無精子症夫と挑む不妊治療~妻記~

無精子症であることが発覚した夫と私の不妊治療記録です。ほぼ私の記録です

移植日決定から当日まで1週間という期間のカラクリ

2018/6/25 やっと生理がきました

前回処方された「血栓ができる恐れのある」薬を飲んでいるにも関わらず、

結局今回の生理も前回から数えて41日目でした

あの薬本当に効果あるの?今回も延期とかないよね?

先生は「生理が来てから10日頃に受診するよう」と言っていましたが

先生によっては「2週間くらいで」という人もいたりして

どうせ私は排卵が遅いので、14日くらいがベストかな?とも思っていたけど

一応薬を処方されて飲んでいた上での今回の生理なので

排卵がもしかしたら早く来るのかも?と心配になり

色々考えた結果、予約を7/6(金)に入れました

7/9に入れてもよかったのですが、そうするとさすがに生理15日目で

排卵されているかもしれないと考えると7/7がギリギリかな?と思い。。。

結局12日目に当たるこの日に予約確定

これで卵が育っていなければいつも通りの排卵サイクルで良いだろうし

薬のおかげで早いのなら翌日とかがベストと言われるかもしれないし

 

7/6 移植前受診日・卵のサイズ確認

実は前日の7/5からオリモノの量が少し増えていて

さすがに薬を飲むと違うな!そうか、あれは排卵を早くさせる薬だったのか

と自分で独り言ちていました

そうですよね、血が溜まるサイクルには個人差があるので

生理開始日まではさすがに薬で操作できないけど

ホルモンを投与して遅らせたりすることができるのはホルモンの作用ですから

排卵の時期を調整できるってことなんですよね?(未確認・自己判断)

これはベストのタイミングでは?とエコーをしてみましたが

卵のサイズは6.7mm

全然ダメじゃん!

先生が言うには内膜の厚みは良い頃かもうちょっと、という具合らしく

恐らく7/9診察でベストな状態だろう、とのこと

「計算でいけば今日もう予定が立つかな?と思ってたんですけど

できればもうちょっと育てたいので7/9決定になると思います」と

その計算で行くと移植日が7/14(土)か7/16(祝・月)になりそうだと言われ

この言葉に本気で喜びました

だって7/14~16は世間でいう3連休!

職場に嘘ついて休まなくて済む!!!

本当にこれには嬉しくて帰宅して小躍りしたほどです

どうやらセンターの方針としては日曜以外はその人のベストな周期に合わせる

という鉄則があるらしく、先生も看護師さんに

「16日できるんだよね?」と確認していましたが、

祝日だけど移植可能だそうです。でかした!(←?)

先生に土曜でもできるんですね?祝日だけど移植できるんですね?

としつこく確認し、とりあえずもう少し卵を育てることで終了

お会計は3000円強くらい

あー嬉しい!もうさすがに職場にどういう嘘をつくか困ってたから

ルンルンした気分でこの日は帰宅

 

7/9 移植前の受診日

もう大きくなってるだろう、と先生も私も思っていたこの日

やっぱり卵が育たない!!エコーみた瞬間先生も私も「う~ん…」と一言

卵のサイズが(多分)20mm前後ないと排卵できないと思うのですが

17.6mmの数字。内膜は8.1mmでした

診察室に移ると先生が

「う~ん、今日行けると思ったんですけど」と頭を抱えていました

結局もう1日だけ延ばして明日まで様子を見ることに

やっぱりせめて18mmはないと移植の日程が確実に組めないらしいです

内膜の厚みは十分だったのに、やはり卵が育たない…

ガッカリしたのと同時に、もっとガッカリしたのが移植日

「こうなると、移植日も延びます」と無慈悲な一言

もし7/10診察してその日に移植日決定となると、移植日は7/17

連休明け…一番休みを取りづらい日じゃないの!

しかし卵が育たないんだから仕方ない

卵に栄養(ホルモン?)を届けられない私が悪いんだ…しくしく

ものすごーくガッカリしていたら先生が

「もちろん移植日は薬を使って延ばすこともできます」と一言

できれば16日にしてもらいたい…不妊治療を隠して仕事をする身のツライ所

この日もお会計3000円強を支払って帰宅

前回帰宅する時の浮かれた気分はどこへやら

どうして卵育たないんだろう?遠い昔にホルモン値を調べたことがあって

その際女性ホルモンの1つである〇〇ホルモンが平均値より低いね

と婦人科の先生に言われたことがあるけど

一体何のホルモンだったか全く覚えていない。それのせいなの?

帰宅して夫に移植日延期の話と卵が全然大きくならないと話して

翌日再受診と言われたけど「たった1日で卵が3ミリも大きくなるわけない」

とグチグチ言っていました

と、同時に夫からは「偏食が原因じゃない?」と痛い一言。グサリ

それよりも怖いのは、前回みたいに卵が全然育ってないうちに

小さくなっていくのでは?ということでした

この17mmがピークで「小さくなりましたね」の診察結果が一番イヤだ

果たしてたった1日でどれだけ卵は育つのか?

 

7/10 3度目の正直。

エコーをみて、先生がサイズを測って私の方がとってもビックリ

卵のサイズが22.8mm、内膜の厚みが9.3mmでした

たった1日で5ミリも大きくなるの??

私の体どうなってんの?(笑)

診察室に入ると、この日はいつものO医師ではなく

その次に好きな女医さんでしたが、先生も

「たった1日でずいぶん大きくなりましたね」と言っていました

これで移植日が決定。先生がカレンダーを見ながら計算している間も

どうせ7/17なんでしょ。あーあ。。。と思っていました

薬は最初ルトラールと記載していたようでしたが

すぐに前回のカルテを確認し「ごめんなさい、ルトラールダメでしたね

違うお薬に変えますね。今回は飲み薬1つと別途中に入れる錠剤が出ます

また飲み始める日は後で培養士から説明しますね」

前回坐薬でとっても苦労したので、坐薬は膣にも入れられると聞いたので

今回お尻ではなく膣に入れるよう処方して欲しいのですがとお願い

すると「あ、あのお薬はもうなくなりました。今回は膣錠です」

マジ?やった!これでオナラの苦労や

パンツを汚し続ける生活から解放される!とほくそ笑みました

その後移植日について先生が

「じゃあ移植は7/16ですね。祝日ですが病院はやっていますので」

まさに両耳元で天使がファンファーレを鳴らした姿が浮かびました

てっきり1週間後にしか移植日は設けられないと思っていたので

16日なんですね?祝日ですね?と先生に確認すると

先生、もう1度薬の日数とカレンダーを数え始め

「あ、ごめんなさい。1日間違ってました。7/17ですね」

両サイドにいた天使が墜落していきました…

カルテに1度「移植7/16」と書いた文字を訂正ハンコ押して再度大きな文字で

「移植7/17」と記入しなおし、この後採血があります、という説明へ…

もうガッカリ。心底ガッカリ。あの両サイドの天使を返して欲しい

その後すぐ培養士さんからの移植の説明があり、

筋肉注射と採血の説明もされました。この説明何度目だろう

移植自体は2回目だというのに、なんだか10回くらいは聞いた気分

(実際は4回?です)

今回も孵化補助法とヒアルロン酸をお願いし

処方された薬は12日から飲むこと、膣錠も12日の夜から使うよう指示がありました

何か確認しておきたいことはありますか?と言われ

正直手順や薬のタイミングなんかは質問するまでもなかったのですが

移植日についてズラすことができるのかをもう一度確認

どうしても16日にしてもらいたいけど、それが可能かどうか?

すると培養士さん「う~ん…できなくはないんですが、この状態だと

17日がやっぱりベストなんです。もちろん調整はできます

でも、自然の周期で言えば着床しやすい日がこの日なので17日で決められてます」

そうか…仕方ない

「早めることはできないけど、遅らせることならできる。ということですか?」

と聞くと、

「この後注射で打つホルモン剤のお薬があるんですが、

それを打った1.5日後に排卵されるんですね。

そして排卵された5日目が移植に最適な日となっているので、どうしても

今日注射を打って…ということを計算すると

17日の午後がベストなタイミングなんです」と説明がありました

知らなかった!あの筋肉注射にはそんな意味があったのね

しかも排卵後5日目が着床しやすいだなんて、今まで誰も教えてくれなかったし!

と、いうことは今日の午前中受診して筋肉注射を打っていれば

ギリギリ16日に間に合ったのでは?とも聞きましたが

その時の卵の大きさや移植の空き状況次第ですが、とも言われました

でも基本的に私の通うセンターは移植は午後と決まっているようで

例えこの日の午前中に受診していても難しかったかもしれません

というか、午前中休んで受診するくらいなら移植を17日にしたほうがラクです(笑)

とりあえず移植日を決めるカラクリがわかってよかった

その後は採血と筋肉注射

依然採血を無駄に2回も刺されたことがあったので、採血針を刺した後の

看護師さんの息遣いで失敗か成功かものすごく敏感になってしまいました

今回の看護師さんは「あれ?」というような小さな言葉を発したので

まさかの採血失敗アゲイン!と思いましたが無事採れたみたいです。一安心

その後は恐怖の筋肉注射

私は採血は左腕の真ん中が一番採りやすいということを前回教えてもらったので

(健康診断だったか、センターでの度重なる採血かは忘れました)

基本血は左、そして筋肉注射は痛すぎるので揉みやすいよう

そして利き腕だと気になっちゃうのでこちらも左腕と決めています

そうすると採血した後すぐの筋肉注射ってちょっと難しい

採血後5分ほど揉まずにギュッと強く抑えてくださいと言われるものの

筋肉注射の時は腕を緊張させずに力を抜かなきゃいけないから

結局採血の止血?はうまくいかないわけです

その後筋肉注射の所はよく揉んで浸透させてと言われるけど

まずは採血の圧迫が先だろう、となるので忙しい

と、アレコレ考えていたらブッスー!とやっぱり痛い筋肉注射

どうしても痛くて顔が「く~…」という感じになります。

あれを真顔で打てる人いないはずです

全てが終わり、帰り支度をしようとしたら看護師さんが

「ホルモン値の値によっては移植日が延期される可能性があるので

2日くらいは携帯の着信気にしておいてくださいね」と一言

え、今までは翌日のお昼までに電話なければ移植確定だったのに?

最近移植の人増えてるのかな?

ホルモン値のせいで延期を経験した私にとってはちょっと怖い通達でした

ドキドキを2日目まで保持しないといけないの?ヤダな…

この日のお会計は注射もあったので10,500円くらい

その後薬局で薬の説明

膣錠について「先生から使い方の説明あったと思いますが」

と言われたけど、方法については全く説明受けていません

てっきり採卵前とかに出された指で入れるタイプの膣錠と同じかと思ったら

タンポンのようなアプリケーターに薬をセットし、

なるべく奥のほうまで薬が届くように。というちょっと特殊な方法でした

実物のアプリケーターなどを持ち出して使い方の説明をされましたが

タンポンみたいに使えば大丈夫かな?と思ったくらい

でもけっこう長さがあるのでどのくらいまで差し込むのか聞いてみると

「かなり奥まで入れたほうが効果があるので、3分の2くらい…

いや、もっとかな?を膣の内部まで入れます。まあ個人差がありますけどね

難しそうに見えますけど、皆さん大体うまいこと使ってるみたいですし

そんな心配されなくても大丈夫ですよ」と

未知の世界ですが、タンポンをもう少し奥まで入れると思えばいいか

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薬代は4,500円くらいでした

ホルモン値次第ではこの15,000円も全てパァになる。ちょっと怖い

 

結局12日までに電話はなかったので、17日の移植で確定しました

7/9受診日に一応心配だったので確認してみたのですが

実は7/7に健康診断を受けて。その時子宮がん検診も受けました

さすがに子宮内部の一部を取って、と言う検査ではなく

多分中を何かで拭うというような検査だと思うのですが

これが移植に影響するのでは?とちょっと心配でした

でも先生には一言「全く問題ありません」と言われ一安心

それのせいで着床しなかった、とかなると後悔してもしきれないし

そして薬についてですが、私の通うセンターは結構薬がちょくちょく変わります

今回処方された膣錠の説明書をよく読んでみると

「子宮内膜に作用して受精卵の着床を助け、妊娠を維持します」と記載があり

これ移植前にする意味があるのか?移植後に必要なのでは?と思ったら

夫から「移植前に内膜の状態を最適にする必要があるんじゃないの?」と言われ納得

1度移植が失敗に終わった人に処方される…

というワケではないと思います。先生自身が「あの薬はなくなりました」と言っていたし

人によって分けているのではなく、病院として扱う薬の方針が変わったんだと思います

今は薬の効果を信じ、あとは無事移植日まで体調を整えるだけです