無精子症夫と挑む不妊治療~妻記~

無精子症であることが発覚した夫と私の不妊治療記録です。ほぼ私の記録です

4回目の採卵

2019/1/12(土)採卵当日

測る必要はないんですが、ついつい習慣で基礎体温を毎日測っています

その目覚ましをいつも7:00にセットしているせいで起こされる…

ちょっと早めに食事をしようと起き上がりましたが

食事が終わったところで坐薬の時間は8:00と決まっているし

ものすごく寝足りなかったので座薬を入れてすぐ二度寝しました

水分は10:10までしか取れないので、10時少し前に起きてがぶ飲み

あまり飲むと採卵前にトイレに行かなきゃいけなくなるので考慮しながら。。。

この時一緒に安定剤も飲みました。やはり麻酔からのめまいが恐くて

今回は土曜ということもあり、採卵前にセンターの採精室でできたてを使うことに

人が多いのはわかっていたので、夫はスムーズにできるか心配していて

「他の人が使ったすぐ後の部屋で採精するのは嫌だ!」←やや潔癖症

と言うので、診察時間は11:00でしたが少し早めに出発

メイクしなくていいから出発が早くて助かる…

10:40頃にセンターに到着しましたが、採精室は2部屋しかなく既に満室

とりあえず私は診察待ちなので、一人で頑張ってもらうことに

診察を待ってる時に気付きましたが同意書を忘れた!

今回はきちんと書いてきたのに、まんまと家に置いてきてしまいました

取りに戻る時間もなく、診察終わりに同意書の紙をもらうことに

エコーで確認すると卵は排卵されてなくて、2個くらい取れそうかな?と

11:00よりも早く診察が終わり、同意書を受け取って

心配しながら採卵するフロアの近くまで行ったものの夫の姿はなく

しばらくそのフロアをうろうろしていましたが夫は出てこず

採卵の時間も迫ってるし、麻酔もしなきゃいけないし、

同意書も書かないといけないし…悩みましたが、一旦私は採卵の部屋へ入りました

入室する際培養士さん(看護師さん?)に精液を持ってきましたか?と聞かれましたが

本人がさっき採精室に入ったけどまだ出てこないと申告

終わったら採卵室のチャイム鳴らすように言っておいてくださいと言われ

すぐさまメッセージを送りました

部屋に案内されましたが、午後という採卵のタイミングなのか

今回は簡易ではなくきちんとしたベッドの部屋でした

簡易部屋はカーテン仕切りなので色々気を使って大変なので助かる

同意書を預かります、と言われ事情を説明

ペンを借りてまずは私だけ署名

申し訳ないと思いながらも「もうすぐ夫が精子持参でチャイムを鳴らすので

その時にこの同意書を渡して記入してもらって欲しい」と託しました

一瞬(忙しいのか)ちょっと困った顔をされましたが、

現状どうにもできないのでひとまず預かってくれました

ごめんなさい。。。ものすごい罪悪感

着替える前にトイレに行き、万全の状態で着替えてベッドに横になります

あとは恐怖の点滴を待つのみ…頼むから上手い人であって欲しい

いつものように左腕を差し出し、左でお願いしますと告げるけど

看護師さんが一向に針を刺す気配がない

この時の看護師さんは明らかに新人さんぽくて、こっちも凄まじく緊張

1回目、痛い…そしてもちろんうまく入らない

次の段階ですぐ右腕へ。2回目…とても痛い。

そして看護師さんの戸惑う雰囲気しか感じられない。

とても嫌な予感…

「2回失敗してますので、交代させて頂きますね」とちょっと焦った声が

さらに「体が冷えてると血管がうまく出ないので、少しお湯で温めましょうか」

といつものパターンに

またお湯か…お湯を使って血管が出たことは未だにない。無駄な気がする

するとさっきの看護師さんが戻ってきて何か準備をしてから

「もう少しお待ちくださいね」と出て行く。どうやらみんな忙しく

代わりに点滴をしてくる人がいない模様

今回ははすごく忙しかったのか、ベッドに入ってから点滴が来るまで結構時間がかかり

時計がなかったので確認できませんでしたが、お湯の話をしている段階で

既に採卵15分くらい前だったと思います

採卵の前に吐き気止めを入れておく、とか色々説明聞いていたのに

吐き気止めが効かないまま麻酔をしちゃうとどうなっちゃうのかしらと不安が倍増

ドキドキしながら全然戻ってこない看護師さんを待っていると

遠くのほうで「まだ終わらないの?」という先生の声が…

針がなかなか入らなくて…と言っている看護師さんの声。あ、私のこと?

するとカーテンが開いて、いつも診察を希望しているO医師が登場

「点滴がうまくいかなくてすみませんね、ちょっと見せてください」

と私の腕を取る

隣にさっきの看護師さんが待機して、先生と何か小さな声で話して

先生が私の左腕の手首あたりを確認し(そこは痛そうだから嫌だ!)

肘の内側も確認し、最終的に手首と肘の内側の中間地点にある血管を指差して

「ここだね」と看護師さんに指示

え…そんな中間点から採るのですか?腕を曲げないから後々ラクそうだけど…

怖いんだけど!!!

と思うけどもちろん射す場面は見れない

それだけ指示して先生は出て行きました

不思議と先生が指示したその場所は痛くもなくすんなり針が入り、

テープで固定されて「お待ちください」と終了

お医者さんでも採血・点滴下手な人は多いけど(看護師さんがするので)

産婦人科の先生はやっぱり点滴とか採血が日常茶飯事なので上手いのかなーと

ぼんやり思っていました。(真相は不明です)

そして、やっぱり採卵の時間が迫ってるのに事前準備が終わってないのを聞いて

とうとう先生が出て来た、ということみたいです

なんでO医師がそこにいたのか全く気にしていませんでしたが

採卵の時間になったので採卵室へ入ると、

その日は採卵を実際にする先生がO医師だったみたいです

顔は隠れてたけど、ちょっと声に特徴があるので判明しました

ここのセンターの先生は隣の産婦人科も兼任してるし

婦人科関連は全部できるんだなぁと関係ないことを考えてしまいました。

いつものように腕に血圧計を巻かれ、右の指には酸素濃度を測るやつ

(酸素濃度を測ります、と書いてあったけど心拍数に連動してる気が?)

安定剤が効いているのでボーッとしていましたが、

今回は麻酔を入れる時に合図がなくて(培養士さんに申告しなかったかな?)

いつ麻酔が入るのか、点滴の辺りをそれなりに気にしていたんですが

その腕の近辺で看護師さんが色々やってるのでタイミングがわからず

医学用語で〇〇入ります、みたいなことを言った後腕がだんだん重くなってきて

すぐさま上半身がぐわーっと重くなって麻酔が入ったことがわかりました

目を閉じていたかったので合図が欲しかった…

めまいにはならなかったので良かったけど

ぼんやりした状態で着々と準備は進み、器具が入り洗浄しいよいよ採卵開始

体重を過少申告したので痛みが心配でしたが

1回チクッとしたかな?という感覚があり

下のほうで「ここにもあるね」という声が遠く聞こえ、

次の針に備えて身構えることもなくあっという間に終わりました

はやっ!というのが感想です

看護師さんが「終わりましたよー」と声をかけてくださり

気づけばガーゼを入れられていました。

ここでお尻らへんに起こる激痛…

また??やっぱり内膜症?これがあるとガーゼ抜くとき痛いんだけど…

先生がギュッギュッをガーゼを押し込む度に、

肛門付近に訪れる激痛に尻が固まりながら地獄が過ぎるのを待ちました

その後色々後処理をした後起き上がりましたが、

麻酔でちょっとフラッとしたかな?くらいでした

そのままスタスタ部屋に戻りしばらく睡眠へ。。。

隣の人に説明してる声や、どうやら点滴の失敗?か液の漏れがあったみたいで

なんだか騒がしかった気がしますが、いつの間にか眠っていました。

ウトウトから寝入るとなんだか地の底から響くようなすごい音が…

え、何今の音?と目が覚めるとその音は止まり。自分のいびきでした(笑)

そんなことを何回か繰り返しながら、なんとなーく目が覚めてきた頃

 

看護師さんに促されトイレへ

ここで憂鬱なのが激痛であろうガーゼ抜きの時間。これが恐い

トイレを終えて、意を決してガーゼのしっぽを掴み引き抜きます

一気に抜いたらダメって書いてあったけど、痛みが続くなら一気に抜きたい!

序盤にいつものように肛門から突き抜けるような痛みがズコーンとありましたが

ガーゼがいつもより短かったみたいで、そんなに苦しまずに抜けました

よかった…助かった

スッキリした気分で部屋に戻り下着をつけてポカリを飲みます

今回は麻酔が少なかったみたいで全然気持ち悪くならない

 

 

よっこらしょ、とベッドに横になると看護師さんが来て

「この点滴終わったらおしまいですので、その頃にまた来ますね」と退出

この段階で夫にメールでお迎え依頼。14:19でした

麻酔の抜け具合が心配だったので夫には一度家に帰ってもらっていました

夕方までかかる可能性もあるので。。。

今回は全く気分も悪くならず、それよりも空腹感がしんどかった

14:50頃点滴が終わり、針から解放されました

腕の折れ曲がる場所じゃなかったのでいつもより全税痛くなかったです

本当に次回からもここにしてほしいくらい。

夫に終わったよと連絡をするものの全く返事がない

もしかしたら寝ているのでは…

お金は夫が再来院する時に持って来てもらうことになっていたので

呼ばれてもお金がありませんという恥ずかしい事態になってしまう

必死に電話をするものの出ず。焦る

とりあえず着替えて培養士さんからの説明を待ちます

しばらくして培養士さんが来て、今回卵は3つ採れたけど1つが未成熟だったとのこと

毎回思うんですが、未成熟の卵は使えないんだから痛いし取らないで欲しい…

まあ取ってみないとわからないというのがあるんでしょうけど

採卵前の診察で大きさは育ってなかったんだから、未成熟なのはわかるのに…

採られ損な気がします

2つを培養にかけますね、という説明でした

夫の精子が心配だったけど、洗浄にかけて動いてるのがいたので使います、と

(確か採卵前にも同じことを言われた気がします)

凍結の精子は一体いつ出番がくるのだろう…

受精結果は祝日をはさむので1/14の日中に電話確認するよう言われました

祝日でお休みだけど、培養室は開いているそうです。

培養士さんからの説明が終わり、いよいよお会計へ

どうしよう!お金ないけど!迫る順番

その時、やっと夫が到着。案の定寝ていたそうです

寝るならお金渡してからにしてくれ!

今回は自然周期での採卵だったため、11万円ほどでした。

顕微授精にかかる費用は々ですが、自然周期の費用はグッと下がるみたいです

注射がないから当たり前か?

内膜の厚みもしっかりあり、うまくいけば1/17にはすぐ移植の予定だそうです。

さすが早い

セフスパン(抗生物質)を処方されてこの日は帰宅

卵の数が少なかったせいか、麻酔の余波もそれほどなく

何よりお腹の張りがほとんどなく。それが大変ありがたかった

おかげで連休はゴロゴロ過ごしました

 

 

1/14 お昼頃培養室へ確認の電話

なんと!全く受精しなかったそうです。

今まで受精すらしなかった、というのは初めてなので衝撃。。。

やっぱり絶対数が少ないとこういうことがあるのか~と

今回は残念ながら受精しなかったので、一部返金があります。と言われました

何の話かよくわからず?とりあえず採卵後のお腹の様子を確認するためにも

一度1週間以内に受診してください、と言われました。

返金て何?凍結代を先に請求されてるってこと?

いや、今回は自然周期の採卵で受精すればそのまま移植の予定だったから

移植の費用を先払いしてるってこと?

いや、一部返金って言ったしそれはないか?何のこと?

と、???連続でした

さほどショックが大きくなかったのは、自然周期が故にお腹のダメージも少なく

次の生理が来たらすぐ採卵に進めると言うスパンの早さがとても魅力的でした

注射もないので時間割かなくて済むし、お腹も張らないし

今回は残念だったね、という感じで終了しました。

 

しかし自然周期の採卵本当にありがたい

その分1つの卵子にかける負担は大きくなるけど

あと、精子の健康状態もとても重要になるけど

麻酔も軽いし、仮に痛かったとしても多くて3回くらい我慢すればいいし

いいことづくめ!!