無精子症夫と挑む不妊治療~妻記~

無精子症であることが発覚した夫と私の不妊治療記録です。ほぼ私の記録です

タマ切り(TESE)挑戦

ピ(RAIN)とキム・テヒ夫妻のオメデタが話題ですね。

お二人が結婚したのは今年の1月ですし、

かなりきちんと手順を踏んだうえでのスピード懐妊だと思いました。

「やっぱりすぐできるもんなんだなぁ」というのが感想です。

私は妊娠の経験がなく、姉もなかなかできなかったので

特に実感がなかったんですが

やっぱり特に問題がない男女であればすぐできるもんなんですね。

単純に「そうなんだ!」と実感しました。

特に嫉妬などの感情は一切なく、

不思議~やっぱりそうだったんだ~と納得した感じ。

そういえば友達でも子供を作ろう!と挑戦して

1回でできた、という人も多いですし

世の中ではこのタイプの人が多いんだろうなぁなんて

お二人のオメデタを聞いてふむふむと思いました。

 

 

 

 

さて、閑話休題

2017/4/28 夫がタマ切り手術に行ってきました

(俗にいうTESEという手術です)

この日の手術開始は13時から

平日だったので、私が出社する時間には夫はまだごろごろ寝ていました。

 

お昼頃までは気になっていたのですが、特に何の連絡もなく

気づけば仕事も終わり、結局「終わった」とも何の報告もないまま私は帰宅。

連絡がないということは。。。ダメだったんだろうな、と思いました。

手術自体は大体長くても80分くらい

その後は完全に痛みが治まるまで(要は痛み止めがしっかり効くまで?)

病院で横になっていないといけないと説明を受けていたのですが

帰宅時間は18時過ぎ。

まさかそんな時間まで病院にいるはずもなく

…ということは。という推測です

 

帰宅すると夫の靴があり

自分の部屋で横になっている足が見えました。

ただいま、と声をかけても何の返事もなし

やっぱりダメだったんだな。と納得

開いたところで精子が見つけられないかもしれない、とは言っていたので

(先生からではなく夫から聞かされた言葉ですが)

開いてもいない確率が高いのかもしれない、とは思っていました。

実際にいないとなると。。。特に大きなショックはなかったです。

そっか、子供できないんだなぁとじわじわ思えてきた。という具合

でも夫に確認しないと確実な答えがわからないので

(彼しか聞いてないわけですから)

傷ついているであろう彼に最大限配慮して

痛かった?まだ痛む?等、なにげな~く聞いてみたんですが

ボソボソッと「痛い」みたいな声がしてそれで終了

前の手術の時もそうでしたが

手術に耐性がない(ある人なんているんだろうか?)夫にとって

手術の傷跡というのはだいぶダメージが大きいらしく

3日くらいは痛い痛いと不機嫌でした。

なので、今回もまた意味不明な不機嫌が続くんだろうな、と。

彼にしてみれば痛い思いをして傷跡をつけたのに

精子が見つからなかった、という深いショックを受けたわけですから

せめてそっとしておいてあげようと。

 

けれどもお腹は空きますし

この日は母がタケノコご飯を送ってくれていたのでそれを夕食とし

夫のぶんもきちんと用意して声をかけましたが

「…今動けないからおいといて」と不機嫌そうに言うだけ

気持ちはわかるんですが、結果も教えてくれないし

不機嫌な返しをされてこっちもだんだん不機嫌になってきて

夫の分まで多めに食べてやりました。

しばらくして夫がのそのそ起きてきて

「…少ない」と文句を言っていましたが、

どうせ痛みが気になってそんなに食べれないんだから、無視しました。

テレビを見て少し笑っていたので、どうだったの?と聞いたら

「まだわからん」との返事

え!手術しといて、いるかいないかわからないとかあるの?

テレビを見る気力はある夫のそばに行き、最低限のことを確認してみると

手術中「いませんねぇ…」と何回も言われたみたいです。

全身麻酔じゃなくて部分麻酔で

培養士さんたちとやりとりしながら手術を行ったそうです

結局手術中に2匹だけ精子が見つかり、

細胞をとりあえず取り出しているので、

それをセンターに持ち帰って他に精子がいないか探すとのこと。

2匹だけ見つかった精子は運動率が良いとは言えず

状態も良いとは言えず

これを凍結にまわすのは恐らく厳しいだろう、という結果だったそうです。

とりあえず翌日も消毒のため来院しないといけないので

その時に再度詳細を聞くことに。

 

で、すごく傷跡が痛いんだろうと最大限のやさしさで聞いてみると

傷はもう全く痛くない。ただ女にはわからないタマの痛みがずっとある

そうです。

女にはわからない痛み…そりゃわかりませんわ(笑)

夫曰く、タマをずっとギュッとされているような感覚らしいです

う~ん…わからない

 

手術の結果は微妙でした。

でも多分いないんじゃないかな?と思っています。

2匹いたけど凍結に耐えられないって

全くいないわけじゃないから微妙中の微妙

この後細胞を探してもいなかったらどうするんだろう?

色々な疑問は残りますが、これは翌日以降の先生の言葉次第ですね

とりあえず夫はこの日はお風呂に入れないので

ノロノロと下着を履き替え(その間声にならない何かを呟いていました)

身体を濡れタオルでせっせと拭いて、早々に眠りにつきました。

今回の分は凍結にまわせないと判断が下ったので

お支払いは50万弱くらい?

それでもなかなかの高額です。

今年は絶対に確定申告して医療費少しでも取り戻そうと思います。