ついに採卵日(前半戦)
11/1(火) 採卵日当日
10:30までに行けばいいや、と思っていた私はギリギリまで寝ようとしていましたが、
「朝食は4時間くらい前まで」という注意書きを基に夫に叩き起こされました。
さすがに空腹ではまずいだろうと…
時間通りにいけば7:30頃までが朝食タイムなのですが、ぐずぐずしていたせいで8:00頃に食べました。
食パンにジャムを塗って。牛乳は飲めず虚しくお茶をすすり。。。
ちなみに水分は2時間前まで「しっかり摂取するよう」に指示があったのですが、10:00近くまで忘れていました。
おかげで10:00前にがぶがぶ飲んでしまい、ちょっと心配。
メイクは薄めに、とのことだったので日焼け止めだけ塗って。
でも一応眉だけは書きました(笑)
採卵日当日に(採卵後)今までの治療費を支払うことになっていたので、現金30万円を持参。
あまり大金を持ち歩いたことがないので、変なドキドキがありました。
採卵よりこっちのほうが心配だったかも
10:28頃いつものセンターに到着。受付でカルテを受け取り上階へ。
夫から託された精子入りカップを渡し、てっきり婦人科へ移動するよう言われるのかと思っていたのですが
採卵はその扉の向こうで行われるそうです。知らなかった。
スリッパに履き替え、自分の控室へと案内されます。
ベッドと掛け布団、そして何やらかけておく金属製のもの。ロッカー(鍵付き)
術衣に着替えてお待ちくださいと言われ、下着を全て脱いで術衣を着て待機。
携帯・スマホは使用不可と大きく書かれていました。
実は採卵まで1時間もあるんなら、音楽聞きながらゲームとか、
若しくは本なんか読んで時間つぶしておこうと思っていたのですが
ゲームはあえなく却下となりました。
術衣に着替えて待っていると、隣にも女性が入ってきたのがわかりました。
私の時と同じ説明をされています。
なぜならこの控室、完全な個室ではなく上のほうは壁がないので筒抜けです。
けっこう話し声全部聞こえるなーと思っていたら看護師さんが入ってきました。
「じゃあ点滴しますので。どちらの腕が良いですか?」
え?点滴?なぜ点滴?知らなかった!
実は人生で点滴をしたことがなく。
今までどんなに体調が悪くても点滴されるのが嫌で、ポカリいっぱい飲んだりゼリーを食べたりして避けていました。
まさかこんなところで人生初点滴を受けるとは…
2種類のお薬を入れるらしいです(点滴の事実に唖然として忘れた)一つは抗生物質だったかな?
人によっては蚊に刺されたように赤く膨らむことがありますと言われました。
でも点滴って…すごく長い時間するんですよね?
どちらの腕にと聞かれても、時間が読めない…
勇気を出して「ちなみに点滴は何時間くらいするんですか?」
「採卵が終わってお帰りになる直前までですので、4時間ほどです」
えええええーーーーーーーーーーーーーーーそんな長い間針を腕に刺しとくの?
恐怖以外の何物でもありません。一気に採卵が恐怖に変わった瞬間です。
ひきつりながら「じ…じゃあ左腕でお願いします」
と、針がずっと刺さったままという点で気づき「あのートイレに行きたいんですが」
10:00前の水分が膀胱を刺激(するような気が)します。
「直前までできませんか?採卵の時は膀胱ができるだけカラのほうが良いので。
直前にトイレ行くお時間ありますよ」と
えっ!針刺したままトイレするの?無理じゃない?どうやってするの?
と疑問がいっぱい。でも看護師さんはテキパキ進めるので流されるまま。
じゃあチクッとしますねーと点滴の針挿入
注射より痛くはないけど、やっぱり針は針。そこそこの痛みと腕に違和感。
そこから管が伸びてあの謎の金属に点滴が吊り下げられました。
こいつ…点滴用だったのか!!←今明らかになる謎
点滴の仕組みがどうなってるのか(怖くて自分の腕を見られなかったので)わかりませんが
針が一つでどこかにつなげる器具があり、2種類の点滴がそこから合流していました
始めはゆっくり入れていきますねーと看護師さんがポタッポタッを調節して去っていきました。
普通の人にはどうってことない作業なんでしょうが、私にとっては人生初体験。
刺された腕の部分が気になって仕方ありません。見れないけど。
すると隣の女性も点滴が始まるらしく、その肩は「右腕でお願いします」とすんなり答えていました
と、「ブラトップなんですが脱いだほうが良いですか?」と会話が始まり
「そうですね。意外と締めつけるので、気分が悪くなるかもしれません。脱いでおいてください」
と言われていました。
それ…麻酔のせい?募る恐怖
しばらく横になっていたら、前日の寝不足のせいでウトウトしだしました。(まだ麻酔は入っていません)
すると向かいの部屋に採卵を終えた女性が戻ってきた様子
「大丈夫ですか?もうちょっと奥座れる?」「あ、はい大丈夫です」と軽い会話
確かセミナーの時にも「採卵は麻酔をするので痛くない。人によってチクッと痛いだけ」
と聞いていたので、そんな普通に会話できるんだーとちょっと安心しました。
人によって動けない場合はストレッチャーで運ぶ場合がある、とも説明がありました、
この調子ならみんな支えられながら大丈夫かなーと思ったり
すると、少ししたら別の女性が採卵から戻ってきたようで
その方はどうやら2人の看護師さんに支えられているようでした。
大丈夫?歩ける?もう少し頑張ろうね、と言われていて…
恐怖復活。やだーやだよー怖いよー…
あれこれ考えていたらノック音がして「じゃあおトイレ行きましょうか」と立たされる。
こんな状態でトイレ?無理だよー!でもトイレ行きたいよー!蘇る10:00のガブ飲み水分たち
自分で点滴台押してくださいねーと無慈悲なことを言われ、どうしていいかわからず
針が刺さった腕は絶対に曲げられないので、右手で管を手繰りつつ台を押して行きました。
ああー針が刺さったまま動いてる。
想像したら気が遠くなりそうだったので、看護師さんの背中を凝視しながら歩きました。
トイレは2つ個室がありましたが、誰もいなかったので
ゆっくり台を押しながら(右手しか動かせないので)ゆっくりゆっくり動きました。
すると長かったのか看護師さんが、「大丈夫ですかー?もう出れますー?」と催促してきて焦りました。
もう一度さっきの控室に戻り、呼ばれるまで待機。
トイレから戻る時に気が付きましたが、私の控室は採卵室から一番近い部屋でした。
来る…とうとう採卵が来る。というかこの病院本当に事前説明が少ない!
点滴するならするって言ってくれればいいのに…心の準備が!!
34になって心の準備なしの出来事はなかなか堪えます。
でも麻酔するんだし、あっという間に終わっちゃうかなーとも思っていました。
しかし
本当の恐怖はこれから始まる…
激痛のHCG注射
10/30 23:30 最後の点鼻薬。やっとこの苦い点鼻薬ともサヨウナラ
次の日は仕事もあるし、私は注射が終わったら早く寝たかったので
お風呂にも入って準備万端
夜に弱い夫はお風呂に入ると寝てしまうから、とウトウトしながら頑張って起きていました。
時間通りに注射スタートと聞いてしまうと、
時間に遅れたらどうなるのか小心者の私達夫婦はいそいそと準備を始め
20分前には病院に着いてしまいました。
正面玄関のインターホンを押し、注射を受けに来ました。と告げると開く自動ドア
そのままナースステーションまで上がります。
診察券を渡し、時間になるまでそちらでお待ちくださいとナースステーション横にあるソファで待機
実はそこはカーテンで仕切られていたのですが、
まさに新生児たちが眠っているガラスを隔てた場所でした。
夜中なので静かな空間でスマホを触っていると、一人二人と赤ちゃんが泣き出します。
一人の赤ちゃんがグズり始めると一斉に始まる大合唱。
ああ~新生児の泣き声だなあと思って聞いていたのですが、なかなか泣き止まず。
この生まれたての赤ちゃんたちを看護師さんが静かにあやしているようでした。
こんな深夜に彼女たちはすごい。。。と思わざるを得ませんでした。
それくらい赤ちゃんの大合唱だったんです。
と、同時に最後の注射の前にここで待たされるのもストレスになりそうだな~とも思いました。
特に回数を重ねた不妊治療の場合、この状況はかなりツライものがあるんではないかと。
この辺は病院も配慮したほうが良いと思います。
これから我々も不妊治療が続くと思われますので、
いつかのタイミングで赤ちゃんの声が辛くなるんだろうな。と夫と話していました。
ようやく名前を呼ばれて時間通り注射スタート
が、痛み回避のためいつものように右腕を差し出すと
「今日は筋肉注射ですので肩が出るようにしてください」
えええええーーーーーーーーー筋肉注射??
人生初の筋肉注射…それ最初から言っといてよ!!!
心の準備ができてないよーーーーーーー!!
と(心で)叫んだのももちろん届かず、ブスッといかれました。
激痛です。痛いなんてもんじゃないです。ずっと痛いんです。
いででででででででと声を上げたいくらい痛かったです。
赤ちゃんが寝てることを考えると(ちょうど大合唱が収まった時だったので)声も出せず
こんなに痛い思いをするのが不妊治療か(ちょっと違う?)と初めて実感しました。
刺さった場所もすごく痛いのに「浸透するように1分くらいよく揉んでください」と言われ
こんな痛い場所…揉めません。と泣きたかったです。
注射嫌いな人には不妊治療なかなか酷です。今わかりました。
トレーナーを着て行ったせいで肩を出せず、服を脱ぐような形で注射を受けたので
激痛の肩を服に納めるのにとても苦労しました。動かないんだもの右腕
看護師さんは産婦人科の人だからか夜中だからか、かなりドライで
冷たい目で「大げさに痛がりやがって」というような眼差しがとても怖かったです。
センターの看護師さんなら「痛いですよね」のねぎらいの一言くらいあるのに!
そしてこの日から膣錠を使用。
錠剤は水に弱いので、必ず水気は拭き取ってくださいと言われたり、
なかなか心配していましたが結構スムーズに入りました。
この膣錠のせいか、翌日はオリモノがいつもより多かったです。
10/31 採卵日前日
色々考えた結果、やはり翌日は自転車で行くことにしました。
帰りにどうしてもフラフラするようであれば押して帰ればいいし。
歩いたら結構な距離があるので、自転車を諦められなかったんです。
簡易タンスの上に自転車の鍵を置いていたのですが、タンスを閉めた際何かが落ちる音がして
もしやと思って見てみると、自転車の鍵が消えていました。
明日使うのに!と慌てて探すが見つからず。
歩くのは絶対に嫌!!と執念で探した結果ようやく見つけました。
そしたら鍵を探すのに実は1時間もかかっており、気が付けばAM2:00
ヤバイ!でも明日はいつもよりゆっくりだからいいか~と
結局アレコレ準備をして、就寝したのが3:00頃でした。
この睡眠不足が恐ろしい出来事を招くとも知らず…
採卵日決定
10/28 注射7日目
人によってはもう注射終わってるのかもしれません。
昨日の失敗を繰り返さないよう右腕を差し出す。
この日も不思議と痛くなかったです。やはり看護師さんの技術説当たってるかも
翌日の診察は土曜日なのですが既に予約がいっぱいだったことを告げると
「明日は採卵日決定のために必ず受診しなきゃいけない日なので、
予約枠とは別にこちらで強制的に取ります。
ただ受付で何時に取るかを割り振りするので時間は選べません。
明日ネットで診察時間を確認してください」
と言われました。
実はもともと翌日は奈良に観光へ行く予定だったので、
できれば朝一番に終わらせてさっさと奈良に向かいたかったのですが…
どうしても用事がある場合は?と聞くと
「ネット上で予約取り消しをしていただいて9:00までに個別で予約を取り直してもらうか、
9:00以降に連絡の上当日予約扱いになります」
と言われました。
だから…朝一番にしたいんだって!
ネット上で予約って、明日はそもそも予約枠いっぱいって自分で言ってたじゃん!
話が平行線で全く進まないので、イライラして
じゃあ決められた時間より早くはできないってことですね!?と強めに聞いたら
そうですね!と強めに返されました。
絶対に受診していただかないといけないので仕方ないですね!と
あの看護師は私にケンカを売ってます(笑)
帰宅早々(19:00頃)ネットを確認すると、既に予約時間が表示されていました。
時間は11:00…もう奈良行けません。
採卵等始まるとしばらく自由がなくなるので、とかなり前から決めていた奈良行きだったのですが。
残念でなりません。本当に残念です。
この日もお腹の張りは徐々に増していき、胸もだいぶ張って痛かったです。
生理前のお腹の張りの痛みと生理前よりも痛い胸。
主に乳首が張りすぎて何をしても痛かった。
10/29 採卵日判定
少し遅い時間だったし、奈良行きのために夫も予定を空けていたので二人で受診。
まず卵の成長具合を確認。モニターで見ると19mm、18mmと表示されていました。
この日の先生は男性だったのですが、すごく丁寧に説明してくれたと思います。
診察を終えて夫と先生の説明を聞いた際、見たところ卵は9個確認できます。とのこと
今日の卵の成長具合から、採卵日は11/1と決定されました。
11/1…月初日なのでこの日も事前休暇申請は不可能のため、突発的なお休み作戦しかできません。
言い訳どうしよう。10/31の月曜休みよりはまだ良いかな?
採卵については培養士さんから詳細の説明があるとのことで、先生の診察は終わり。
その前に最後の注射と、血液検査(また!)をされました
この血液検査は一体何のためにするのかもう覚えてません。
また血採るの?ということしか覚えてないので…しかし毎日の注射が最後というのは良かった。
やっと注射生活からオサラバだー!
採血の腕と注射の腕は違うほうが良いのか聞きましたが、同じでも問題ナシとのこと。
右が痛くないということは立証済みなので、採血も右からしちゃおーと思ったのですが
どうやら私の右腕は血管の位置がわかりにくいみたいです。
看護師さんがペシペシしながら、いつもこの辺からしてますか?と腕の内側真ん中ではなく右側を示したので
そんなところ針刺したら痛そう!という恐怖心が勝り
いえ、いつもは左腕なんです。。。左に変えますね、とあっさり撃沈。
看護師さんがペシペシする所を見ていたら、やっぱり左腕の血管はすごくわかりやすかったです。
採血に向いてる腕があるなんて知らなかった…
この短期間に何度も血を抜かれた甲斐があったかも?
ちなみみ採血、ご多聞に漏れず痛かったです。
この日も注射は右腕を出したんですが、やや痛かった。
でも最後だ、ガマンガマンと耐えました。
培養士さんの説明のためカルテを持って上階へ。
その他夫婦が1組と、女性が2人待っていました。
ここで20分くらい待ったと思います。
みんな呼ばれてそれぞれ去っていき、最後の私たちが呼ばれて個室へ。
採卵までの注意事項と、点鼻薬を使う最後の日などの説明がありました。
採卵日は11/1の11:30から
10:30までには来院して、採卵までの準備をするとのこと。
点鼻薬を使用している時間を聞かれ、11:30頃と答えると
10/30(日)の23:30が点鼻薬使用最終時間になりました。
採卵に対して最後の卵を育てる注射を打つんですが、
こちらの病院の採卵日は平日午前中と決められているため、注射が深夜になること
(これはセミナーの際に説明がありました。大体夜の00:00~2:00頃に注射を打つそうです)
10/31(月)の0:30(10/30日曜の深夜24:30)と決まりました。
間違える人が多いのか、きちんと上記のような記載とカレンダーを用いて繰り返し説明がありました(笑)
最後の注射はHCG注射で、時間通りに打つので10分前には必ず来院すること
ちなみに深夜の注射になるため、敷地内の産婦人科での注射です。
採卵日当日は採卵時間の4時間前までに朝食を取り終えること、
消化のよい食パンやりんごジュースなど。と注意書きがあり、乳製品は厳禁だそうです。
(麻酔を使うので吐いたり?するそうです)
じゃあバター(マーガリン)も使えないですね?と夫が確認していました。
水分は2時間前までしっかり摂取すること、麻酔をするためメイクは控え目に。
マニキュアは取ること、コンタクトレンズも外してくること、
車・自転車の来院は控えてください。とも説明があり。
当日は自転車で行こうと思っていたので、えーダメなんだ~とガッカリ
ある程度麻酔が切れてから帰宅するけど、人によってはフラフラしている状態なので危ないそうです。
その他当日採卵室までの手順を説明されましたが、採卵するまでの準備室では
「ご主人・ご家族の入室は不可です」と太字で記してありました。
他の不妊治療されてる方のブログを見ると、夫が励ましてくれた。とかあったのに
この病院では認めてないみたいです。所変われば…というやつですかね。
採卵後は2~3時間安静にした後帰宅。
その際ナプキンを持参すること、スポーツドリンクなども必ず持参すること、など細かく規定がありました。
そして当日はフレッシュな精液を持参すること。
精液は3~4時間以内のものが必要なので、もし夫の出勤時間が早朝の場合は
一度センターへ精液を提出してから再度来院するか、センター内で採卵時間まで待つか。となるそうです。
採卵へ向けて夫には精液をきれいにするため抗生物質が、私には膣内洗浄のための膣錠が処方されました。
この膣錠、初めて使用するのでとっても不安で、培養士さんにしつこく質問しました。
タンポンみたいにして入れるんでしょうか?と聞くと
最近のタンポンはスムーズに入るようアプリケーターがついてるので、直接指で入れる膣錠とは少し違うそうです
指を清潔にした後人差し指の根本までしっかり押し込んで、それで奥まで入るので完了です。と
膣錠…これを2日も使うなんて。少し不安です。
採卵した後の孵化補助法や胚移植用培養液についても説明がありました。
受精がなかなかうまくいかない場合、
卵子の殻に当たる部分をつついて精子が受精しやすいようにするのが孵化補助法
受精卵を胚に戻す際ヒアルロン酸液を使うと着床しやすい
…という事例が紹介されているそうです。
ただ学術的に確立された方法ではないらしく、こちらを使用した際の着床率は50%ほど。
なので培養士さんも、これを使って効果が上がればみなさんにオススメするんですが、
現時点では「そういう例もあるという程度なので」と言っていました。
孵化補助法に関しては、培養士さんにお任せするということにして(+20,000円)
ヒアルロン酸は、できれば私は使用したかったのですが、
夫がしぶっていたので見送りとなりました(+10,000円?だったと思います)
ヒアルロン酸については「やれることは全てやっておきたい」と使用する人と
「何度か不妊治療をトライしても、なかなか着床しない人には一例として紹介する」
という程度のものだそうで、こちらも使う人は五分五分とのこと。
着床率アップの何かを誰かが発明してくれれば不妊治療が長引かなくて済むんでしょうにね…
結局この日は薬を受け取ってセンターを去るまでにかなり時間がかかり、
センターを出たのが13:00前でした
奈良行きは採卵後になりました。楽しみにしていたのに残念。
それよりお腹の張りがひどくて…採卵が終われば解放されるから、
それまで何事もガマンだなー
いててて。。。
採卵日決定までの日々
10/24 注射3日目
注射の痛みの恐怖から腕を変えてみることにしました。今日は右腕。
すると!右腕ちっとも痛くない!!
今まで10年近く味わってきたあの痛みは何だったんだ?
というくらい痛みがなかった!
もしや右腕には痛点がない?(それか看護師さんのウデ?)
注射生活で初めてすがすがしい気分で帰れました。
明日も右にしよう!
10/25 注射4日目
昨日の痛みゼロの嬉しさから、今日も右腕を差し出す。
が、昨日よりは痛かった。。。
早くも痛点に達したのか?残念
毎日注射を打つなんて経験滅多にできないので、色々挑戦してみよう。
と注射の恐怖から気を逸らす計画に出ました。
そして、この日からだんだんお腹が張ってくるような気がしました。
ちなみに生理はこの日で終わり。
10/26 注射5日目
この日は水曜だったため午前診のみ。これがすごく困ります。
おかげで架空の病院通いで午前休みを取り、午後から出勤。
つくづく休診をなくして欲しいと切に願いました。
今回の採卵が終わったとしても、不妊治療は恐らく今後も続くと思われるので
2回目3回目の採卵は必ずやってきます。
それを考えると職場への言い訳も苦しくなってきます。
東京とか都心だったら休診ない病院もあるんだろうな…
ああ地方ってツライ
前日の右腕でも痛い事件の勉強から、
バランスよく今日は左に打ってもらうようにしました。
ちなみに今日から注射の中身が変わりました。
薬品名はよく覚えてないんですが、
後から調べてみたら「HMG」というものに変わったようです。
薬が変わったのか、やはり看護師さんのウデによるものか
今日も思いっきり痛かったです。注射がトラウマになりそうな痛み回復。
午前休みだったのをいいことに、お気に入りのカフェでビスケットを買ってきました。
これを食べて午後から出勤。せめてこれくらいご褒美をください。
10/27 注射6日目
この日は卵の成長具合を確認するため診察を受けるよう言われていました。
本当は10/21の診察の時点で次回診察は決まっていたんですが
早速予約がいっぱいだったので当日枠での待機。
エコーに移った卵を先生が測っていくのも見えるんですが、大体15mmくらい
どのくらいになったら採卵できるんだろう??
今回の成長具合を踏まえて
この調子だと10/31(月)に採卵になるだろう、と言われました。
採卵日の決定は10/29(土)に改めて診察をしてそれ次第で決まります。と
困る!とても困る!
もともと採卵日は麻酔を使うため1日安静にしておくよう言われており
その日は理由をつけて休まざるを得ないのですが、
家の事情で、と説明の上あらかじめお休みをもらおうと思っていました。
でも私の仕事は月~金のため、土曜の結果次第では予め休暇を申請することもできない!
仮に月曜休みを申告したところで、採卵日が延びてしまったら水の泡。
当日は緊急の病気か何か言い訳を考えねば。。。
しかも月末日なのでやることいっぱい。
むしろ休めないので、突然休むしかない、と困り果てました。
で、注射は昨日で終わりかと思ったらまだ続くと言われ2度ビックリ
えええーまだあるの!?休みの心配に気を取られていたので衝撃でした。
採卵日が決まるまで打ち続けるんだそうです。
お腹が徐々に張ってきており、卵が育ってるんだなーと実感している日々。
ちなみにこの日の注射も左腕を差し出してしまいました。
注射継続のお知らせがショックだったようで、
痛みを避けるため右腕という思考が止まっていました。
ご多聞にもれず痛かったです。
毎回「揉まないでくださいね」の捨て台詞すら腹が立つほど痛いです。
土曜の診察まであと2回も打つのか…先は長い
注射の痛みは看護師さんのウデ次第?
10/23 注射2日目
この日は日曜日のためいつものセンターはお休み。
敷地内にある産婦人科へ受けに行きました。
9:00~12:00までの間に必ず受けに行くこと。どうしても時間外になる場合は連絡をください、と注意がありました。
と、いうことは意外と何時でも融通きかせてくれるのかな?
だって毎日打たなきゃいけないものですしね?
でも特に予定もなく、わざわざ時間をずらす理由もない私は11:00頃産婦人科へ。
センターと違って基本的にお休みなので電気もあまりついてなく、静かでした。
夜間受付(昼間だったけど)みたいなところのすぐ隣に個室があり、
注射を受ける人はそこでササッと終わるみたいです。
他の注射を受ける方には誰一人会いませんでした。
おかげで名前を言ってすぐ個室に入り、ブスッと射して終わり。
ブスッが今回も痛かった。。。というか、今までの皮下注射で一番痛かったかも。
看護師さんのウデ次第なんでしょうか?何もかも痛くてビクッとなりました。
痛いですよね~と淡々と言われ、痛いよーと言えないのが大人。悲しい
注射が終わり外に出ると、まさに数日前?生まれたばかりの赤ちゃんを抱いたお母さんが
病院の入り口で、お父さんに写真を撮ってもらっていました。
あ~新生児だ~。でも、何もこんな暗いところで写さなくても…
(病院の入り口は奥まった所にあるので暗い)
私はまだ不妊治療を始めたばかりなので特に気にしていませんでしたが、
何度も不妊治療を繰り返している人にとってはツライ光景なのではないかとふと思いました。
そう考えると…毎日(痛い)注射を打たないといけない上に
日によってはこんな光景を目の当たりにする確率も十分高くなる。
というか、ほぼ赤ちゃんに出逢います。
この日は写真撮影をしている夫婦と、
生まれたばかりの赤ちゃんに会いに来たであろうおじいちゃんとおばあちゃんが、
帰り支度をしながら赤ちゃんについて話をしていました。
センターも少し配慮してほしいところです。
実は私の姉も渡米する前に不妊治療で何度かこちらの病院に通っていたらしいんですが、
当時はまだ治療専門のセンターが別館にできる前で
同じ産婦人科で妊婦さんと一緒に待たなきゃいけないのが精神的にツラかったと言っていました。
それに比べたらだいぶ改善されたのかな。
まあ、不妊治療を受診する患者さんが圧倒的に増えたせいだと思いますが。
センターを設けるなら、せめてセンター内に産婦人科につながるインターホンなどを整備して
合図があったら看護師さんが注射を抱えてやってくる、というシステムでも良いのでは
それか、センターを無休にすれば良いと思う。
土日休みの人ばかりじゃないんだし、
心理的・時間的負担をもうちょっと減らしてくれればなーと、この日初めて思いました。
ところで生理2日目から使っている点鼻薬ですが、
私は点鼻薬を使うのが初めてだったので最初はタイミングが合わず2回失敗しました。
12時間毎という規定が難しいので、朝晩11:30頃と決めて薬を使っていました。
基本的にお休みの日はずっと寝ているので、
7時なんか設定してしまった日には時間が気になって寝てられないと思ったからです。
夜も朝(昼)も絶対起きてる時間だし、仕事しててもお昼前なら自由に出入りできるし
我ながら良い時間設定だったと思います(笑)
みなさんはちゃんと8時とかにしてるんだろうな~
でも点鼻薬のあのニガイ味が喉の奥から口へやってくるのはずっと慣れませんでした。
あれで排卵が止まるのも不思議ですね。
今日の注射がすごく痛かったので、毎日打っていたら痛点が高くなり(こんな表現あるのか?)
毎日毎日どんどん痛くなるのでは?と不安になりました。
右利きなので左腕にずっと打ってもらってましたが、
このままだと穴だらけになるかも。。。と募ってゆく不安。
やっぱり看護師さんのウデでは?
インフルエンザの注射もいつも下手な人に当たってしまうのでは?
明日はうまい人でありますように!!
長い注射の日々
10/22生理3日目、注射初日。土曜日だったので午前中のみ診察day。
朝イチも多いし診察終了間際は当日受診で多いので、なるべく早めに行こう
と、思っていたらカラオケのおかげで11:00頃起床。
起きれてよかった…寝たのが朝8時だったので目覚ましをかけていたんですが、
どうやら消して寝てしまったみたいです。
一日でも注射受け損なったら。。。どうなるんでしょう
いきなり計画が無になるのは嫌なので、時計を見てしばらく心臓バクバクが止まりませんでした。
前日に「すべての注射代や診察代は採卵日にまとめて支払うシステム」
と説明を受けてたので、診察券と前日の診療代残金のみ持って来院。
注射だけだと予約なしでさくさく終わるのでのんびり構えてました。
それでも番号が呼ばれるまで10分、中待合で呼ばれるまで20分はかかりました。
看護師さんから「今日からお注射ですね。お薬はフォリルモンです。間違いないか確認してください」
と薬品の名前を確認させられました。
はい、と一応答えてみたものの、何を注射するかなんてわからないし。
言った言葉と薬名は合ってたけど、果たしてそれが本当に打つべき注射なのか
患者サイドにはわからないのに。と思いました。
私は金融機関に勤めているのですが、金融商品を買う際、
お客さんが「そんな難しいこと言われてもわからないよ!」と言ってるけど
金融庁に決められた説明しないと買えないんです。
聞いて頂くだけで良いので、少しだけお時間ください。
と言っているのと同じシステムかーと、どこの世界も説明義務(?)って本来の意図から外れつつある。などなど考えてしまいました。
で、いざ注射。
私はただ注射をプイッと打って帰るだけと思っていたんですが、この注射が痛かった…
皮下注射なんです。事前に調べておけばよかった!そしたら覚悟して行ったのに!
インフルエンザの注射を一応毎年打つんですが、あれも皮下注射なんですよね。
あれが毎年と言っていいほどうまく薬が入らないんです。
薬をチュッと入れると、皮膚がプクッとなる(らしい)んです。脂肪のせい?
しかも皮下注射って痛い!
多分注射がそんなに苦手じゃない人にとってはチクッとするな。くらいの痛みだと思うんですが、
皮下注射って射す時も痛いし薬品が入る時が一番痛い(と思う)んです。泣けます。
皮下注射ですからねーとアルコールで拭かれながら言われ、エッとなったのも後の祭り。
痛い…痛いー!!と心で叫んでいました。
一応いい大人なので(顔は正反対に背けますけど)平静を装っているんですが
痛い瞬間はどうしても目を見開いてしまいます。痛すぎます。
終わった後シールを貼りながら、
「じゃあ今日はこれで終わりでーす。皮下注射なので揉んだらだめですよ。このままゆっくり浸透させてくださいね」で終了。
まだ暑かったから半袖だったので、腕を曲げられないまま帰り支度。
それでもなんとか昨日の残金3,000円強を支払い病院を後にしました。
これがあと何日続くの?毎日こんな注射打つの?
と既に心が折れそうになりました。
毎日病院に通う、という手間もあるんですが、注射の痛みが恐怖です。
終わってしまえばラクなんですが、注射嫌いには心の負担が大きいです。
すくすく卵が育って、早く採卵して解放されたい。。。
唐突に治療スケジュール決定
9/17から私が実家に帰っている間、夫も連休に併せて有休を取り自分の実家に帰省していました。
実家で少しゴロゴロしたついでに精子凍結へと向かったそうです。
そしたらいきなり精子くんがいて、見事凍結成功とのこと。
凍結に行くことも知らされていなかった私はあまりにも簡単に成功して拍子抜けしました。
本人は実家に帰ってリラックスしたからだ♪と鼻息荒くして言っています。
それじゃまるで私がストレスを与えているようじゃないの…否定しないけど。
ちなみに我が家では諸事情ありまして、夫が炊事担当です。
家事から解放されたので心からゆっくりできたのかもしれません。
やはりたくさんの妻たちが容器を持って訪れる中、
男性一人で待つのはなかなか勇気がいったそうです。
うん、よく頑張ったね!
おかげで10月の生理周期に併せての不妊治療スタートが決まりました。
精子くんが現れなければスタートにも立てなかったので、これで本当に始まります。
そこで問題になってくるのが私の読めない生理周期。
相変わらず9月も生理が始まったのが9/17と帰省初日。
どんなに不妊治療スタートを9月にねじ込んだところで、診察ができなかったので無理でした。
延ばしてよかった。
前回受診した際排卵が読めないと先生に申告したところ
「最悪の場合生理2日目までは内診できますから」と言われていたので、
生理が来そうだな~という時か本当に最終手段で生理2日目に行こうと思いました。
と、10/20の21時頃思いがけず生理到来。
こんな時間じゃ病院やってないよ!トホホ
結局生理2日目に受診することになりました。
10/21排卵の確認。生理中の内診なんて初めてだったので先生に申し訳ない気でいっぱいでした。
生理中にごめんなさいね、と先生が一言断って内診してくださり
内診後先生が「じゃあちょっと拭いてあげて」←男性医師だった。。。
と看護師さんに指示し、はーいと軽い感じで拭いてくれたり
すみません、とつい口に出てしまうんですが「いいのよー」みたいにサラッと言われて変な罪悪感がなくなりました。
この日の男性医師はすごく優しくて、丁寧に説明もしてくれるし良い先生でした。
卵がキレイに排出されてましたので、どうします?もう今期から治療始めますか?
お願いします。と頭を下げると、じゃあ頑張りましょうね!と優しく言われ
ああー前回の流れ作業女医とは全く違うじゃないの先生に差ありすぎ。
排卵を確認すればその日で終わり、と思っていた私。
甘かった。その後謎の血液検査勃発。
よく覚えてないんですが、確か「採卵時麻酔をするので、貧血がないかを確認する程度」
と言われた気がします。
まさかまた血を抜かれるとは思っていなかったので驚き。
採血する前に今後毎日注射を打って卵を育てることなど軽く看護師さんから説明がありました。
そしてその日から排卵を抑える「ナファレリール点鼻薬0.2%」を12時間おきに使用するよう指示あり。
その他も何か色々待たされて、何かあらゆる説明を受けた気がします。
内診と、今後の不妊治療についての説明くらいかと思っていたため、そんなにお金を持ってきておらず。
会計で名前を呼ばれた時には20時半頃。(予約なし受診のため、診察スタートが19時頃。おそっ)
金額を見てビックリ。15,000円ほど。
夫から1万円だけ預かってきていたのと私の所持金が3,000円ほど。
足りない。とても足りない。
カードが使えるか確認すると「現金かデビットカードのみ」とのこと。
デビットの使えるカードも持ってないし、絶対絶命…!
明日から注射始まるので、残りは明日で良いですか?と所持金全部で支払おうとしたところ
「今日はお薬も出てまして、そちらも1万円ほどしますが…
こちらのお薬は必ず今日から使っていただかないといけないものですので…」
と非常に言いにくそうに言われた。
薬局はカード使えるそうなので、とりあえず何かのために1,000円だけ残してその日は12,000円を支払いました。
不妊治療って本当にお金がかかるのね。
薬局に辿り着いてさっさと薬をもらって帰ろうと思ったら
こちらの薬局初めてですのでカルテを~とどこでもある謎のやり取り。
こういうのあるから併設薬局にはあまり行きたくないんです。
自宅近くの薬局で済めばいいのに。
でもこういった高度医療薬品は専門病院そばでしか手に入らないのも事実。
なんだかうまくできている。
薬局では他に1人しか待ってなかったはずなのに、
まずカルテを作ってるのかやっと名前を呼ばれたのが21時近く。
点鼻薬は8,000円ほどでした。高い。
先生のSTOP合図があるまでは絶対に続けてください、という言葉と
点鼻薬の使い方・12時間毎を口酸っぱく言われてようやく帰宅。
帰宅したのは21:15頃…
夫が今か今かと帰宅を待っていて、から揚げの準備をしてくれていました。
帰る直前に揚がるようにしたかったのに、連絡くれればよかったのに!
と妻のような文句を言われました。
夫のから揚げはとっても美味しかったです。
明日からの注射がんばろう。
そしてこれから始まる不妊治療に向けて、
しばらく行けないであろう1人カラオケに食後すぐ繰り出したのでした。
私の数少ないストレス発散方法、1人オールカラオケ
朝6時まで8時間歌いっぱなし。
しばらく歌いおさめ。
夫にもっと味わって食べてと言われながら食事をかきこんで、
一人いそいそとカラオケへと出かけて行ったのでした