精索静脈瘤の手術
夫の治療についても少し。
夫から順を追って話を聞いたわけではなく、領収書や検査結果を入手して分析した結果なので
先生からの診察や言葉は少し前後する部分があるかもしれません。
泌尿器科を初めて受診したのが2015年9月12日
その際内診で精索静脈瘤だろうとの診断。
その日は精液検査と血液検査(黄体ホルモンなど)をし、その結果待ち。
次回の診察が2015年9月16日
精液検査の結果、採取のうち濃度が0×10⁶/ml
運動率が0%で、その他の欄に「1個精子あり」と記載
血液検査は黄体化ホルモンが基準値より少し高め、卵胞刺激ホルモンも少し高め
しかし、この結果については特に異常なしとのこと。
精索静脈瘤は手術して除去するしか方法がないが、保険適用外になるため高額になる。
手術しても染色体に問題があればするだけ意味がないので、
まずは染色体検査のための血液検査(また抜かれた!と言っていた)
血液検査もあり、お支払いは12,000円ほど。
続いて2015年9月16日
血液検査の結果、染色体には問題なし。
改めて静脈瘤除去手術についても話を詰める。
お支払いは1,000円くらい
2015年10月13日
何のために来院したのかは謎。
たぶん内診+手術日の決定と思う。お支払い1,300円ほど
2015年10月20日
おそらく手術に関する注意事項説明
手術契約書に署名の上病院に提出
別紙の手術要綱に、この手術をしたからといって100%改善するわけではありません
みたいな説明書きがつらつらあった。
過去の統計によると。重症の場合は80%、中等度で50%の人に精液所見の改善が見られたとのこと。
まあ手術してみないことには結果はわからない。
とりあえず精子死んじゃってるんだから、手術してみよう。と再確認
日帰り手術になるらしく、当日用意する持ち物に
「サポーターパンツ(ブリーフなどのピチッとしたもの)」
とあって笑ってしまった。
さらに当日術衣に着替えた後「サポーターパンツをお預かりします」と
あらパンツ見られちゃうのね。
トランクスは絶対ダメらしい。
当時理由を聞いた気がするけど忘れた。ブラブラするからだったかな?
お支払い500円ほど
術後3ヶ月、6ヶ月に精液検査があるらしい。
精子が作られるのに3ヶ月かかるというカラクリをこの時知る。
2015年11月14日
いよいよ静脈瘤除去手術当日
15時からの手術で、朝食・昼食は通常通り取って良いとのこと。
局部麻酔だからかな?特にその他やっちゃダメ事項はなかったかも。
コーヒーは控えてた。なんでだ?多分本人の意思
帰りは自転車乗ったりできないのでお迎え必須。歩くのも大変らしい。
手術自体は下腹部への局所麻酔で顕微鏡手術?
動脈とリンパ管を温存し、静脈を結紮切断します。と書いてあった。切断…字が恐い
手術は1時間~1時間半ほど。その後1時間院内で安静にして傷を確認してから帰宅OK指示待ち。
その日は雨で、迎えに行った時夫は出発時よりも少し老けて見えた。
麻酔が切れてきて、痛み止めも効かなくて、とにかく痛いと言い続けていた。
我が家にはロキソニンしかなく、ボルタレンを持ってないか聞かれた。
そんな強い鎮痛剤は処方された経験がない。残念。
痛み止めが全く効かず、とにかく苦しそうだった…
あ、タマに傷をつけるのかと思っていたけどそうではなく
下腹部から機会を入れてタマの静脈を切るという手術だったのでタマは無事でした。
タマって書くと猫みたい。ふふふ
手術日当日に20万近くをお支払い。
薬代も別途かかってるはずなので、もう少し高いと思う。
2015年11月21日
術後の経過観察。抜糸も含めて受診。
この時の状況はとにかく痛がっていた記憶しかない。
2016年2月16日
術後初めての精液検査。
相変わらず濃度は0×10⁶/mlで運動率0%
しかしその他欄に「少数のみ運動精子あり」
少しは良くなってるのか?
医師曰く「静脈瘤が大きかった人ほど正常に作られるのが遅いので、
もう3か月様子見」となる。
2016年5月20日
濃度・運動率については記載なし。
その他欄に「運動精子2コあり」と記載。
その後6月に再度受診して、不妊治療(顕微授精)の話があり、
不妊治療はどうしても奥さんの体に負担がかかることを懇々と説明されたらしい。
私の気持ちは変わらなかったので(受診したのは夫だけなので、その場に私はいなかった)
不妊治療したいです、と。
では紹介状を書きましょうと某婦人科へ紹介状を書いてもらう。
夫と話し合い、不妊治療を進めるにあたりどの病院が良いのかもう一度検討。
姉からの情報もあり、結局紹介状を頂いた先とは別の病院で治療を受けることに。
そちらのほうが家からも近いし。
そして7月に再度受診し改めて紹介状をもらう。
話は通しておくので個別で予約を取ってください。と
そういった経緯でようやく不妊治療の初診を迎えたのが2016年7月30日でした。
手術をするとやはり切った所の皮が引きつるらしく、
雨の日には特に疼いて痛いと本人は言っています。
我々夫婦は二人とも手術したことないので、傷口って引きつるんだと夫の言葉で初めて知りました。
こうやって結果を見てみると、夫は手術したことで回復したとは言えないパターンでしたね。
なんか話では「よくなってるよ」風に聞いていたので、数が増えているんだと思ってました。
もしかすると初回で回復したように見えたものの、
半年後の結果がやっぱり変わってなかったので治療に進むことにしたのかも
実際データを見てみないとわからないものですね。
ちなみに夫は「実は手術が失敗したんじゃないかと思う」
と未だに言っています。
その辺はわかりません。
培養士さんからも説明がありましたが、これから先凍結できないことが続けば
一度泌尿器科に戻ってそちらで何らかの治療をするという方法もあるかもしれません。
夫はセカンドオピニオンとして別の病院を受診しようと思う。とも言っていました。ただ精索静脈瘤というのは一度手術したからと言って完治するわけではなく、
その後も続けて瘤ができることもあるそうです。
そうなると毎回20万円飛んでいくのかなぁ…
つくづく子供を授かるのってお金がかかりますね。
ま、それでも授かればプライスレスですけどね!