無精子症夫と挑む不妊治療~妻記~

無精子症であることが発覚した夫と私の不妊治療記録です。ほぼ私の記録です

スキンタグ切除

2017/8/28 スキンタグ切除に行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※※※※※※※※お尻の話です…※※※※※※※※

 

 

 

 

 

前回内痔の治療をした際、穴付近に梅干しのタネみたいなイボが出てしまい

それが治った後に大きな皮膚のたるみができました。

最後に術後診察に行った時

「すぐ取れるからいつでも良いよ」と言われていましたが早8ヶ月

スキンタグ切除の場合は日帰りで治療できるけど

午前中は10時まで、午後は16時までに来院してねと言われていたこともあり

わざわざ半休取っていくほどでは…

と思っていたので延ばし延ばしになっていました。

他の病院も探そうと思っていたのに

結局この日受診したのは前回と同じ病院でした(笑)

実はこの日健康診断で仕事を休んでいたのですが

健康診断はもちろん午前中に終了

実は健康診断のセンターとこの病院がとても近いんですね。

なので、健康診断が決まった日に漠然と「この日切ったら1日で終わる」

と考え、早々に予定は決まっていました。

実際は健康診断後午後の診察まで大分時間があるので

一旦帰宅したから近いもクソもないんですが。

前回16時に病院に到着した時には、既に待合室は患者さんでいっぱい

16時午後診療の受付スタートのはずが、

16時過ぎに行った段階で1時間以上待ちますと言われた過去があります。

絶対切ろうと思っていたこの日、15:10に到着しました

が、既に2人病院の外で待っていたのは驚きました。

予約制にしてくれよ…つくづく思います。

16時過ぎてようやく院内に入れたのですが、

15:30の段階で20人ほど並んでいました。

恐るべし…休日明けのせい?(月曜でした)

ずっと立ちっぱなしで1時間待った甲斐あって10分ほどですぐに診療開始

皮を取りたいと伝えると

「よく覚えてたね。じゃあ診察して取れるようならすぐ取ります」

と言われ

実はこの段階ではまだ今日切れるとは思ってませんでした。

一回お尻の中をキレイにしてから(何日か軟膏を使ってから)

後日切除のため再来院になるだろうと思っていたので

何の心の準備もせず。この後どんな処置が必要になるかも調べず

本当に軽い気持ちで来院したのでした。

診察が始まると「うんうん、コレね。あ、ここにももう一つあるね

じゃあ今日取っちゃいましょう。すぐ終わりますよ」

と言われ「ラッキー!今日取れるんだ。用事が一気に終わってよかった」

くらいに思っていました。

術後出血が止まるまで安静にしていないといけないので

1時間~1時間半ほど横になっていてもらうけど、お時間大丈夫ですか?

と看護師さんに聞かれ。まぁ日帰り手術だし必要だよなと思い

お休みを取っているので時間の制約もないしちょうどいいや。と思いました。

が、スキンタグ切除とはもちろん名前の通り「切除」であり

皮を切ってしまうんですよね。

以前経験した内痔にゴムをかけるなんて手法とは違い

確実に切除するから出血するんですよね。

しかも切ってしまうということは…

 

「はい、ちょっとチクッとしますよ。痛いけどごめんね~」

と言いながら先生が麻酔?を打つんですが

これがムチャクチャ痛い!!!!!!!!!!

「っっっっっっっっ!!!!!!」と息を飲む叫びを上げ

診察台がちぎれて中の綿が出て来るのではというくらい、

診察台のヘリを握り締めました。

声にならないほどの痛み!!!!!!!!

しかも一瞬ではなく6~7秒続きます。

「はい、痛かったね~」で終了かと思いきや

「もう一つあるからこっちもちょっと痛いよ~ごめんね~」

の声と共に肛門に突き刺さる激痛

「いっっっっっーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」

今回は確実に声が出ました。最初の部分だけ

ナメてました。やっぱり痔の手術ってとても痛い

だって肛門は色んな神経が集中してる上に粘膜だから

直接臓器だから、そりゃ粘膜の神経行き交ってる場所に

例え細い針だろうが何か刺されたら激痛ですよ。

肛門に針を刺されながらそれにようやく気付きました。

遅かったです。そして勉強不足でした。

内痔の輪ゴムかける治療も痛いと思ったけど

今のところ肛門への麻酔がダントツ1位です。

もう2発も針を刺されたことによって体中の力が抜け

しかしなぜか体勢は変えられず、診察台のヘリを握り締め続けました

その後ももう一度針を刺されたけど

既に麻酔が効いていたので大丈夫でした。

どうやって切除してるかはわかりませんが

「(1つ目)ハイ取れたよ~次はもう1つも切るよ~…ハイおしまい」

という感じで本当に早く切除が終了しました。

トータル5分くらい?

「肛門へ針」の衝撃により体が硬直し、

「ホラこれが今回取れた皮膚だよ」と先生が見せてくれたけど

首も動かせず、目だけ動かしてその取れた皮膚を確認。

なんか…焼肉のホルモンみたいでした。

もちろん皮膚だけカットするのではなく、少し根本の部分もカットしてあって

あの部分は一体何だろうか。と

痛みのあまりよくわからないことを考えていました。

放心状態だったのですが先生の声に何か答えるべきかと考え

でやっと絞り出したのは「うへぇ~…」というなんとも間抜けな声でした。

 

看護師さんに肛門付近に厚めにガーゼを当ててもらい

ナプキンをもらってセット完了。診察室の奥にある個室へ案内され

出血が止まるまで安静にしているよう指示がありました。

その個室が…どこかで見たことあるような…

採卵時に控室(?)で待機していたその部屋にソックリでした(笑)

思わず写真を撮ってしまった

 

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安静に、と言われたのでそのまま横になれば良いものの

どうにもさっきもらったナプキンの位置が前すぎる気がして

下着を汚したくなかったのでもう一度お尻のほうへズラし

一旦横になったものの、やっぱり履いてるズボンに血がつくのがイヤなので

再度起き出して下はパンツのみの姿で毛布をかけて横になりました。

しかしただ横になって待つのもしんどい。眠くもないし

またまた起き出してスマホウォークマンをセット

ゴロゴロしながらスマホをいじって時間が経つのを待ちました。

血が止まれば後はパラダイス!と思っていた私ですが

術後20分ほど経った頃、じわじわと肛門に鋭い痛みが…

どうやら麻酔が切れてきた模様

どんどん痛くなり、肛門がズキズキ痛みだしました。

しまった…ここまでは想定外だった…

どうやらスキンタグ切除の際はカットするだけで傷口は縫わないので

自然にくっつくまで傷口はほったらかしです

(ネットを見ると傷口を焼いて止血処理する等も書いてありました)

傷口が塞がるまで、ずっとパックリ開いた肛門と生活を共に??

とにかく術後20~40分の痛みはどうすることもできず

この痛みで初めて

「手術をしたんだ。手術ってやっぱり痛いんだ」と思いました。

もうスマホも触れず。肛門が一番ラクになるという体制=横向きの状態で

ただただ痛みの波が治まるのをじっと耐えていました。

この痛み、これから治まるの?もしや毎日ロキソニンが必要?

この段階で少し後悔し始めてました。もっと体調が万全な日にすればよかった

実はこの日健康診断で人生初の胃カメラを経験しており

経験者なら初胃カメラの時の衝撃は分かって頂けるかと思うのですが

運よく鼻から胃カメラを選べたにも関わらず、壮絶な検査でした

午前中に1日ぶんの体力を使い果たしたと思っていたこの日

まさか同日夕方に痛みによる脱力感を再び味わうとは

人生でこんな経験なかなかないかも。貴重な日でした(笑)

しかもビリビリと裂けるような痛みの途中ですごくガスを出したくなり

果たしてこの状態でオナラをしても大丈夫なのかとても不安でした。

出したい。でも傷口が恐い。どうしよう…聞く?

「何かあったら鳴らしてください」と用意されていたブザーに手を伸ばし考える

痛みを伴うならガマンしよう。と思ってブザーは押しませんでしたが

よくよく考えてみると、横になっている場所で

「オナラしても良いですか?」と質問するなんてとても間抜けな行為なので

常識ある大人なら聞かなくて正解だと、今なら明らかにわかります。

なんか痛みでどうにかなっていたようです(笑)

 

じっと耐えること30分ほど。ようやく痛みが治まってきて

(もしかするとビリビリとした痛みに慣れただけかも?)

術後1時間ほどで看護師さんが出血具合を確認に来ました。

少しずつ治まっているものの、まだ少し出血があるようで

「後ほど先生がまた診察に来ますので。

それで大丈夫なようであればお帰り頂いて結構ですよ」と再度ガーゼを交代

下着を脱いだ状態で横向きになりましたが、

どうせすぐ先生が来るんなら。とパンツを下ろしたままで待ちました。

今私、すごく情けない恰好をしている…

結局先生が来たのはそれから15分後くらいだったので

けっこうな時間半ケツ状態で横になっていました。

チラッと出血の状態を確認して、もう止まっていたみたいなので

帰宅OKサインが出てすべての治療は終了。

横になったまま看護師さんから一通り説明を受けました。

今日は運動・飲酒・シャワーは控えること、

その後「止血剤を入れています。水溶性なのでそのままで大丈夫ですが

トイレに行った時たまにドバーッと出てビックリされる方がいますが

異常ではないので大丈夫ですよ」と言われ

うっすら残るピリピリとした痛みに気を取られ、言葉の意味が理解できずに

何が水溶性なのにドバーと出るのか。大の話か?と理解不能

何が出るんですか?と聞いてしまい「止血剤が…」と再度話し始めたので

あ、トイレ言った時に血がドバーと出るってことですねとようやく納得

ピンとこなかった私も悪いけど、血が出ると説明して欲しかった

あえてオブラートに包んで言ってくれた看護師さん。もう少し説明を…

何か食べたらいけない食べ物とかありますか?と再度謎の質問をしてしまい

ニッコリ笑って大丈夫ですよ。と言われてようやく終わったーと実感

受付でお会計をした際、保険適用で5,800円ほど

薬は本来ならマグミット錠が出るはずなんですが

前回のマグミットが大量に残っており、

今回は軟膏とロキソニンの処方だけでした。

薬代が別途900円くらい。思ったほど高くなかった。

歩く時も別に何の違和感もなく、

普段通り早歩きしても問題はありませんでした。

電車で座っても痛くないし、あとは傷口が塞がるのを待つばかり

 

痔主なので当然かもしれませんが、私は便秘持ちです

ひどい時には1週間出なかったりします。

これは食生活のせいだと重々承知しています

最近はダイエットをしていたこともあり、青汁をせっせと飲んでいました。

実はこの青汁のおかげで、不規則だったトイレライフが

なんと2日に1回のサイクルにまで改善していました。

手術をした日はこの日に当たるサイクルだったのですが

さすがに胃カメラ検査の影響で昼まで絶食だったこと

絶食後の食事なので軽いものしか食べていないこと

夜ごはんも手術の影響か全然食欲がなかったのでそんなに食べなかったこと

という要因も重なり、この日は出ませんでした。

否、傷口が心配で少し我慢してました。

闘いは翌日に持ち越して、この日は夜用ナプキンをして就寝

そんなに痛くなかったのですが、念のためロキソニンを飲んで寝ました。

術後はしばらく肛門が腫れた状態になるとネットにも書いてあったし

今後2、3回のトイレは少し怖いかな~と思ってみたり

でも輪ゴム手術の時ほど痛みが残らなかったので

スキンタグ手術最高だぜ!と思って一日を終えたこの日

 

本当の恐怖はこれから始まるとも知らず…

満を持しての精子ストック

2017/8/21 夫が精子凍結に行きました。

前回の泌尿器科での検診結果を受けて、数値が向上していたので

実際どうなっているのかを確かめる意味も込めて

再度凍結にチャレンジ

結果…何匹いたのかはわかりませんが、前回より数が増えているそうです!

ちゃんと培養士さんの説明を聞いて来いと言っておいたのですが

「あそこはあくまで婦人科だから、

男性は精子を凍結できたか否かしか教えてくれないんだ」

と言い訳を…

多分面倒くさくて聞かなかっただけだと思います。

それか当たった培養士さんが悪かったのか

結局はっきりとした数値では示されなかったものの

「前回より数は増えている」ということは確定しているので

ストックされている精子は着実に増えています。

移動中夫がこっそり覗き見たカルテによると

前回の凍結した際に出た数値は「6」今回は「8」とあったそうです

一体何の数値か夫も憶えていないので謎ですが

8匹凍結できた、ということではなく

運動精子が確認された云々ということのようです??

よくわかりません。とりあえず増えてることだけわかりました。

そこで「一応凍結精子の数は確保できているので、あとは採卵に来てください

そういえば奥様最近来院されてないみたいですね?」と言われたとのこと

だって精子がいないことには採卵したって卵が無駄になるじゃない!

特に私に関して異常は言われてないし、

だったら次回の採卵まで特に通院する意味はないのでは?

と思うのですが違うんでしょうか?

卵子を凍結してくれるんだったらせっせと通いますけどねぇ…

しかし顕微授精で大切なのは「フレッシュ」さらしく

次回採卵の時にも(搾りたての)精子を持って来て、

まずはフレッシュな精子があればベストなんだとか

よし!じゃあ次の生理が始まった日にもう一度病院へ行こう!と決定

残念ながら夫からこの話を聞いた日既に生理2日目だったので

翌月以降に持ち越しとなりました。

でもなんだか今回の生理は少し少ないような…

実は次回の採卵に向けて少し前からダイエットを始めたのでその影響かも?

とりあえず次回来院するのは9月末頃になりそうです。

そうすると、また去年と同じ時期に採卵することに??

そして、次回採卵までにまたお尻の病院に行かなければ。。。

準備万端で挑んで、起こり得る痛みを最小限にしなければ!

そして、次回採卵までにまたお尻の病院に行かなければ。。。

準備万端で挑んで、起こり得る痛みを最小限にしなければ!

凍結延長についての確認

7月中旬、センターから凍結に関する連絡がありました。

夫宛に届いたので私は当初中身を見てなかったのですが

確か前回採卵に行ったのが11月のはず…

そんなに早く凍結の意思確認について催促がくるのか?とビックリ

なんだかんだ言って、凍結料もかなりかかっていますし

3年しか保管してくれないし

保管する期限は1年目2万円、2年目3万円

そして最終の3年目はぐんと上がって5万円と

凍結胚が1個だろうが5個だろうが無条件にかかってきます。

高度医療ということはもちろんわかります

が、しみじみ凍結だけでもお金がかかるなぁ

…とお札に羽が生えて飛んで行く画を想像しました。

しかしこんな4ヶ月も前から催促するなんて金の亡者か?

夫に聞くと「返事なかったら廃棄するよ。みたいなこと」と言っていて

あれだけ高い凍結料を取っておきながら廃棄?とちょっと不信感

この付近では実績のあるセンターなだけに機械的すぎないか?と

凍結のお知らせなるものを読んでみました。

 

が、凍結胚ではなく凍結精子についての案内でした。

そういえば夫が精子を凍結に行ったのは去年の9月だったかな?

だから夫宛だったんですね。そして内容はいたってシンプル

もうすぐ凍結から1年経ちますが、治療方針はお決まりでしょうか?

的な挨拶から始まり

継続の場合は2年目相当額の凍結料を支払ってくださいという点と

「諸事情により廃棄を希望する場合は

必ずご夫婦それぞれの署名・捺印の上返送お願いします」的な文言が

どちらか一方の名前しかない場合は受諾できませんとか

離婚・死別など別途理由がある場合はお知らせください等の案内も

さすが…廃棄にはきちんと双方の同意がいるんじゃないの!

かつて某病院で本人に確認が取れないまま

勝手に凍結精子を廃棄したというニュースが記憶に新しいですが

(まあ病院は公立の上善意での凍結だったそうですが)

やはり我が家のように精子が少なくて貴重な場合は当然のこと

勝手に捨てられてしまったら裁判沙汰ですからね。

夫の話を頭から信じていたら

センターに対して不信感が募ってしまうところでした…危ない危ない

ちなみに精子凍結料金も凍結胚と同じ

1年目2万円、2年目3万円、3年目5万円という料金設定で上限3年です。

前回採卵の際に凍結精子を一部使っていますが

果たしてこの凍結精子くんがあと何匹いるのかわからず

とりあえず泌尿器科での数値も改善してきたので、

次回凍結料の支払いと新精子凍結のためにセンターへ行くことになりました。

それまではせっせとホルモン治療を続けてもらいます。

いえ、このホルモン治療はある程度数が改善するまでしばらく続くはずですが

 

しかし凍結胚も上限3年と期限があるし

実際1年が瞬く間に経過していっています。

今ある貴重な1個を移植するべきか…またモヤモヤしてきました。

夫に相談すると「また唐突にそういうことを言い出す(計画性がない)」と呆られ

とにかく次の精子がきちんと凍結できたら、次のステップを考えよう

凍結できれば精子がいるはずだし、今度はきちんど説明聞いてくるから。と

(我々の通っているセンターの培養士さんはきちんと説明してくれるので。

医師のほうは聞いてもよくわからないことばっかり言うけど)

とりあえず夫の精子次第となりました。

もともとそういう予定だったんですが、

実際に数を数えてしまうと急に心配になってしまうんですよね。

年齢も今年36歳になるし

とりあえず次回採卵までに少し痩せておこうと思います。

麻酔の効きにも影響あるかもしれないし…

うまくいって移植となったらデブは少し心配だし…

ホルモン治療の副作用

ホルモン治療の副作用で分かったことがあります。

それは「服用中」ではなく「服用後」

つまり、薬を一旦お休みしている間に夫のイライラがMAXになるということ

夫の場合は女性ホルモンが少し多めなので抑える目的で服用

と、いうことは…やめれば抑えられていたホルモンがどっと出る

ということは…

やめている期間はとんでもなくヒステリックになります。

もう血を見るんじゃないかというほどの激しいケンカが2日に1回…

いや、最近はもっとかも?

(手は出ません。念のため 笑)

暴言がひどくなるので本当に何度か

コノヤロー離婚してやるぞテメー!

と思ったりします。。。

いや、ホルモンて顕著ですよね…こんなに影響するなんて

でも、生理前の私ですらこんなにイライラしてないのに

もうさすがに何十回も生理を経験してきた我々は

実はホルモンコントロールのプロなのかも

なんてことを夫を見ながら学習したりします。

しかしひどい…

3回目くらいのホルモン治療の時にそれが判明したので

「来週から服用をやめるよ」と、事前申告義務ができました。

申告したところで毎日顔を合わせるため、結局ケンカは避けられませんが

早いとこ精子をせっせと凍結してもらって、

ホルモン治療から卒業してもらわねば身が持たない

思わぬ弊害にこちらもイライラしてしまいます

LH(黄体化ホルモン)とFSH(卵巣刺激ホルモン)

 ホルモン治療を始めて一週間もしないうちに

精子の検査を行いました。

まだ飲み始めて1週間なのに、数値が改善していてびっくり

 

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1段目のLHは黄体化ホルモン

2段目のFSHは卵巣刺激ホルモンだそうで

これらが低いと、精子を作る機能も低いんだそうです。

女性にはお馴染みのこのホルモン名称ですが

男性にもあるんだ。いやー生物ってすごいですね。

H29.2の検査とGW後の検査はほぼ変わらず。

それがホルモン治療後目に見えて改善しています。やったー!

具体的に言うと、

LH(黄体化ホルモン)は精巣の中にある男性ホルモンを作る細胞を刺激

②FSH(卵巣刺激ホルモン)は精巣自体を刺激

するんだそうです。

3段目のテストステロンは男性ホルモンのことで、

これに関してはもともと正常圏内でした。

2月に検査した時よりも明らかに数値が下がっていたけど、

ホルモン治療後は劇的に改善しており

先生から「10代並みですよ!」と笑いながら言われたそうで

一体何が10代並みなのか??謎です

元気度合なのか、性欲なのか…どちらもか(笑)

とにかく、数値が改善しているのでホルモン治療は継続することに

 

これの検査をしたのが5月中旬

6月下旬にもう一度夫が泌尿器科を受診し検査してみると

先生が顕微鏡で目視したところ動かないのが2匹だけ。

夫にも確認のため顕微鏡を見せていたところ

夫が見ている上部を1匹何かが走り抜けて行ったそうで

「今いました!!走って逃げました!!」と先生に報告

今回の検査は一部抽出しての目視検査だったので

この状態でいるのであれば(夫の見間違いじゃなければ)

分離器にかければ多少取れるかもしれないと。

しかし、もちろん数がまだまだなのでもう少し投薬治療は継続

せっせと薬を飲んでいる夫を見ながら、次の検査が楽しみです。

 

余談ですが、このホルモン治療については95%副作用がないという話でした。

しかし、夫はこのホルモン抑制薬を飲み始めて明らかに変化が…

すごく怒りっぽくなりました。

ひどい時には2日に1回ブチギレの大喧嘩が起こります。

相手してるこっちが疲れるくらい頻繁に

そして、美肌が自慢の夫ですが(単に皮膚が厚いだけです)

吹き出物が頻繁にできるようになりました。

しかも全然治らない…

まるで生理前の女子のようです。とても困ります。

情緒不安定になってるんでしょうか?(笑)

ホルモン治療スタート

 

2017年5月6日

術後の消毒と今後の方針説明のため夫が病院を受診

結局このまま精子を出す努力をしていこうということになり

精子を作るための様々な療法を試みることになりました。

まずはホルモン治療から

夫はもともと女性ホルモンが少し多めで

検査のたびにそれは指摘されていたのですが

特出して多いわけではないので、特に処置はされませんでした。

多いといっても常識の範囲内、という程度で

しかし少しの原因でも解明して挑むことが重要、となり

女性ホルモンを抑える薬を一定期間服用することに。

男性が女性になるために、毎日注射を打ちに行く…という類のものではありません(笑)

夫の場合はクロミッド錠を毎日半錠ずつ服用し、それを3週間続ける

その後1週間服用を止め、さらに3週間服用…

ということを受診しながら繰り返していくそうです。

その間に精液検査を行い経過を見て行くことに。

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ちなみにこの半錠の薬、薬剤師さんが裏で半分に砕いてるそうです

どうりで割れ目が「割りました!」という形なんですね

これ以上服用してしまうと女性ホルモン消えちゃうのかも?

薬剤師さんたちも大変だ…

砕いている姿を想像すると、心中お察しします。という気分になります(笑)

 

でもここで心配なのが

女性ホルモンで髪の毛に重要なんじゃなかったでしたっけ??

夫は額が少し気になってきているのですが

女性ホルモンを減らして頭髪に影響はないんでしょうか?

それが(本人も)心配でした。

それで健康な精子が取れるなら、ハゲがなんだ!と胸を張って言いますけど。

しかし先生からは特にそういった心配もなく

これを服用して抑えられるホルモンはわずからしいので

夫のようにやや多めの人には良いのだそうです。

95%の人に副作用が出ない方法なんだとか

ならいいけれども。本人も気にしてましたので(笑)

ちなみに余談ですが、私は20代の時に受けた検査で

女性ホルモン(別のホルモン?)が少し少ないと言われていました。

それでも生理はちゃんと来るし、

問題ないと言われたので特に気にしてませんでした。

友人なんかには「女ぽさが少し欠けてるんじゃない」と言われたりもしました。

(全く関係ないし!!!!多分)

なので初めて夫が検査した際女性ホルモンが多いと言われ

足りない人と少し多い人同士、合わせればプラマイゼロだね!

みたいなことを話していたんですが

やっぱり個人でフラットにしないとよくないんですね。当然だけど

私はそれ以降ホルモンについて指摘されたことはないので

多分正常値内か、多少少なくても許容内なんだと思います。

多分…

 

今回のGWは実家に帰っていました。

父に現在の治療の内容、夫の手術結果などを報告

その時はまだ細胞内の精子を探している段階だったので、

そこまでしか言ってませんが

父は当初特に何も言わず、ただ経過を聞いていただけでした。

しかし連休最後のほうに私と二人きりになった際

唐突に「子供がいることだけが幸せの姿じゃない」ということを話し出しました。

実際、ごく近しい親戚に子供がいない夫婦(70代)がいます。

どういった理由で子供がいないのか、

大人になった今でも正確な理由はわかりませんが

そこの夫婦のように、子供がいない生活もあるんだからと。

よくお世話になっている親戚だし、

自分たちも子供ができなければあの夫婦みたいな生活なんだろうな

と考えたこともあります。

その時は「まあ、とりあえずやれることは全て試したい」と話しました。

父としては特に戒めるとか、深い意味があって言ったんじゃないんだろうけど

それでも父には子供が3人(私たち)いるしなぁと思ったりしました。

親としては色々思うのかもしれません。

私たちも、どうしても欲しいんだ!!と血眼になっているわけではないし

なんとなく難しいんだろうなという薄々とした覚悟はあるわけです。

実際、夫の兄弟なんかから精子提供を受ける治療法も存在しますが

夫には他に男兄弟がいないし

そうなると夫の父(義父)になるわけですが

夫がそれだけは絶対に嫌だと言っています。

正直、万が一の時は…と私も考えてはいたんですが

義母の心中を想うと、とても提供して下さいとは言えないし。

夫が倫理的・生理的に無理だと思っていることを推進するわけにもいかないし

そこまでしなくても…(古い言い方ですが)ウチは分家だしねぇ、と(笑)

やっぱり不妊治療に終わりがないということを

父の立場からはよくわかるのかもしれません。

なんとなく私の話を聞いているだけだと思っていたのですが

父なりにきちんと考えてくれているんだなぁと

ちょっと別のことで父を見直しました。

 

そして!夫の治療費が今後半年間原則無料になるそうです。

詳しい理由はよくわからないのですが

(夫が色々言っていましたが、イマイチよくわからず)

多分高い手術費用払って取れなかったからアフターケアが無料なんじゃない?と

この後できることは薬の服用くらいですしね。

もちろん薬代は薬局で別途かかりますが

診察に関しては無料なんだそうです。これが普通なのか?

夫がその後受診するたびに精子カップをもらってくるので

我が家では部屋のあちこち精子カップが転がっています(笑)

精子の内容を検査するのであれば泌尿器科に持ち込み

その場合は時間をかけて隅々まで探してくれます。

凍結に出す場合は不妊治療センターへそのまま持ち込み

精子がいなければ「凍結不可でした」と、それで終了。

検査した精子は凍結にまわせないし

経過を見るなら泌尿器科でじっくり、なんでしょうが

何しろあれからまだ一度も検査にいってくれていないので

果たして抗ホルモン剤が効いているのか不明です

顕微鏡下精巣内精子採取術(MD-TESE)・結果

夫が受けた手術は専門用語で顕微鏡下精巣内精子採取術(MD-TESE)というそうです

その他病院によってはMicro-TESEと言ったり

要は睾丸に直接メスを入れて採取する方法なんですが

これに関しては先生から「専門用語でこんな言い方もします」

とサラッと説明があったそうです。

最近は勉強して不妊治療に挑む方が多いので

なるべくわかりやすく説明しよう、

と先生たちは専門用語を使わないそうですが

来院した方のほうから言われることも多いんだとか

私も夫も色々ネットで調べてるので聞いたことはありますが

医師からそんな専門用語言われたら怖くなっちゃうかも(笑)

なので先生方には今後も

あまりそういう略語等使わず説明してもらいたいものです。

夫の場合は部分麻酔で手術を行いました。

なので、培養士さんと意思疎通をしながら細胞を採取していったみたいです。

私だったらそんなのイヤだ…

全身麻酔をかけて、気づかないうちに終わっていて欲しいです。

全身麻酔だと、後々入院が必要なのかな?

でも今まさに自分の体にメスを入れられ、細胞を取られ

その内容を逐一報告されるという拷問

夫はエライかも、と思いました。。。

 

 

 

 

 

手術翌日、夫が消毒で来院

帰宅した夫は表情も暗く、やっぱり見つからなかったのか…と悟りました

じわじわと「子供を持つ」という道がないんだなぁと感じてきて

今まで「ダメかも」と思っていたことが

「事実」として明確になると、少なからずショックを受けました。

さてさて、正確な先生の判断は…?

と思いながら、実はどこかにまだ望みはないかと

必要であれば私にも説明してもらおうと、夫の言葉を待ちました。

しかし夫は「ちょっと待って」と無表情のまま自室へ籠り

どこかへ電話をしているようでした

しばらく話したのち

「なんだ~そういうことなんですね!!」と明るい声が…

???

さっきとは少し違い、笑顔で自室から出て来た夫

どうだった?と聞くと病院の説明では

今回採取した精子2匹はやっぱり凍結にまわせないこと

まだ細胞の中をチーム一丸となって探してるので、

どこかに精子がいるかもしれないこと

等々の説明だったようです。

精子が細胞から育つまでに10段階あって

(例えなのか、現実の段階かは不明)

夫の場合はそのどこかの過程で育たなくなっているらしいです。

そのどこの段階か、は今の医学ではわからず

まぁそれがわかれば不妊の原因が解明されることに繋がりますしね。

なので細胞のどこかに成長が止まった、

あるいは成長過程の精子がいる可能性もあるそうで

それを一生懸命探してくれているらしいです。

う~ん…果たしてそれで採取した精子は健康なのか?とやや疑問

成長過程の精子を搾取して育てることができるんでしょうか?

実際に説明を聞いていないのでわからないことだらけです。。。

やはり年齢を重ねるにつれて取れる精子の絶対数が少なくなっているので

もう少し不妊治療を始めるのが早ければ、まだ採れた精子があったかも

というのが数字を見ても明らかでした。

後の祭りですけどね。

先生の判断としては、精子が全くいないわけではないので

とにかく精子を作るところから始めましょう、と

ストレスのない生活が大事です。と念押しされたらしく

今までしてもらっていたマッサージが週4から週2に減りました。。。

私は肩こりがひどく、これが「めまい症」の一因にもなっているようなので

頭位めまい症が勃発して以降、夫に肩のマッサージをしてもらっていました。

素人ながら、だいぶラクになるので助かっていたのですが

夫にとってはこれがかなりのストレスだったらしいです。

(実際これで数え切れないほどケンカをしています)

だって肩こるんだもん。。。ううどうしよう

しかしこれが精子製造に一役買うのであれば、従いましょう。

夫はとっても嬉しそうでした。悔しい

 

ただこの結果を以て我々夫婦に厳しい現実が

全くのゼロであれば、我々の不妊治療はこれで終了していたと思います。

しかし全くのゼロではないこと

どの工程で成長が止まっているか不明なので、

あらゆる手段を試してみながら精子を作っていく過程を見ること

タマを開いてみてわかったのがこの2点でした。

現在凍結している精子は(数が不明ですが、複数あるらしいです)

貴重なので当分使わないと断言されたそうです。

それを最終的にキープしたまま、

現段階で精子の数を増やすためにできる限りのことをして

最終手段として取っておこう、と

卵子も年々状態は悪くなると思うんですけど…

その過程で、現在凍結してある胚を移植するのも良いのでは?と

正直凍結胚を今の段階で使うのは怖いです

もし今後夫の精子が回復しなかったら、

この凍結胚にかかるプレッシャーはすさまじいものがある。。。

しかし精子がもうできない!とわかった段階で使うのも怖い

ていうか、卵子どんどん年とっちゃう

年齢が高くなると流産の可能性も高くなるので、そっちのリスクもあります。

どうしようかな~

精子が作られる過程を見守るって文字にすれば簡単ですけど

恐らく長い時間かかるんですよね

その結果を待つぐらいなら、移植したほうがいいのかな?

ちなみに細胞さえ取れれば

それを顕微授精に使う方法もあるそうです。

北九州のセントマザーが有名ですね。

どうしても、の場合はそちらも検討しています。

しかし、そうなると通院が必要になるかもしれず

その場合は九州への引っ越しも必要になるかな?と

まだ検討の段階なのでどうなるかわかりませんが

最終的に望むのであれば、その可能性もあります。

私は九州出身なので全く抵抗ありませんけどね(笑)

夫の場合は細胞があることはわかっているので、それもアリかな?と

 

夫が何の質問をしたのかよく覚えていませんが

帰宅した際表情が暗かったのは、

その説明がよくわからなかったからみたいです。

帰宅してすぐ先生に電話して、説明をもう一度聞いて納得したので

晴れやかな表情に戻っていました。

こっちとしてはショックだったんだな~と思っていたので

紛らわしいからやめてもらいたい。

 

今回は術後すぐなので病院で消毒してもらいましたが

今後は自分で消毒が必要になります

連休に入ることもあり、大量の消毒グッズを持たされていました。

要は赤チンと呼ばれるあの液体ですね

あれと、傷口に塗るためのデカイ綿棒です

確か術後2日目の風呂上りから消毒生活が始まったと思います

私は傷口がどんなものか気になったので見せてもらいました

左側のタマ(今回手術をしたのは左なので)の下のほうに

2cmくらいの傷跡(もっと小さいかも?)があり、紺色の糸で塗ってあります。

手術直後なのでだいぶ腫れていました

その色やシワの具合で、なんとなくローストビーフを想像してしまい(笑)

だって似てるんですもん

貴重な経験なので、傷に赤チンを塗るところも見せてもらいました。

糸の付近をチョンチョンチョン…と塗っていくんですが

触るとやっぱり多少痛いみたいでした

もっと丁寧に塗った方が良いのでは、とも思いましたが

私がチョンチョンするわけにもいかず

というか、痛いので絶対綿棒渡してくれなかったと思います。

鏡見ながらすればいいのにな~と思いながら見ていました。

消毒が終わったらデッカイ絆創膏を貼っておしまい。

糸は体内に吸収される?自然に溶けるものなので抜糸は不要

絆創膏が意外と傷跡をガードしてくれるので日常生活に支障はなさそうです。

 

今後のことは、また一週間後の受診で徐々に決めていくらしく

その治療方法次第で移植するかどうか決めようと思います。