるだけ凍結しない方針だそうです。

先生がやたら「できるだけフレッシュなものを。

センターとも最大限協力して、奥様の採卵に併せて」と言っていたんですが

あくまでセンターに採取直後の精子を凍結→移動させる

という意味かと思っていたんですが

どうやら夫のタマ切り手術と同時に

私の採卵を行いたいという意味だったようです。

そんなことできるの?

すると、その手術日に合わせて注射の日々が始まるということ?

でも卵の育ち具合によっては日程が遅れるので

(実際前回は予定より採卵が土日挟んだこともあり3日遅れました)

夫の手術日も希望通りにならないのでは…?

ちょっとこれは先生の説明時に気付かなかった事態なので

先生に詳細確認できていません。

どうなるんだろう?

採卵とそのまま同時に行うなら、凍結料120,000円はいらないのかしら?

いや、待て待て。もし精子が見つからなかった場合は?

結局採卵ができず、卵を増やす注射だけ打ってお腹が張るだけ?

なんだか疑問が尽きません…

先生の最後の「日程調整」という言葉から、

もしかすると夫は精子が見つからない可能性が高いのかも?とも思いました。

だから採卵の日程について説明なかったのかな?

あ、もしかしたら「緊急時は日曜も手術を行う場合もある」ってことは

卵子の成長具合によって遅れたりするから。ということかも?

 

ちなみに先生はセンターと密に連絡を取っているようで、

色々よくご存知でした。

さすがにセンターが私の情報をどこまで伝えているのかは不明ですが

グレードについて泌尿器科の先生から確認はありませんでした。

もしかしてセンターに確認してるんだろうか?

まさか個人情報そこまでセンターが洩らす?

これが金融機関等だと他機関と提携して相続や税理士相談を行う場合

必ず「他機関に当社保有の情報(金融商品や時価額・家族構成等)提供します」

という同意書を必ず書かないといけない決まりがあります。

個人情報管理厳しいですから。

医療機関だとここまで厳密ではないんでしょうか?

先生が単に私に確認するのを忘れていたんだったら問題なんですが

センターに確認したら、凍結胚のグレードがあまり高くなく

話題にしなかったということもあるわけで…

なんだか色々考えてしまいます。

グレード自分で聞けば早いんですけど。。。自信はないです

不妊治療で初めて相談できた日

2017/2/24 夫婦で泌尿器科に行ってきました。

先生からは現状の説明後、

今後の方針について話し合いがありました。

先日の夫からの報告で

手術ミスという言葉がかなり深く残っていたのですが

先生からはもちろんミスという文言は一切出ず。

精液検査を行っても出ないという現状で、

何が考えられるかを説明してもらいました。

もともと数が少なく、改善を見越して静脈瘤手術をしたのに

全く改善が見られなかったこと

改めて精液検査をしてみても、

やはり死んでいるものさえ見つからなかったこと

これを総括すると、

作られた精子が通る道(精管)に何か問題があるのではないか

何らかの影響で手術の際に傷が入ってしまったのか

若しくは炎症によって精管が狭まれてしまった場合でも、

精子は出なくなるそうです。

精管というのはとても細い管で、

少しの狭まりでも出なくなってしまうのだとか

ヘルニアの手術なんかでは

稀に精管を傷つけてしまうことがあるそうです。

しかし、静脈瘤手術では滅多にないのだとか。

あるにはあるけど、まず考えられない

というようなことを言っていました。

この辺に関してはわかりません。

本当に滅多にないことなのか、それとも何件かはあるけど

泌尿器科業界(?)としては問題にしたくないのでそういう風に言うのか

それはもう専門家のみぞ知るところです。

 

もう一つ、精巣の上のほうにある精子を作る部分が細菌に感染して炎症した場合でも

精管が通らなくなってしまうそうです。

まず考えられるのがクラミジア等の性病ですが

「ご主人の名誉のためにも断言しますが、性病はありません」

とハッキリ言っていたのが面白かったです。

もちろん検査で異常ナシだったので

性病持ってないことも知ってますし、

疑ってもいないので大丈夫なんですが、

やっぱり性病で炎症を起こして精子が出ない

というパターンは結構あるそうです。

そう考えると、検査結果を告げないといけないお医者さんて

なかなか大変だなと。

心中お察しします、という感じになりました(笑)

その次に幼少期の病気(高熱)など

これは大きな病歴がないので除外できます。

そして結核大腸菌などからも

精巣が炎症してしまうこともあるそうです。

結核はかかったことがないんですが、

何らかの原因で炎症を起こしている場合もあり

この可能性もまず考えられるので、次回の検査までに

一つずつ考えられる原因を潰していきましょう、

という先生の言葉にホッとしました。

今さら炎症が原因とは思えないのが本心ですが

やはりタマを切るとなると納得した上で挑みたいので

とにかく「タマを切れ!」というよりは

現実的なアプローチだなと思いました。

多分その不信感を夫が懇々と訴えていたんでしょうね。

他にもリンパが滞っていたりすると精管が詰まる原因になるそうです。

また、たとえ精管が詰まっていたとしても

通常の人であれば左右双方で精子が作られるため、発見されないことも多く

もともと数の少ない人だと精管に問題があればすぐ出なくなるので

それで少ない人で見つかりやすいという結果になるそうです。

とにかく次の検査までには

今の状態よりも良い状態で検査を行いたいので

一週間(だったと思います)抗生物質を服用し、ビタミン剤も服用し

万全な状態で精液検査を行い、その上でまた方針を決めましょうと。

 

診察室に入って、夫の状態について軽く説明があった後

私の方針はどうなのか?と確認がありました。

現在不妊治療を受けているセンターの院長と

泌尿器科の先生は旧知の中らしく

センターの状況などもよくご存知だったので、

色々な説明が省けて簡単でした。

年齢的なこともあり、卵子の劣化を恐れているので

できれば今のうちにストックをたくさん作っておきたいこと

前回の採卵では胚凍結に進んだものが1個だけだったこと

採卵までの過程(その後も)がかなりしんどかったので

少しでも年齢が若いうちに採卵を終えてしまいたいこと

などを先生に説明しました。

さすが不妊治療で受診される方が多いらしく

採卵の痛みや辛さも先生はよくわかっていたので

卵は一つでも無駄にできない、ということを強調して言っていました。

そうなんです。あんなに痛い・パニックで死にそうな目にあったのに

結局1つだけしか実らなかったことがかなり私には堪えていました。

それでも1つできたので御の字なんですが…

そこで先生に「グレードはどのくらいですか?」と聞かれ驚きました。

胚にもグレードがあるので、センターに直接確認してみたほうが良いと

知らなかった!グレードなんてあるのね。

ただ単に5日目まで順調に進んだので凍結しました、

という事しか知らなかったのですが

実は凍結の際そこまで教えてくれる病院もかなりあるのだとか

そう考えると、グレードの高さは期待できないなと覚悟しました。

電話して聞いてみなきゃ…

そして、

「ストックをできるだけ多く作っておきたいという奥さんの意見は

非常に理に適ってる」

と繰り返し言われました。

まあそれしか考えてないので他の選択肢はないんですけど

改めて先生に肯定されると「これでいいんだ」と自信が持てました。

あの一つを早く移植したほうが良いのではと色々悩みましたが

やっぱりストックをたくさん作っておきたいのが希望なんですよね。

採卵までに夫の精子が取れるのを待たなきゃいけない、とか

そういったことを考えながら予定を組むのはけっこう心理的負担が大きいし

あまり言うとストレスになってさらに精子が出なくなる可能性もあるし

何より夫の傷が深くなるのも困りますし

やっぱりタマを直接切って精子採取するのが最短の道なのかな…

 

もちろんタマを切ることになったとしても

精子が取れた、それで終わり。では意味がない

一つずつ健康状態をチェックして、

その上で自信を持って送り出せる精子のみを凍結(受精用)に使う

ただ数を取るんじゃなく、質をきちんと厳選することが重要だと

先生が繰り返し言っていたのが印象的でした。

そうか…ここまで精子が発見できない私達には

とにかく精子が取れれば万々歳で、

その中からうまくいってくれれば。くらいに思っていたのですが

そりゃそうですよね。

直接採取するならできたてのもの(?)が選別できるんですから

なのでチェックしながらの採取だと60分ほどかかるそうです。

採取しては顕微鏡でチェック、という作業が必要になるので。

命を授かるってつくづく大変。。。

 

色々な可能性と、その対策、結果によっての今後の方針

それをしっかり説明してもらえてよかったです。

あとは、手術をしたのに精子の採取状態が改善されなかったことについて

先生がしつこいくらい「ショックが大きかったと思いますが」

と繰り返していたのですが

正直、私はミスか?という夫の言葉も聞いていたし

今後はタマを切るしかないんだろうなと覚悟していたので

そこまで改善しなかったことにはショックはなかったです。

やっぱり当初その結果を聞かされた時の夫のショックが大きかったようで

言葉を失くすくらいのショック、という事を言っていたので

夫はかなり先生の言葉に衝撃を受けたみたいですね。

ミスだと言い張ってましたしね。。。

先生も最大限配慮して、私や夫を気遣う言葉が多かったです。

夫はまだそのショックを引きずっていると思いますが

私としてはケロリとしています。

実際タマを切るのは夫なので負担が大きいけど

直接採取すれば良質な精子が取れるかも!!

採卵もあと2回、若しくは1回で終わるかも!と

明るいことばかりを考えています。お気楽すぎ?

 

先生が精管の状態について説明した際リンパという言葉が出て来たので

何か質問ありますか?と聞かれた際

「リンパの流れが原因なら、

足の付け根をぐりぐりマッサージすれば改善する可能性があるのでは?」

と聞いたところ、先生が答えにくそうに

そのリンパとは違って…と説明していたのが笑えました。

夫が「もっと内部のリンパだから、リンパマッサージとはわけが違うよ!」

と恥ずかしそうに言っていたところで、先生が朗らかに笑い

あれ、リンパなのに違うんだーと思いました。

足の付け根のリンパなんかは下半身・主に足に対して効果があるので

残念ながら精管なんかとは違う箇所なんですよ、と説明があり

なんだかすごーくすごーく恥ずかしくなりました

結局みんなで大爆笑(笑)

薬を一定期間服用後、次回の精液検査の予約をして終了。

この日のお会計は確か2,000円くらい?だったと思います。

私が到着するまでに確か夫が精液検査してたと思うんですが

それはいつ支払ったのか?1万くらいすると前回聞いていたので

前回支払ってたのかな?謎です

とにかくここにきてすごく気分が晴れました。

今まで誰にも相談できず、専門機関でも相談に乗ってくれなかったので

ネットなんかの情報に頼るしかなかったのですが

初めて相談できたのがこの泌尿器科でした。

それもあって、すごく今後の治療が明るく思えてきました。

夫は手術するかもしれないので、彼の心情は不明ですけど…(笑)

 

 

余談ですが、こちらの泌尿器科ではEDの治療も行っているそうで

若い人から中年男性まで、幅広い方が受診されていました。

街中にあるし、多くの病院(クリニック)がテナントとして入っているビルなので

受診しやすいという点もあるんでしょうね。

ちなみに私のお尻の病院もこちらと同じビルでした…

またここに来ることになるとは。。。

 

さて、次回までに夫にはガンガン薬を飲んで備えてもらいましょう。

耐性ができてしまうので抗生物質をあまり飲まないでと、

先日薬剤師会から通達が出されるとかニュースで見た気がしますけど

炎症のため、ここは頑張って飲んでもらいます。

ちなみに私は抗生物質飲むとモノによってはお腹を壊すので、できれば飲みたくない派です。