無精子症夫と挑む不妊治療~妻記~

無精子症であることが発覚した夫と私の不妊治療記録です。ほぼ私の記録です

満を持しての精子ストック

2017/8/21 夫が精子凍結に行きました。

前回の泌尿器科での検診結果を受けて、数値が向上していたので

実際どうなっているのかを確かめる意味も込めて

再度凍結にチャレンジ

結果…何匹いたのかはわかりませんが、前回より数が増えているそうです!

ちゃんと培養士さんの説明を聞いて来いと言っておいたのですが

「あそこはあくまで婦人科だから、

男性は精子を凍結できたか否かしか教えてくれないんだ」

と言い訳を…

多分面倒くさくて聞かなかっただけだと思います。

それか当たった培養士さんが悪かったのか

結局はっきりとした数値では示されなかったものの

「前回より数は増えている」ということは確定しているので

ストックされている精子は着実に増えています。

移動中夫がこっそり覗き見たカルテによると

前回の凍結した際に出た数値は「6」今回は「8」とあったそうです

一体何の数値か夫も憶えていないので謎ですが

8匹凍結できた、ということではなく

運動精子が確認された云々ということのようです??

よくわかりません。とりあえず増えてることだけわかりました。

そこで「一応凍結精子の数は確保できているので、あとは採卵に来てください

そういえば奥様最近来院されてないみたいですね?」と言われたとのこと

だって精子がいないことには採卵したって卵が無駄になるじゃない!

特に私に関して異常は言われてないし、

だったら次回の採卵まで特に通院する意味はないのでは?

と思うのですが違うんでしょうか?

卵子を凍結してくれるんだったらせっせと通いますけどねぇ…

しかし顕微授精で大切なのは「フレッシュ」さらしく

次回採卵の時にも(搾りたての)精子を持って来て、

まずはフレッシュな精子があればベストなんだとか

よし!じゃあ次の生理が始まった日にもう一度病院へ行こう!と決定

残念ながら夫からこの話を聞いた日既に生理2日目だったので

翌月以降に持ち越しとなりました。

でもなんだか今回の生理は少し少ないような…

実は次回の採卵に向けて少し前からダイエットを始めたのでその影響かも?

とりあえず次回来院するのは9月末頃になりそうです。

そうすると、また去年と同じ時期に採卵することに??

そして、次回採卵までにまたお尻の病院に行かなければ。。。

準備万端で挑んで、起こり得る痛みを最小限にしなければ!

そして、次回採卵までにまたお尻の病院に行かなければ。。。

準備万端で挑んで、起こり得る痛みを最小限にしなければ!

凍結延長についての確認

7月中旬、センターから凍結に関する連絡がありました。

夫宛に届いたので私は当初中身を見てなかったのですが

確か前回採卵に行ったのが11月のはず…

そんなに早く凍結の意思確認について催促がくるのか?とビックリ

なんだかんだ言って、凍結料もかなりかかっていますし

3年しか保管してくれないし

保管する期限は1年目2万円、2年目3万円

そして最終の3年目はぐんと上がって5万円と

凍結胚が1個だろうが5個だろうが無条件にかかってきます。

高度医療ということはもちろんわかります

が、しみじみ凍結だけでもお金がかかるなぁ

…とお札に羽が生えて飛んで行く画を想像しました。

しかしこんな4ヶ月も前から催促するなんて金の亡者か?

夫に聞くと「返事なかったら廃棄するよ。みたいなこと」と言っていて

あれだけ高い凍結料を取っておきながら廃棄?とちょっと不信感

この付近では実績のあるセンターなだけに機械的すぎないか?と

凍結のお知らせなるものを読んでみました。

 

が、凍結胚ではなく凍結精子についての案内でした。

そういえば夫が精子を凍結に行ったのは去年の9月だったかな?

だから夫宛だったんですね。そして内容はいたってシンプル

もうすぐ凍結から1年経ちますが、治療方針はお決まりでしょうか?

的な挨拶から始まり

継続の場合は2年目相当額の凍結料を支払ってくださいという点と

「諸事情により廃棄を希望する場合は

必ずご夫婦それぞれの署名・捺印の上返送お願いします」的な文言が

どちらか一方の名前しかない場合は受諾できませんとか

離婚・死別など別途理由がある場合はお知らせください等の案内も

さすが…廃棄にはきちんと双方の同意がいるんじゃないの!

かつて某病院で本人に確認が取れないまま

勝手に凍結精子を廃棄したというニュースが記憶に新しいですが

(まあ病院は公立の上善意での凍結だったそうですが)

やはり我が家のように精子が少なくて貴重な場合は当然のこと

勝手に捨てられてしまったら裁判沙汰ですからね。

夫の話を頭から信じていたら

センターに対して不信感が募ってしまうところでした…危ない危ない

ちなみに精子凍結料金も凍結胚と同じ

1年目2万円、2年目3万円、3年目5万円という料金設定で上限3年です。

前回採卵の際に凍結精子を一部使っていますが

果たしてこの凍結精子くんがあと何匹いるのかわからず

とりあえず泌尿器科での数値も改善してきたので、

次回凍結料の支払いと新精子凍結のためにセンターへ行くことになりました。

それまではせっせとホルモン治療を続けてもらいます。

いえ、このホルモン治療はある程度数が改善するまでしばらく続くはずですが

 

しかし凍結胚も上限3年と期限があるし

実際1年が瞬く間に経過していっています。

今ある貴重な1個を移植するべきか…またモヤモヤしてきました。

夫に相談すると「また唐突にそういうことを言い出す(計画性がない)」と呆られ

とにかく次の精子がきちんと凍結できたら、次のステップを考えよう

凍結できれば精子がいるはずだし、今度はきちんど説明聞いてくるから。と

(我々の通っているセンターの培養士さんはきちんと説明してくれるので。

医師のほうは聞いてもよくわからないことばっかり言うけど)

とりあえず夫の精子次第となりました。

もともとそういう予定だったんですが、

実際に数を数えてしまうと急に心配になってしまうんですよね。

年齢も今年36歳になるし

とりあえず次回採卵までに少し痩せておこうと思います。

麻酔の効きにも影響あるかもしれないし…

うまくいって移植となったらデブは少し心配だし…

ホルモン治療の副作用

ホルモン治療の副作用で分かったことがあります。

それは「服用中」ではなく「服用後」

つまり、薬を一旦お休みしている間に夫のイライラがMAXになるということ

夫の場合は女性ホルモンが少し多めなので抑える目的で服用

と、いうことは…やめれば抑えられていたホルモンがどっと出る

ということは…

やめている期間はとんでもなくヒステリックになります。

もう血を見るんじゃないかというほどの激しいケンカが2日に1回…

いや、最近はもっとかも?

(手は出ません。念のため 笑)

暴言がひどくなるので本当に何度か

コノヤロー離婚してやるぞテメー!

と思ったりします。。。

いや、ホルモンて顕著ですよね…こんなに影響するなんて

でも、生理前の私ですらこんなにイライラしてないのに

もうさすがに何十回も生理を経験してきた我々は

実はホルモンコントロールのプロなのかも

なんてことを夫を見ながら学習したりします。

しかしひどい…

3回目くらいのホルモン治療の時にそれが判明したので

「来週から服用をやめるよ」と、事前申告義務ができました。

申告したところで毎日顔を合わせるため、結局ケンカは避けられませんが

早いとこ精子をせっせと凍結してもらって、

ホルモン治療から卒業してもらわねば身が持たない

思わぬ弊害にこちらもイライラしてしまいます

LH(黄体化ホルモン)とFSH(卵巣刺激ホルモン)

 ホルモン治療を始めて一週間もしないうちに

精子の検査を行いました。

まだ飲み始めて1週間なのに、数値が改善していてびっくり

 

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1段目のLHは黄体化ホルモン

2段目のFSHは卵巣刺激ホルモンだそうで

これらが低いと、精子を作る機能も低いんだそうです。

女性にはお馴染みのこのホルモン名称ですが

男性にもあるんだ。いやー生物ってすごいですね。

H29.2の検査とGW後の検査はほぼ変わらず。

それがホルモン治療後目に見えて改善しています。やったー!

具体的に言うと、

LH(黄体化ホルモン)は精巣の中にある男性ホルモンを作る細胞を刺激

②FSH(卵巣刺激ホルモン)は精巣自体を刺激

するんだそうです。

3段目のテストステロンは男性ホルモンのことで、

これに関してはもともと正常圏内でした。

2月に検査した時よりも明らかに数値が下がっていたけど、

ホルモン治療後は劇的に改善しており

先生から「10代並みですよ!」と笑いながら言われたそうで

一体何が10代並みなのか??謎です

元気度合なのか、性欲なのか…どちらもか(笑)

とにかく、数値が改善しているのでホルモン治療は継続することに

 

これの検査をしたのが5月中旬

6月下旬にもう一度夫が泌尿器科を受診し検査してみると

先生が顕微鏡で目視したところ動かないのが2匹だけ。

夫にも確認のため顕微鏡を見せていたところ

夫が見ている上部を1匹何かが走り抜けて行ったそうで

「今いました!!走って逃げました!!」と先生に報告

今回の検査は一部抽出しての目視検査だったので

この状態でいるのであれば(夫の見間違いじゃなければ)

分離器にかければ多少取れるかもしれないと。

しかし、もちろん数がまだまだなのでもう少し投薬治療は継続

せっせと薬を飲んでいる夫を見ながら、次の検査が楽しみです。

 

余談ですが、このホルモン治療については95%副作用がないという話でした。

しかし、夫はこのホルモン抑制薬を飲み始めて明らかに変化が…

すごく怒りっぽくなりました。

ひどい時には2日に1回ブチギレの大喧嘩が起こります。

相手してるこっちが疲れるくらい頻繁に

そして、美肌が自慢の夫ですが(単に皮膚が厚いだけです)

吹き出物が頻繁にできるようになりました。

しかも全然治らない…

まるで生理前の女子のようです。とても困ります。

情緒不安定になってるんでしょうか?(笑)

ホルモン治療スタート

 

2017年5月6日

術後の消毒と今後の方針説明のため夫が病院を受診

結局このまま精子を出す努力をしていこうということになり

精子を作るための様々な療法を試みることになりました。

まずはホルモン治療から

夫はもともと女性ホルモンが少し多めで

検査のたびにそれは指摘されていたのですが

特出して多いわけではないので、特に処置はされませんでした。

多いといっても常識の範囲内、という程度で

しかし少しの原因でも解明して挑むことが重要、となり

女性ホルモンを抑える薬を一定期間服用することに。

男性が女性になるために、毎日注射を打ちに行く…という類のものではありません(笑)

夫の場合はクロミッド錠を毎日半錠ずつ服用し、それを3週間続ける

その後1週間服用を止め、さらに3週間服用…

ということを受診しながら繰り返していくそうです。

その間に精液検査を行い経過を見て行くことに。

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ちなみにこの半錠の薬、薬剤師さんが裏で半分に砕いてるそうです

どうりで割れ目が「割りました!」という形なんですね

これ以上服用してしまうと女性ホルモン消えちゃうのかも?

薬剤師さんたちも大変だ…

砕いている姿を想像すると、心中お察しします。という気分になります(笑)

 

でもここで心配なのが

女性ホルモンで髪の毛に重要なんじゃなかったでしたっけ??

夫は額が少し気になってきているのですが

女性ホルモンを減らして頭髪に影響はないんでしょうか?

それが(本人も)心配でした。

それで健康な精子が取れるなら、ハゲがなんだ!と胸を張って言いますけど。

しかし先生からは特にそういった心配もなく

これを服用して抑えられるホルモンはわずからしいので

夫のようにやや多めの人には良いのだそうです。

95%の人に副作用が出ない方法なんだとか

ならいいけれども。本人も気にしてましたので(笑)

ちなみに余談ですが、私は20代の時に受けた検査で

女性ホルモン(別のホルモン?)が少し少ないと言われていました。

それでも生理はちゃんと来るし、

問題ないと言われたので特に気にしてませんでした。

友人なんかには「女ぽさが少し欠けてるんじゃない」と言われたりもしました。

(全く関係ないし!!!!多分)

なので初めて夫が検査した際女性ホルモンが多いと言われ

足りない人と少し多い人同士、合わせればプラマイゼロだね!

みたいなことを話していたんですが

やっぱり個人でフラットにしないとよくないんですね。当然だけど

私はそれ以降ホルモンについて指摘されたことはないので

多分正常値内か、多少少なくても許容内なんだと思います。

多分…

 

今回のGWは実家に帰っていました。

父に現在の治療の内容、夫の手術結果などを報告

その時はまだ細胞内の精子を探している段階だったので、

そこまでしか言ってませんが

父は当初特に何も言わず、ただ経過を聞いていただけでした。

しかし連休最後のほうに私と二人きりになった際

唐突に「子供がいることだけが幸せの姿じゃない」ということを話し出しました。

実際、ごく近しい親戚に子供がいない夫婦(70代)がいます。

どういった理由で子供がいないのか、

大人になった今でも正確な理由はわかりませんが

そこの夫婦のように、子供がいない生活もあるんだからと。

よくお世話になっている親戚だし、

自分たちも子供ができなければあの夫婦みたいな生活なんだろうな

と考えたこともあります。

その時は「まあ、とりあえずやれることは全て試したい」と話しました。

父としては特に戒めるとか、深い意味があって言ったんじゃないんだろうけど

それでも父には子供が3人(私たち)いるしなぁと思ったりしました。

親としては色々思うのかもしれません。

私たちも、どうしても欲しいんだ!!と血眼になっているわけではないし

なんとなく難しいんだろうなという薄々とした覚悟はあるわけです。

実際、夫の兄弟なんかから精子提供を受ける治療法も存在しますが

夫には他に男兄弟がいないし

そうなると夫の父(義父)になるわけですが

夫がそれだけは絶対に嫌だと言っています。

正直、万が一の時は…と私も考えてはいたんですが

義母の心中を想うと、とても提供して下さいとは言えないし。

夫が倫理的・生理的に無理だと思っていることを推進するわけにもいかないし

そこまでしなくても…(古い言い方ですが)ウチは分家だしねぇ、と(笑)

やっぱり不妊治療に終わりがないということを

父の立場からはよくわかるのかもしれません。

なんとなく私の話を聞いているだけだと思っていたのですが

父なりにきちんと考えてくれているんだなぁと

ちょっと別のことで父を見直しました。

 

そして!夫の治療費が今後半年間原則無料になるそうです。

詳しい理由はよくわからないのですが

(夫が色々言っていましたが、イマイチよくわからず)

多分高い手術費用払って取れなかったからアフターケアが無料なんじゃない?と

この後できることは薬の服用くらいですしね。

もちろん薬代は薬局で別途かかりますが

診察に関しては無料なんだそうです。これが普通なのか?

夫がその後受診するたびに精子カップをもらってくるので

我が家では部屋のあちこち精子カップが転がっています(笑)

精子の内容を検査するのであれば泌尿器科に持ち込み

その場合は時間をかけて隅々まで探してくれます。

凍結に出す場合は不妊治療センターへそのまま持ち込み

精子がいなければ「凍結不可でした」と、それで終了。

検査した精子は凍結にまわせないし

経過を見るなら泌尿器科でじっくり、なんでしょうが

何しろあれからまだ一度も検査にいってくれていないので

果たして抗ホルモン剤が効いているのか不明です

顕微鏡下精巣内精子採取術(MD-TESE)・結果

夫が受けた手術は専門用語で顕微鏡下精巣内精子採取術(MD-TESE)というそうです

その他病院によってはMicro-TESEと言ったり

要は睾丸に直接メスを入れて採取する方法なんですが

これに関しては先生から「専門用語でこんな言い方もします」

とサラッと説明があったそうです。

最近は勉強して不妊治療に挑む方が多いので

なるべくわかりやすく説明しよう、

と先生たちは専門用語を使わないそうですが

来院した方のほうから言われることも多いんだとか

私も夫も色々ネットで調べてるので聞いたことはありますが

医師からそんな専門用語言われたら怖くなっちゃうかも(笑)

なので先生方には今後も

あまりそういう略語等使わず説明してもらいたいものです。

夫の場合は部分麻酔で手術を行いました。

なので、培養士さんと意思疎通をしながら細胞を採取していったみたいです。

私だったらそんなのイヤだ…

全身麻酔をかけて、気づかないうちに終わっていて欲しいです。

全身麻酔だと、後々入院が必要なのかな?

でも今まさに自分の体にメスを入れられ、細胞を取られ

その内容を逐一報告されるという拷問

夫はエライかも、と思いました。。。

 

 

 

 

 

手術翌日、夫が消毒で来院

帰宅した夫は表情も暗く、やっぱり見つからなかったのか…と悟りました

じわじわと「子供を持つ」という道がないんだなぁと感じてきて

今まで「ダメかも」と思っていたことが

「事実」として明確になると、少なからずショックを受けました。

さてさて、正確な先生の判断は…?

と思いながら、実はどこかにまだ望みはないかと

必要であれば私にも説明してもらおうと、夫の言葉を待ちました。

しかし夫は「ちょっと待って」と無表情のまま自室へ籠り

どこかへ電話をしているようでした

しばらく話したのち

「なんだ~そういうことなんですね!!」と明るい声が…

???

さっきとは少し違い、笑顔で自室から出て来た夫

どうだった?と聞くと病院の説明では

今回採取した精子2匹はやっぱり凍結にまわせないこと

まだ細胞の中をチーム一丸となって探してるので、

どこかに精子がいるかもしれないこと

等々の説明だったようです。

精子が細胞から育つまでに10段階あって

(例えなのか、現実の段階かは不明)

夫の場合はそのどこかの過程で育たなくなっているらしいです。

そのどこの段階か、は今の医学ではわからず

まぁそれがわかれば不妊の原因が解明されることに繋がりますしね。

なので細胞のどこかに成長が止まった、

あるいは成長過程の精子がいる可能性もあるそうで

それを一生懸命探してくれているらしいです。

う~ん…果たしてそれで採取した精子は健康なのか?とやや疑問

成長過程の精子を搾取して育てることができるんでしょうか?

実際に説明を聞いていないのでわからないことだらけです。。。

やはり年齢を重ねるにつれて取れる精子の絶対数が少なくなっているので

もう少し不妊治療を始めるのが早ければ、まだ採れた精子があったかも

というのが数字を見ても明らかでした。

後の祭りですけどね。

先生の判断としては、精子が全くいないわけではないので

とにかく精子を作るところから始めましょう、と

ストレスのない生活が大事です。と念押しされたらしく

今までしてもらっていたマッサージが週4から週2に減りました。。。

私は肩こりがひどく、これが「めまい症」の一因にもなっているようなので

頭位めまい症が勃発して以降、夫に肩のマッサージをしてもらっていました。

素人ながら、だいぶラクになるので助かっていたのですが

夫にとってはこれがかなりのストレスだったらしいです。

(実際これで数え切れないほどケンカをしています)

だって肩こるんだもん。。。ううどうしよう

しかしこれが精子製造に一役買うのであれば、従いましょう。

夫はとっても嬉しそうでした。悔しい

 

ただこの結果を以て我々夫婦に厳しい現実が

全くのゼロであれば、我々の不妊治療はこれで終了していたと思います。

しかし全くのゼロではないこと

どの工程で成長が止まっているか不明なので、

あらゆる手段を試してみながら精子を作っていく過程を見ること

タマを開いてみてわかったのがこの2点でした。

現在凍結している精子は(数が不明ですが、複数あるらしいです)

貴重なので当分使わないと断言されたそうです。

それを最終的にキープしたまま、

現段階で精子の数を増やすためにできる限りのことをして

最終手段として取っておこう、と

卵子も年々状態は悪くなると思うんですけど…

その過程で、現在凍結してある胚を移植するのも良いのでは?と

正直凍結胚を今の段階で使うのは怖いです

もし今後夫の精子が回復しなかったら、

この凍結胚にかかるプレッシャーはすさまじいものがある。。。

しかし精子がもうできない!とわかった段階で使うのも怖い

ていうか、卵子どんどん年とっちゃう

年齢が高くなると流産の可能性も高くなるので、そっちのリスクもあります。

どうしようかな~

精子が作られる過程を見守るって文字にすれば簡単ですけど

恐らく長い時間かかるんですよね

その結果を待つぐらいなら、移植したほうがいいのかな?

ちなみに細胞さえ取れれば

それを顕微授精に使う方法もあるそうです。

北九州のセントマザーが有名ですね。

どうしても、の場合はそちらも検討しています。

しかし、そうなると通院が必要になるかもしれず

その場合は九州への引っ越しも必要になるかな?と

まだ検討の段階なのでどうなるかわかりませんが

最終的に望むのであれば、その可能性もあります。

私は九州出身なので全く抵抗ありませんけどね(笑)

夫の場合は細胞があることはわかっているので、それもアリかな?と

 

夫が何の質問をしたのかよく覚えていませんが

帰宅した際表情が暗かったのは、

その説明がよくわからなかったからみたいです。

帰宅してすぐ先生に電話して、説明をもう一度聞いて納得したので

晴れやかな表情に戻っていました。

こっちとしてはショックだったんだな~と思っていたので

紛らわしいからやめてもらいたい。

 

今回は術後すぐなので病院で消毒してもらいましたが

今後は自分で消毒が必要になります

連休に入ることもあり、大量の消毒グッズを持たされていました。

要は赤チンと呼ばれるあの液体ですね

あれと、傷口に塗るためのデカイ綿棒です

確か術後2日目の風呂上りから消毒生活が始まったと思います

私は傷口がどんなものか気になったので見せてもらいました

左側のタマ(今回手術をしたのは左なので)の下のほうに

2cmくらいの傷跡(もっと小さいかも?)があり、紺色の糸で塗ってあります。

手術直後なのでだいぶ腫れていました

その色やシワの具合で、なんとなくローストビーフを想像してしまい(笑)

だって似てるんですもん

貴重な経験なので、傷に赤チンを塗るところも見せてもらいました。

糸の付近をチョンチョンチョン…と塗っていくんですが

触るとやっぱり多少痛いみたいでした

もっと丁寧に塗った方が良いのでは、とも思いましたが

私がチョンチョンするわけにもいかず

というか、痛いので絶対綿棒渡してくれなかったと思います。

鏡見ながらすればいいのにな~と思いながら見ていました。

消毒が終わったらデッカイ絆創膏を貼っておしまい。

糸は体内に吸収される?自然に溶けるものなので抜糸は不要

絆創膏が意外と傷跡をガードしてくれるので日常生活に支障はなさそうです。

 

今後のことは、また一週間後の受診で徐々に決めていくらしく

その治療方法次第で移植するかどうか決めようと思います。

タマ切り(TESE)挑戦

ピ(RAIN)とキム・テヒ夫妻のオメデタが話題ですね。

お二人が結婚したのは今年の1月ですし、

かなりきちんと手順を踏んだうえでのスピード懐妊だと思いました。

「やっぱりすぐできるもんなんだなぁ」というのが感想です。

私は妊娠の経験がなく、姉もなかなかできなかったので

特に実感がなかったんですが

やっぱり特に問題がない男女であればすぐできるもんなんですね。

単純に「そうなんだ!」と実感しました。

特に嫉妬などの感情は一切なく、

不思議~やっぱりそうだったんだ~と納得した感じ。

そういえば友達でも子供を作ろう!と挑戦して

1回でできた、という人も多いですし

世の中ではこのタイプの人が多いんだろうなぁなんて

お二人のオメデタを聞いてふむふむと思いました。

 

 

 

 

さて、閑話休題

2017/4/28 夫がタマ切り手術に行ってきました

(俗にいうTESEという手術です)

この日の手術開始は13時から

平日だったので、私が出社する時間には夫はまだごろごろ寝ていました。

 

お昼頃までは気になっていたのですが、特に何の連絡もなく

気づけば仕事も終わり、結局「終わった」とも何の報告もないまま私は帰宅。

連絡がないということは。。。ダメだったんだろうな、と思いました。

手術自体は大体長くても80分くらい

その後は完全に痛みが治まるまで(要は痛み止めがしっかり効くまで?)

病院で横になっていないといけないと説明を受けていたのですが

帰宅時間は18時過ぎ。

まさかそんな時間まで病院にいるはずもなく

…ということは。という推測です

 

帰宅すると夫の靴があり

自分の部屋で横になっている足が見えました。

ただいま、と声をかけても何の返事もなし

やっぱりダメだったんだな。と納得

開いたところで精子が見つけられないかもしれない、とは言っていたので

(先生からではなく夫から聞かされた言葉ですが)

開いてもいない確率が高いのかもしれない、とは思っていました。

実際にいないとなると。。。特に大きなショックはなかったです。

そっか、子供できないんだなぁとじわじわ思えてきた。という具合

でも夫に確認しないと確実な答えがわからないので

(彼しか聞いてないわけですから)

傷ついているであろう彼に最大限配慮して

痛かった?まだ痛む?等、なにげな~く聞いてみたんですが

ボソボソッと「痛い」みたいな声がしてそれで終了

前の手術の時もそうでしたが

手術に耐性がない(ある人なんているんだろうか?)夫にとって

手術の傷跡というのはだいぶダメージが大きいらしく

3日くらいは痛い痛いと不機嫌でした。

なので、今回もまた意味不明な不機嫌が続くんだろうな、と。

彼にしてみれば痛い思いをして傷跡をつけたのに

精子が見つからなかった、という深いショックを受けたわけですから

せめてそっとしておいてあげようと。

 

けれどもお腹は空きますし

この日は母がタケノコご飯を送ってくれていたのでそれを夕食とし

夫のぶんもきちんと用意して声をかけましたが

「…今動けないからおいといて」と不機嫌そうに言うだけ

気持ちはわかるんですが、結果も教えてくれないし

不機嫌な返しをされてこっちもだんだん不機嫌になってきて

夫の分まで多めに食べてやりました。

しばらくして夫がのそのそ起きてきて

「…少ない」と文句を言っていましたが、

どうせ痛みが気になってそんなに食べれないんだから、無視しました。

テレビを見て少し笑っていたので、どうだったの?と聞いたら

「まだわからん」との返事

え!手術しといて、いるかいないかわからないとかあるの?

テレビを見る気力はある夫のそばに行き、最低限のことを確認してみると

手術中「いませんねぇ…」と何回も言われたみたいです。

全身麻酔じゃなくて部分麻酔で

培養士さんたちとやりとりしながら手術を行ったそうです

結局手術中に2匹だけ精子が見つかり、

細胞をとりあえず取り出しているので、

それをセンターに持ち帰って他に精子がいないか探すとのこと。

2匹だけ見つかった精子は運動率が良いとは言えず

状態も良いとは言えず

これを凍結にまわすのは恐らく厳しいだろう、という結果だったそうです。

とりあえず翌日も消毒のため来院しないといけないので

その時に再度詳細を聞くことに。

 

で、すごく傷跡が痛いんだろうと最大限のやさしさで聞いてみると

傷はもう全く痛くない。ただ女にはわからないタマの痛みがずっとある

そうです。

女にはわからない痛み…そりゃわかりませんわ(笑)

夫曰く、タマをずっとギュッとされているような感覚らしいです

う~ん…わからない

 

手術の結果は微妙でした。

でも多分いないんじゃないかな?と思っています。

2匹いたけど凍結に耐えられないって

全くいないわけじゃないから微妙中の微妙

この後細胞を探してもいなかったらどうするんだろう?

色々な疑問は残りますが、これは翌日以降の先生の言葉次第ですね

とりあえず夫はこの日はお風呂に入れないので

ノロノロと下着を履き替え(その間声にならない何かを呟いていました)

身体を濡れタオルでせっせと拭いて、早々に眠りにつきました。

今回の分は凍結にまわせないと判断が下ったので

お支払いは50万弱くらい?

それでもなかなかの高額です。

今年は絶対に確定申告して医療費少しでも取り戻そうと思います。